Google ウェブマスター向け公式ブログ

CNAME レコードを使用したドメインの確認が可能になりました

13 years 3ヶ月 ago
ウェブマスター ツール や Google Apps などの Google のサービスを使用する際には、使用者がサイトまたはドメインを所有していることを確認する必要があります。その確認方法のひとつに DNS TXT レコード (英語) を作成してドメインの所有を証明する方法があります。今回この方法に加えて、DNS CNAME レコード(英語) を使用してドメインの所有を確認できるようになりました。これは、所有するドメインで DNS TXT レコードを作成できないユーザー向けの、新しいドメインの確認方法です。
例えば、example.com というドメインを所有している場合、以下の手順で DNS CNAME レコードを作成してドメインの所有を確認することができます。

  1. ウェブマスター ツール または サイト確認のホーム ページ で、ドメイン example.com をアカウントに追加します。




  2. [ドメイン名プロバイダ] による確認を選択し、DNS レコードを管理しているドメイン名プロバイダを選択します。プロバイダが一覧にない場合は [その他] を選択します。



  3. CNAME レコードの設定についての説明、または [CNAME レコードを追加] へのリンクが表示されます (前の手順で何を選択したかにより変化します)。指示に従い、ドメインの DNS 設定に、指定された CNAME を追加します。


  4. [確認] ボタンをクリックします。

[確認] ボタンをクリックすると Google が CNAME レコードを確認し、問題がなければユーザーを確認済みのドメイン所有者として追加します。この方法を使用すれば、ドメイン上に存在するすべてのウェブサイトの所有者として自動的に認められます。例えば、example.com の所有者であることが確認された場合、www.example.com や、blog.example.com などのサブドメインの所有者としても認められます。

DNS レコードの変更が反映されるまでに時間がかかることがあります。レコードがすぐに見つからない場合はその後も定期的に確認をおこない、レコードが検出された時点でドメインの所有者であることを確定します。ドメインの所有状態を確認済みのままで維持するには、確認が成功した後もレコードを削除しないでください。また、ドメイン名プロバイダによって CNAME レコードの追加方法、記入の仕方が異なる場合があります。詳細は各プロバイダへお問い合わせください。

ご利用中のドメイン名プロバイダで DNS 設定にアクセスできない場合は、HTML ファイルメタ タグGoogle Analytics タグ など、別の方法も従来と同じようにご利用いただけます。

この記事に関するコメントやご意見・ご感想は、ウェブマスター ヘルプフォーラム までお寄せください。


CNAME レコードを使用したドメインの確認が可能になりました

13 years 3ヶ月 ago
ウェブマスター ツール や Google Apps などの Google のサービスを使用する際には、使用者がサイトまたはドメインを所有していることを確認する必要があります。その確認方法のひとつに DNS TXT レコード (英語) を作成してドメインの所有を証明する方法があります。今回この方法に加えて、DNS CNAME レコード(英語) を使用してドメインの所有を確認できるようになりました。これは、所有するドメインで DNS TXT レコードを作成できないユーザー向けの、新しいドメインの確認方法です。
例えば、example.com というドメインを所有している場合、以下の手順で DNS CNAME レコードを作成してドメインの所有を確認することができます。

  1. ウェブマスター ツール または サイト確認のホーム ページ で、ドメイン example.com をアカウントに追加します。




  2. [ドメイン名プロバイダ] による確認を選択し、DNS レコードを管理しているドメイン名プロバイダを選択します。プロバイダが一覧にない場合は [その他] を選択します。



  3. CNAME レコードの設定についての説明、または [CNAME レコードを追加] へのリンクが表示されます (前の手順で何を選択したかにより変化します)。指示に従い、ドメインの DNS 設定に、指定された CNAME を追加します。


  4. [確認] ボタンをクリックします。

[確認] ボタンをクリックすると Google が CNAME レコードを確認し、問題がなければユーザーを確認済みのドメイン所有者として追加します。この方法を使用すれば、ドメイン上に存在するすべてのウェブサイトの所有者として自動的に認められます。例えば、example.com の所有者であることが確認された場合、www.example.com や、blog.example.com などのサブドメインの所有者としても認められます。

DNS レコードの変更が反映されるまでに時間がかかることがあります。レコードがすぐに見つからない場合はその後も定期的に確認をおこない、レコードが検出された時点でドメインの所有者であることを確定します。ドメインの所有状態を確認済みのままで維持するには、確認が成功した後もレコードを削除しないでください。また、ドメイン名プロバイダによって CNAME レコードの追加方法、記入の仕方が異なる場合があります。詳細は各プロバイダへお問い合わせください。

ご利用中のドメイン名プロバイダで DNS 設定にアクセスできない場合は、HTML ファイルメタ タグGoogle Analytics タグ など、別の方法も従来と同じようにご利用いただけます。

この記事に関するコメントやご意見・ご感想は、ウェブマスター ヘルプフォーラム までお寄せください。


構造化データ ダッシュボードを導入しました

13 years 3ヶ月 ago
構造化データは、ウェブの生態系においてますます重要な要素になっています。Google は構造化データをさまざまな形で利用しており、その中の 1 つである リッチ スニペット では、特定のタイプのコンテンツを目立たせて検索結果に表示させることができます。ウェブサイトをこれに対応させるには、業界標準のフォーマットとスキーマを使ってコンテンツをマークアップします。

Google がウェブサイトについて把握している構造化データを、より見やすい形でウェブマスターのみなさまにご確認いただけるようにするため、ウェブマスター ツール に新しい機能「構造化データ ダッシュボード」を導入しました。構造化データ ダッシュボードには、「サイト レベル」「アイテム タイプ レベル」「ページ レベル」の 3 つのビューがあります。


サイト レベルのビュー
構造化データ ダッシュボードは、ウェブマスター ツールの「最適化」からアクセスします。最初のビューでは、全構造化データの値が集約されています。ルート アイテム タイプとは、同一ページ上にある属性の異なるアイテム タイプのことです。例えば下記サイトの場合、Book に関する schema.org のアノテーション(”http://schema.org/Book”)が約 2 百万存在しています。



アイテム タイプ レベルのビュー
各アイテム タイプについて、ページ単位の詳細情報を表示します。


Google は、サイトおよびアイテム タイプごとに一定の数のページを解析し、格納しています。これらは、クロールされた時間順 (降順) で格納されています。また、構造化データ マークアップもすべて格納されています。一部の アイテム タイプ については、下の例のように項目が追加で表示されます。例えば「Name」は、schema.org の Product の場合に表示されます。


デフォルトでは、一番最近に追加された構造化データをチェックしやすいような順序でソートされています。


ページ レベルのビュー
最後は、特定のページ上にある各アイテム タイプの属性すべてがわかる詳細ページをご紹介します。該当ページの リッチ スニペット テスト ツール へのリンクもあります。


構造化データ ダッシュボードの活用法はいろいろ考えられます。例えば、Google が新しいマークアップを認識していることを確認することも可能です。また、サイトのリニューアルやデザイン変更の際にアイテム数を確認することで、マークアップのちょっとしたミスを発見することに利用できますので、ぜひご活用ください。

この記事に関するコメントやご意見・ご感想は、ウェブマスター ヘルプフォーラム までお寄せください。


構造化データ ダッシュボードを導入しました

13 years 3ヶ月 ago
構造化データは、ウェブの生態系においてますます重要な要素になっています。Google は構造化データをさまざまな形で利用しており、その中の 1 つである リッチ スニペット では、特定のタイプのコンテンツを目立たせて検索結果に表示させることができます。ウェブサイトをこれに対応させるには、業界標準のフォーマットとスキーマを使ってコンテンツをマークアップします。

Google がウェブサイトについて把握している構造化データを、より見やすい形でウェブマスターのみなさまにご確認いただけるようにするため、ウェブマスター ツール に新しい機能「構造化データ ダッシュボード」を導入しました。構造化データ ダッシュボードには、「サイト レベル」「アイテム タイプ レベル」「ページ レベル」の 3 つのビューがあります。


サイト レベルのビュー
構造化データ ダッシュボードは、ウェブマスター ツールの「最適化」からアクセスします。最初のビューでは、全構造化データの値が集約されています。ルート アイテム タイプとは、同一ページ上にある属性の異なるアイテム タイプのことです。例えば下記サイトの場合、Book に関する schema.org のアノテーション(”http://schema.org/Book”)が約 2 百万存在しています。



アイテム タイプ レベルのビュー
各アイテム タイプについて、ページ単位の詳細情報を表示します。


Google は、サイトおよびアイテム タイプごとに一定の数のページを解析し、格納しています。これらは、クロールされた時間順 (降順) で格納されています。また、構造化データ マークアップもすべて格納されています。一部の アイテム タイプ については、下の例のように項目が追加で表示されます。例えば「Name」は、schema.org の Product の場合に表示されます。


デフォルトでは、一番最近に追加された構造化データをチェックしやすいような順序でソートされています。


ページ レベルのビュー
最後は、特定のページ上にある各アイテム タイプの属性すべてがわかる詳細ページをご紹介します。該当ページの リッチ スニペット テスト ツール へのリンクもあります。


構造化データ ダッシュボードの活用法はいろいろ考えられます。例えば、Google が新しいマークアップを認識していることを確認することも可能です。また、サイトのリニューアルやデザイン変更の際にアイテム数を確認することで、マークアップのちょっとしたミスを発見することに利用できますので、ぜひご活用ください。

この記事に関するコメントやご意見・ご感想は、ウェブマスター ヘルプフォーラム までお寄せください。


著者ごとのクリック数と表示回数

13 years 4ヶ月 ago
検索結果内にコンテンツの著者情報として、Google+ のプロフィール情報の一部を表示する機能が 日本でも 6 月からお使い頂けるようになりました。この機能により、検索ユーザーは、一目でコンテンツの著者が誰か、名前や写真、連絡方法を確認できるようになりました。

著者の皆さんからは、他にどのような情報を表示させたいかについても、たくさんのフィードバックを頂きました。そこで、Google では ウェブマスター ツール に「著者の統計情報」を導入し、コンテンツがどのくらいの頻度で Google 検索結果ページに表示されているかを確認できるようにしました。メールアドレスによる認証 または簡単な リンク によってご自身のコンテンツと Google プロフィールとを関連付けていれば、ウェブマスター ツールにて、Google 検索結果ページにおけるご自身のコンテンツの表示回数とクリック数を確認することができます。例として、Matt Cutts のコンテンツの場合を見てみましょう。


ご自身の情報を確認するには、google.com/webmasters へアクセスし、Google+ プロフィールで使用しているものと同じユーザー名でログインします。左側のパネルの「Labs」の下に、「著者の統計情報」が表示されています。

コンテンツを作成されている方で、著者情報についてもっと詳しく知りたいという方は、ヘルプセンター の記事をご覧ください。

この記事に関するコメントやご意見・ご感想は、ウェブマスター ヘルプフォーラム までお寄せください。

著者ごとのクリック数と表示回数

13 years 4ヶ月 ago
検索結果内にコンテンツの著者情報として、Google+ のプロフィール情報の一部を表示する機能が 日本でも 6 月からお使い頂けるようになりました。この機能により、検索ユーザーは、一目でコンテンツの著者が誰か、名前や写真、連絡方法を確認できるようになりました。

著者の皆さんからは、他にどのような情報を表示させたいかについても、たくさんのフィードバックを頂きました。そこで、Google では ウェブマスター ツール に「著者の統計情報」を導入し、コンテンツがどのくらいの頻度で Google 検索結果ページに表示されているかを確認できるようにしました。メールアドレスによる認証 または簡単な リンク によってご自身のコンテンツと Google プロフィールとを関連付けていれば、ウェブマスター ツールにて、Google 検索結果ページにおけるご自身のコンテンツの表示回数とクリック数を確認することができます。例として、Matt Cutts のコンテンツの場合を見てみましょう。


ご自身の情報を確認するには、google.com/webmasters へアクセスし、Google+ プロフィールで使用しているものと同じユーザー名でログインします。左側のパネルの「Labs」の下に、「著者の統計情報」が表示されています。

コンテンツを作成されている方で、著者情報についてもっと詳しく知りたいという方は、ヘルプセンター の記事をご覧ください。

この記事に関するコメントやご意見・ご感想は、ウェブマスター ヘルプフォーラム までお寄せください。

サイトへのリンクに関する新たなメッセージについて

13 years 4ヶ月 ago
サイトオーナーの方々の多くが、Google 検索におけるご自身のサイトの状況を確認するのに ウェブマスター ツール を利用しています。先週 Google は外部からの不自然なリンクを持つサイトに対してウェブマスター ツール上に新たなメッセージを送り始めました。そこで今回、この新しいメッセージについてご説明したいと思います。

これまで送っていたリンクメッセージについて
​あるサイトへの不自然なリンクを発見した場合、Google の対応方法は一つではありません。ひどいケースであれば、Google はサイト全体を信用できないと判断して対処をおこなうこともあります。例えば、広範に行われているリンク操作行為に、長期間にわたり参加していたと考えられるような場合です。Google は、以前からこのようなサイトに対してはメッセージを送信していました。このメッセージが届いたサイトオーナーの方には、これらのスパムリンクまたは低品質なリンクを可能な限り取り除き、サイ​​トの 再審査リクエストを送信する ことをおすすめしています。

なお、リンク操作のために、登録型ディレクトリやブログ ネットワークを利用していた場合、そうしたサイトの中にはリンクの削除を依頼しても対応してくれない場合がまれにあることも認識しています。もしそうしたサイトからリンクの削除に対して費用を請求された場合、再審査リクエストの中で詳細に Google にご報告ください。報告方法についてはウェブマスター ヘルプ フォーラムの「Google 社員によるウェブマスターの豆知識: 再審査リクエストにまつわる誤解 Part 2」をご参照ください。また、そのようなリンクスパム行為を行なっている悪質なサイトをご存知でしたら、ぜひ スパムレポート でご報告ください。

新たに送信を開始したリンクメッセージ
不自然なリンクの中には、上記のようなケースほど悪質ではないものもあります。そのような場合には、サイト全体のランキングを下げるのではなく、リンクネットワークの一部として作成されたスパムリンクや人為的なリンクなど特定のリンクのみ信用しないという対策を行う場合もあります。新しいメッセージは、こうしたケースを送信対象としています。また、行われた対策が、サイト全体に対してではなく特定の不自然なリンクに対してのみ適用されたことを明確に伝える内容となっています。なお、このメッセージはウェブマスター ツールのメッセージ センターに表示されますが、他の重要なメッセージにあるような黄色い感嘆符をつけていません。これは、これまで他のガイドライン違反の際に送ってきた "Google はサイト全体を信用できないものとして認識している"というメッセージほどは深刻ではないことを表しています。

この新しいリンクメッセージはどのくらい重要ですか?
それでも、この新しいメッセージには注意を払うことをおすすめします。基本的に、Google があなたのサイトへのいくつかのリンクを信用しなくなったことを意味しているからです。この対策は、特に問題のないサイトに向けてスパムリンクや人為的なリンクが張られている場合によく取られます(ウィジェットを使ったリンク操作、ブログやゲストブックを利用したリンクスパム、有料リンク、過度の相互リンク、その他のリンクスパム等)。サイトの全体的なランキングに大きな影響はないかもしれませんが、同時にそのサイトは、いくつかのキーワードの検索結果上で良い結果を期待できなくなるかもしれません。そのため、このメッセージを単なるアドバイスとして無視することはおすすめできません。

だからといって、このメッセージを受け取ってもあわてる必要はありません。今回のメッセージは、「バイアグラ 購入」のようなアンカーテキストのリンクを勝手に張られてしまったサイトなどにも送られているからです。

それでは、どのようなケースに対してこの新しいメッセージをお送りしているか、いくつかのケースをご紹介しましょう。以下のケースは、実際にこの新しいメッセージが届いたサイトのオーナーから私(訳注: Matt Cutts)に問い合わせがあったケースとなります。そうした問い合わせに対して私がどのように回答したかここでご案内することで、メッセージの意図をより具体的にご理解いただければと思います。

ケース 1 : ウィジェットを使ったリンク操作
最初の例は、ウィジェットからのリンクについてです。ウィジェットからのリンク以外の部分ではウェブマスター向けガイドラインに準拠しているサイトオーナーの方から、今回のメッセージについて問い合わせがありました。そのメールへの私の返信をご紹介しましょう(なお、サイトの特定につながる詳細は伏せてあります)。
「お問い合わせをいただきあなたのサイトの状況を調べましたが、Google の対応は間違ってはいないようです。例えば Page1 と Page2 を見てみてください。これらのページは、あなたが配布している Widget1 を掲載しています。しかしこの Widget1 からは、キーワードを色々詰め込んだリンクがあなたのサイトに張られています。Anchortext1 や Anchortext2 がその例です。

キーワード「widgetbait matt cutts」で検索してみてください。私が何故 SEO を強く意識したキーワードをウィジェットからのリンクに仕込むことをすすめていないか、という話を色々ご確認できることと思います。例えばこちらの記事をご覧ください。
http://www.stonetemple.com/articles/interview-matt-cutts-061608.shtml
今回お送りしたメッセージがお伝えしているのは、あなたのウィジェットからのリンクは効果がないだけでなく、そこで使われているアンカーテキストでの検索に対して、あなたのサイトが上位に表示されることを妨げているであろうということです。」
ケース 2 : 有料リンク
次のケースは、サイトへのリンクの中に有料リンクが存在していたため、新しいリンクメッセージを受け取ったケースです。メッセージを受け取り問合わせてきた A 社に、次のようなメールを返信しました。
「私は A 社がこのメッセージを無視することをおすすめしません。例えば、こちらのスパムブログの記事をご覧ください。このようなスパムサイトからのリンクが A 社に向けて張られているのを見ると、A 社のリンク構築手法に疑問を感じます(ウィジェットを使ったリンク操作も沢山あるようです)。このようなリンクは A 社を助けることはありません。そこで、どのように、何故このようなリンク構築を始めたのかを調査してみるといいのではないでしょうか。」
もう一つ、リンク構築を行なっていた SEO 業者とのメールのケースをご紹介します。その業者は PageRank をわたす有料リンクのみで構成される登録型のディレクトリからリンクを得るという手法を用いていたため、Google はそのようなリンクを信用しないことを伝えました。

有料リンクの最後のケースです。以下が私の書いたメールになります。
「B 社にこのメッセージが送られたのは、長い期間にわたって PageRank に影響のある有料リンクを購入してきたためです。特にこのケースでは、お金を払ってたくさんの低品質なページを作らせ、そこから SEO を意識したアンカーテキストを持つリンク(PageRank をわたすもの)を張る行為が見られました。そうしたリンク操作を行った結果得られたのは、Google がそのサイトへの多くのリンクを信用しなくなった、ということだけです。例えばこの Page3 や Page4 を見てみてください。もっとたくさんの例を挙げることもできますが、これだけでも何が問題なのか分かってもらえる事と思います。このケースで私がおすすめするのは、これらの有料記事をすべて削除し、再審査リクエストを送信することです。もしそうした対応をしない場合、Google がそれらのリンクを信用することはありません。」
ケース 3 : 風評操作(reputation management)
サイト自体はウェブマスター向けガイドラインに違反していないにも関わらず、そのサイトへのいくつかのリンクを Google が無視するケースもあります。例えば、風評操作のケースです。今回このようなケースに該当する 2 つのサイトから連絡がありました。一つは有名なニュースサイトで、もう一つは非営利団体のサイトでした。どちらのサイトにも、今回の新しいリンクメッセージが送信されています。一つ目のケースでは、風評操作会社がスパムリンクを使用してニュースサイト上の肯定的な記事の掲載順位を上げようとしていました。Google はニュースサイトへのこれらのリンクを無視するようにしました。二つ目のケースでは、その団体と関係のない第三者が有料広告ネットワーク上のテキストリンクを買うことによって、人名の検索結果を操作しようとし、それに団体のサイトが巻き込まれた形となっていました。一つ目のケースと同様に、それらの特定のリンクを無視するようにしましたので、非営利団体のサイトが対応する必要は全くありませんでした。

新しいリンクメッセージを受け取った場合はどうすればいいですか?
Google は最近、ウェブマスター ツール上の 「サイトへのリンク」に、日付順にソートされたリンク一覧をダウンロードする機能 を公開しました。今回ご紹介した新しいリンクメッセージを受け取った場合には、このリンク一覧を利用し、日付の新しいリンクからチェックしていくとよいでしょう。あなたの会社の誰かが ウィジェットを使ったリンク操作、有料リンク、またはひどいリンクスパムを行っていることを発見した場合、そのリンクを取り除き、再審査リクエストを送信することをおすすめします。また Google では、サイトオーナーの方がこれらのメッセージを受け取った際に対処しやすくするために、問題点を絞り込む手助けとなるよう、より具体的な例示をするための方法を検討しています。

さらに少し背景をお話しますと、今回、約 20,000 弱のドメインにメッセージをお送りしました。これは、通常 1 ヶ月でお送りするメッセージの 10 ​​分の 1 程度の数です。今回 Google は、外部からのリンクの一部が信用を失ったすべてのサイトについて、過去に遡って送っています。今後は、現在のペースで計算しますと平均で 1 日約 10 サイトにお送りするようになるでしょう。

まとめ
このブログ記事が、今回送信を始めたメッセージの意味合いについてご理解いただくのに少しでもお役に立てればと思います。このメッセージを受信したからといって、あわてる必要はありませんが、完全に無視することもおすすめしません。このメッセージでお伝えしたいのは次のようなことです。”この問題は、サイト全体の信用には影響しませんが、サイトへのリンクの一部に対する信用には影響を与えます。結果として、いくつかの検索キーワードではあまり高くランクされないかもしれません。”

このメッセージが伝える問題点は限定的なものです。Google は、サイトに潜在的な問題があること(そして調査する価値があること)を、サイトオーナーの方を過度に心配させずにお知らせする方法を考えてきました。今回ご紹介したリンクメッセージはその新しい一歩であり、透明性を高めるとともに、サイトオーナーの方に外部から受けるリンクを調査した方がよいのではとお伝えするためのものです。

※現在この新しいリンクメッセージは、ウェブマスターツールの言語設定を日本語に設定している場合でも「Unnatural inbound links」という英語の件名・内容で届きます。日本語版のメッセージは準備中となりますのでいましばらくお待ちください。対応方法は、英語 / 日本語どちらのメッセージでも同じです。

サイトへのリンクに関する新たなメッセージについて

13 years 4ヶ月 ago
サイトオーナーの方々の多くが、Google 検索におけるご自身のサイトの状況を確認するのに ウェブマスター ツール を利用しています。先週 Google は外部からの不自然なリンクを持つサイトに対してウェブマスター ツール上に新たなメッセージを送り始めました。そこで今回、この新しいメッセージについてご説明したいと思います。

これまで送っていたリンクメッセージについて
​あるサイトへの不自然なリンクを発見した場合、Google の対応方法は一つではありません。ひどいケースであれば、Google はサイト全体を信用できないと判断して対処をおこなうこともあります。例えば、広範に行われているリンク操作行為に、長期間にわたり参加していたと考えられるような場合です。Google は、以前からこのようなサイトに対してはメッセージを送信していました。このメッセージが届いたサイトオーナーの方には、これらのスパムリンクまたは低品質なリンクを可能な限り取り除き、サイ​​トの 再審査リクエストを送信する ことをおすすめしています。

なお、リンク操作のために、登録型ディレクトリやブログ ネットワークを利用していた場合、そうしたサイトの中にはリンクの削除を依頼しても対応してくれない場合がまれにあることも認識しています。もしそうしたサイトからリンクの削除に対して費用を請求された場合、再審査リクエストの中で詳細に Google にご報告ください。報告方法についてはウェブマスター ヘルプ フォーラムの「Google 社員によるウェブマスターの豆知識: 再審査リクエストにまつわる誤解 Part 2」をご参照ください。また、そのようなリンクスパム行為を行なっている悪質なサイトをご存知でしたら、ぜひ スパムレポート でご報告ください。

新たに送信を開始したリンクメッセージ
不自然なリンクの中には、上記のようなケースほど悪質ではないものもあります。そのような場合には、サイト全体のランキングを下げるのではなく、リンクネットワークの一部として作成されたスパムリンクや人為的なリンクなど特定のリンクのみ信用しないという対策を行う場合もあります。新しいメッセージは、こうしたケースを送信対象としています。また、行われた対策が、サイト全体に対してではなく特定の不自然なリンクに対してのみ適用されたことを明確に伝える内容となっています。なお、このメッセージはウェブマスター ツールのメッセージ センターに表示されますが、他の重要なメッセージにあるような黄色い感嘆符をつけていません。これは、これまで他のガイドライン違反の際に送ってきた "Google はサイト全体を信用できないものとして認識している"というメッセージほどは深刻ではないことを表しています。

この新しいリンクメッセージはどのくらい重要ですか?
それでも、この新しいメッセージには注意を払うことをおすすめします。基本的に、Google があなたのサイトへのいくつかのリンクを信用しなくなったことを意味しているからです。この対策は、特に問題のないサイトに向けてスパムリンクや人為的なリンクが張られている場合によく取られます(ウィジェットを使ったリンク操作、ブログやゲストブックを利用したリンクスパム、有料リンク、過度の相互リンク、その他のリンクスパム等)。サイトの全体的なランキングに大きな影響はないかもしれませんが、同時にそのサイトは、いくつかのキーワードの検索結果上で良い結果を期待できなくなるかもしれません。そのため、このメッセージを単なるアドバイスとして無視することはおすすめできません。

だからといって、このメッセージを受け取ってもあわてる必要はありません。今回のメッセージは、「バイアグラ 購入」のようなアンカーテキストのリンクを勝手に張られてしまったサイトなどにも送られているからです。

それでは、どのようなケースに対してこの新しいメッセージをお送りしているか、いくつかのケースをご紹介しましょう。以下のケースは、実際にこの新しいメッセージが届いたサイトのオーナーから私(訳注: Matt Cutts)に問い合わせがあったケースとなります。そうした問い合わせに対して私がどのように回答したかここでご案内することで、メッセージの意図をより具体的にご理解いただければと思います。

ケース 1 : ウィジェットを使ったリンク操作
最初の例は、ウィジェットからのリンクについてです。ウィジェットからのリンク以外の部分ではウェブマスター向けガイドラインに準拠しているサイトオーナーの方から、今回のメッセージについて問い合わせがありました。そのメールへの私の返信をご紹介しましょう(なお、サイトの特定につながる詳細は伏せてあります)。
「お問い合わせをいただきあなたのサイトの状況を調べましたが、Google の対応は間違ってはいないようです。例えば Page1 と Page2 を見てみてください。これらのページは、あなたが配布している Widget1 を掲載しています。しかしこの Widget1 からは、キーワードを色々詰め込んだリンクがあなたのサイトに張られています。Anchortext1 や Anchortext2 がその例です。

キーワード「widgetbait matt cutts」で検索してみてください。私が何故 SEO を強く意識したキーワードをウィジェットからのリンクに仕込むことをすすめていないか、という話を色々ご確認できることと思います。例えばこちらの記事をご覧ください。
http://www.stonetemple.com/articles/interview-matt-cutts-061608.shtml
今回お送りしたメッセージがお伝えしているのは、あなたのウィジェットからのリンクは効果がないだけでなく、そこで使われているアンカーテキストでの検索に対して、あなたのサイトが上位に表示されることを妨げているであろうということです。」
ケース 2 : 有料リンク
次のケースは、サイトへのリンクの中に有料リンクが存在していたため、新しいリンクメッセージを受け取ったケースです。メッセージを受け取り問合わせてきた A 社に、次のようなメールを返信しました。
「私は A 社がこのメッセージを無視することをおすすめしません。例えば、こちらのスパムブログの記事をご覧ください。このようなスパムサイトからのリンクが A 社に向けて張られているのを見ると、A 社のリンク構築手法に疑問を感じます(ウィジェットを使ったリンク操作も沢山あるようです)。このようなリンクは A 社を助けることはありません。そこで、どのように、何故このようなリンク構築を始めたのかを調査してみるといいのではないでしょうか。」
もう一つ、リンク構築を行なっていた SEO 業者とのメールのケースをご紹介します。その業者は PageRank をわたす有料リンクのみで構成される登録型のディレクトリからリンクを得るという手法を用いていたため、Google はそのようなリンクを信用しないことを伝えました。

有料リンクの最後のケースです。以下が私の書いたメールになります。
「B 社にこのメッセージが送られたのは、長い期間にわたって PageRank に影響のある有料リンクを購入してきたためです。特にこのケースでは、お金を払ってたくさんの低品質なページを作らせ、そこから SEO を意識したアンカーテキストを持つリンク(PageRank をわたすもの)を張る行為が見られました。そうしたリンク操作を行った結果得られたのは、Google がそのサイトへの多くのリンクを信用しなくなった、ということだけです。例えばこの Page3 や Page4 を見てみてください。もっとたくさんの例を挙げることもできますが、これだけでも何が問題なのか分かってもらえる事と思います。このケースで私がおすすめするのは、これらの有料記事をすべて削除し、再審査リクエストを送信することです。もしそうした対応をしない場合、Google がそれらのリンクを信用することはありません。」
ケース 3 : 風評操作(reputation management)
サイト自体はウェブマスター向けガイドラインに違反していないにも関わらず、そのサイトへのいくつかのリンクを Google が無視するケースもあります。例えば、風評操作のケースです。今回このようなケースに該当する 2 つのサイトから連絡がありました。一つは有名なニュースサイトで、もう一つは非営利団体のサイトでした。どちらのサイトにも、今回の新しいリンクメッセージが送信されています。一つ目のケースでは、風評操作会社がスパムリンクを使用してニュースサイト上の肯定的な記事の掲載順位を上げようとしていました。Google はニュースサイトへのこれらのリンクを無視するようにしました。二つ目のケースでは、その団体と関係のない第三者が有料広告ネットワーク上のテキストリンクを買うことによって、人名の検索結果を操作しようとし、それに団体のサイトが巻き込まれた形となっていました。一つ目のケースと同様に、それらの特定のリンクを無視するようにしましたので、非営利団体のサイトが対応する必要は全くありませんでした。

新しいリンクメッセージを受け取った場合はどうすればいいですか?
Google は最近、ウェブマスター ツール上の 「サイトへのリンク」に、日付順にソートされたリンク一覧をダウンロードする機能 を公開しました。今回ご紹介した新しいリンクメッセージを受け取った場合には、このリンク一覧を利用し、日付の新しいリンクからチェックしていくとよいでしょう。あなたの会社の誰かが ウィジェットを使ったリンク操作、有料リンク、またはひどいリンクスパムを行っていることを発見した場合、そのリンクを取り除き、再審査リクエストを送信することをおすすめします。また Google では、サイトオーナーの方がこれらのメッセージを受け取った際に対処しやすくするために、問題点を絞り込む手助けとなるよう、より具体的な例示をするための方法を検討しています。

さらに少し背景をお話しますと、今回、約 20,000 弱のドメインにメッセージをお送りしました。これは、通常 1 ヶ月でお送りするメッセージの 10 ​​分の 1 程度の数です。今回 Google は、外部からのリンクの一部が信用を失ったすべてのサイトについて、過去に遡って送っています。今後は、現在のペースで計算しますと平均で 1 日約 10 サイトにお送りするようになるでしょう。

まとめ
このブログ記事が、今回送信を始めたメッセージの意味合いについてご理解いただくのに少しでもお役に立てればと思います。このメッセージを受信したからといって、あわてる必要はありませんが、完全に無視することもおすすめしません。このメッセージでお伝えしたいのは次のようなことです。”この問題は、サイト全体の信用には影響しませんが、サイトへのリンクの一部に対する信用には影響を与えます。結果として、いくつかの検索キーワードではあまり高くランクされないかもしれません。”

このメッセージが伝える問題点は限定的なものです。Google は、サイトに潜在的な問題があること(そして調査する価値があること)を、サイトオーナーの方を過度に心配させずにお知らせする方法を考えてきました。今回ご紹介したリンクメッセージはその新しい一歩であり、透明性を高めるとともに、サイトオーナーの方に外部から受けるリンクを調査した方がよいのではとお伝えするためのものです。

※現在この新しいリンクメッセージは、ウェブマスターツールの言語設定を日本語に設定している場合でも「Unnatural inbound links」という英語の件名・内容で届きます。日本語版のメッセージは準備中となりますのでいましばらくお待ちください。対応方法は、英語 / 日本語どちらのメッセージでも同じです。

ウェブマスター ツールの新機能: クロール エラー の通知

13 years 4ヶ月 ago
Google はこの度、クロール時にサイトの状態に何か問題を発見した際にウェブマスター ツールのメッセージ センターにアラートをお送りするクロール エラー の通知を開始いたしました。

皆さまのサイトには、Googlebot が定期的に(一定の間隔とは限りませんが)訪れています。そのため、サイトで接続の問題や HTTP エラー コード(例: 404 File Not Found、403 Forbidden、503 Service Unavailable 等)を返すページが急増したことを察知することができます。Googlebot がアクセスした際にタイムアウトやシステムエラーが発生しているということは、他の訪問者がサイトを訪れた時にも同様の問題に遭遇している可能性があります。

そこで、そのようなエラーを検知した場合、Google はウェブマスター ツールの メッセージ センター へのメッセージという形でアラートを送信し、検知結果をお知らせすることがあります。このメッセージが、あなたのサイトへの訪問者や、サイトの検索結果に影響しかねない潜在的な問題の解決に繋がれば幸いです。

こちらの ブログ記事 でウェブマスター ツールの クロール エラー の新機能についてお伝えしましたが、そこでも述べているように、クロール エラーはサイト エラーと URL エラーの 2 種類に分類されます。

サイト全体に影響する問題を知らせる、サイト エラー アラート
サイト エラーとは、サイトに接続不能となる状態のことを指し、特定のページの問題ではなくシステム的な問題のことを表します。サイト エラーを起こす問題には以下のようなものがあります:
  • DNS サーバーがダウン、または設定が誤っている。
  • ウェブサーバー自体にファイアウォールによるアクセス制限がかかっている。
  • ウェブサーバーが Googlebot からの接続を拒否している。
  • ウェブサーバーが過負荷またはダウンしている。
  • サイトの robots.txt にアクセスできない。
これらのエラーはサイト全体に影響するものであり、しっかりと運営されているサイトではほとんど発生しないものです(Googlebot がクロールする大半のサイトで、このようなエラーは起きていません)。Googlebot によってこれらのサイト エラーが相当数検出された場合、サイトの規模に関わらず、メッセージ センター へのメッセージという形でアラートをお送りします。

サイト エラー アラートの例

アラート メッセージには Googlebot がサイトをクロール中に遭遇したエラーの数、サイト全体のクロール エラー接続率、データをより詳細に検討するためのウェブマスター ツール ページへのリンク、および問題解決のための提案が列記されます。

これらのカテゴリの内の 1 つでエラー率が 100 パーセントとなる場合は、サイトがダウンしているか、何らかの設定が誤っている可能性があります。逆にこれらカテゴリのいずれかでエラー率が 100 パーセント未満の場合は、一時的な現象であることも考えられますが、サイトが過負荷になっているか構成が不適切である可能性も捨てきれません。問題を更に詳細に調査するか、フォーラムで質問をしてみてください。

全体のエラー率がかなり低くても、アラートをお送りする場合があります。Google の経験則として、しっかりと設定されたサイトでは、上記にあるようなタイプのエラーはほとんど発生しないはずだからです。

重要性の比較的低い問題に対する、URL エラー アラート
サイト エラーが相当数検出される場合、サイトの誤設定、過負荷、または単純にサービス停止などが疑われますが、URL エラー(非 200 HTTPコードを返す、またはソフト 404 エラーの場合に HTTP 200 コードを誤って返す)はしっかりと構成されたサイトでも発生し得ます。ページや外部リンクの数はサイトによって異なるため、小規模なサイトにおいて深刻な問題を示唆するエラー数は、大規模なサイトの基準からすると、完全に正常だということも考えられます。

そこで URL エラーに対しては、5 つのエラー カテゴリ(サーバーエラー、ソフト 404、アクセス拒否、見つかりませんでした、クロールを完了できませんでした)のいずれかでエラー数の急上昇が検出された場合にのみアラートをお送りしています。例えば、サイト内の 100 ページで定期的に 404 エラーが発生しており、そのエラー数の変動が少なければ、アラートは送られません。しかし、エラー数が 500 や 1,000 などに急上昇した場合にはアラートが送信される可能性があります。一点ご注意いただきたいのは、404 エラーそれ自体が必ずしも悪いのではなく、健全なウェブサイトにはごく自然な現象なのだという点です。(以前のブログ記事、404 はサイトに悪影響を与えますか?をご参照ください)。

エラー数急増は、サイトに何らかの変更があったためと考えられます。例えば、設定によってサイトの一部のパーミッションが変更された、最近バージョンアップしたスクリプトが定期的にクラッシュしている、誰かが誤ってディレクトリを丸ごと移動または消去してしまった、またはサイトの構成の変更によってサイト外からのリンクがリンク切れになってしまった、などの可能性が挙げられます。もちろん、エラー数の急増が一過性のものだったり、外部要因(存在しないページへリンクされた等)によるものだったりするかもしれませんので、問題が存在しないこともあり得ますが、異常な数のエラーが発生しているのを検知した場合は調査ができるようアラートを送信します。

URL エラー アラートの例

アラートには、急増したウェブ エラーのカテゴリ、問題が発生していると思われるページを確認できるウェブマスター ツールの適切なセクションへのリンク、問題解決への提案が列記されます。

メッセージを普段お使いのメールアドレスへ転送する
アラートを確認するためだけに ウェブマスター ツール をチェックするのは少々手間がかかると言えるでしょう。そんな時は メッセージの転送機能 をご利用ください。ご希望のメールアドレスにウェブマスター ツールのメッセージを転送します。

この新機能に関するコメントやご意見・ご感想は、ウェブマスター ヘルプフォーラム までお寄せください。

ウェブマスター ツールの新機能: クロール エラー の通知

13 years 4ヶ月 ago
Google はこの度、クロール時にサイトの状態に何か問題を発見した際にウェブマスター ツールのメッセージ センターにアラートをお送りするクロール エラー の通知を開始いたしました。

皆さまのサイトには、Googlebot が定期的に(一定の間隔とは限りませんが)訪れています。そのため、サイトで接続の問題や HTTP エラー コード(例: 404 File Not Found、403 Forbidden、503 Service Unavailable 等)を返すページが急増したことを察知することができます。Googlebot がアクセスした際にタイムアウトやシステムエラーが発生しているということは、他の訪問者がサイトを訪れた時にも同様の問題に遭遇している可能性があります。

そこで、そのようなエラーを検知した場合、Google はウェブマスター ツールの メッセージ センター へのメッセージという形でアラートを送信し、検知結果をお知らせすることがあります。このメッセージが、あなたのサイトへの訪問者や、サイトの検索結果に影響しかねない潜在的な問題の解決に繋がれば幸いです。

こちらの ブログ記事 でウェブマスター ツールの クロール エラー の新機能についてお伝えしましたが、そこでも述べているように、クロール エラーはサイト エラーと URL エラーの 2 種類に分類されます。

サイト全体に影響する問題を知らせる、サイト エラー アラート
サイト エラーとは、サイトに接続不能となる状態のことを指し、特定のページの問題ではなくシステム的な問題のことを表します。サイト エラーを起こす問題には以下のようなものがあります:
  • DNS サーバーがダウン、または設定が誤っている。
  • ウェブサーバー自体にファイアウォールによるアクセス制限がかかっている。
  • ウェブサーバーが Googlebot からの接続を拒否している。
  • ウェブサーバーが過負荷またはダウンしている。
  • サイトの robots.txt にアクセスできない。
これらのエラーはサイト全体に影響するものであり、しっかりと運営されているサイトではほとんど発生しないものです(Googlebot がクロールする大半のサイトで、このようなエラーは起きていません)。Googlebot によってこれらのサイト エラーが相当数検出された場合、サイトの規模に関わらず、メッセージ センター へのメッセージという形でアラートをお送りします。

サイト エラー アラートの例

アラート メッセージには Googlebot がサイトをクロール中に遭遇したエラーの数、サイト全体のクロール エラー接続率、データをより詳細に検討するためのウェブマスター ツール ページへのリンク、および問題解決のための提案が列記されます。

これらのカテゴリの内の 1 つでエラー率が 100 パーセントとなる場合は、サイトがダウンしているか、何らかの設定が誤っている可能性があります。逆にこれらカテゴリのいずれかでエラー率が 100 パーセント未満の場合は、一時的な現象であることも考えられますが、サイトが過負荷になっているか構成が不適切である可能性も捨てきれません。問題を更に詳細に調査するか、フォーラムで質問をしてみてください。

全体のエラー率がかなり低くても、アラートをお送りする場合があります。Google の経験則として、しっかりと設定されたサイトでは、上記にあるようなタイプのエラーはほとんど発生しないはずだからです。

重要性の比較的低い問題に対する、URL エラー アラート
サイト エラーが相当数検出される場合、サイトの誤設定、過負荷、または単純にサービス停止などが疑われますが、URL エラー(非 200 HTTPコードを返す、またはソフト 404 エラーの場合に HTTP 200 コードを誤って返す)はしっかりと構成されたサイトでも発生し得ます。ページや外部リンクの数はサイトによって異なるため、小規模なサイトにおいて深刻な問題を示唆するエラー数は、大規模なサイトの基準からすると、完全に正常だということも考えられます。

そこで URL エラーに対しては、5 つのエラー カテゴリ(サーバーエラー、ソフト 404、アクセス拒否、見つかりませんでした、クロールを完了できませんでした)のいずれかでエラー数の急上昇が検出された場合にのみアラートをお送りしています。例えば、サイト内の 100 ページで定期的に 404 エラーが発生しており、そのエラー数の変動が少なければ、アラートは送られません。しかし、エラー数が 500 や 1,000 などに急上昇した場合にはアラートが送信される可能性があります。一点ご注意いただきたいのは、404 エラーそれ自体が必ずしも悪いのではなく、健全なウェブサイトにはごく自然な現象なのだという点です。(以前のブログ記事、404 はサイトに悪影響を与えますか?をご参照ください)。

エラー数急増は、サイトに何らかの変更があったためと考えられます。例えば、設定によってサイトの一部のパーミッションが変更された、最近バージョンアップしたスクリプトが定期的にクラッシュしている、誰かが誤ってディレクトリを丸ごと移動または消去してしまった、またはサイトの構成の変更によってサイト外からのリンクがリンク切れになってしまった、などの可能性が挙げられます。もちろん、エラー数の急増が一過性のものだったり、外部要因(存在しないページへリンクされた等)によるものだったりするかもしれませんので、問題が存在しないこともあり得ますが、異常な数のエラーが発生しているのを検知した場合は調査ができるようアラートを送信します。

URL エラー アラートの例

アラートには、急増したウェブ エラーのカテゴリ、問題が発生していると思われるページを確認できるウェブマスター ツールの適切なセクションへのリンク、問題解決への提案が列記されます。

メッセージを普段お使いのメールアドレスへ転送する
アラートを確認するためだけに ウェブマスター ツール をチェックするのは少々手間がかかると言えるでしょう。そんな時は メッセージの転送機能 をご利用ください。ご希望のメールアドレスにウェブマスター ツールのメッセージを転送します。

この新機能に関するコメントやご意見・ご感想は、ウェブマスター ヘルプフォーラム までお寄せください。

Google 検索が、高品質なサイトをよりよく評価するようになりました

13 years 4ヶ月 ago
Google はこれまで 良質なサイトをユーザーに届けること に力を注いできました。その一環として、2011 年には、通称"Panda アップデート"と呼ばれる アルゴリズムの変更を 英語その他多くの言語 において実施しています。この"Panda アップデート"はこれまで日本語や韓国語など一部の言語では実施されていませんでしたが、本日 Google は、日本語、韓国語でも実施したことをお知らせします。

このアルゴリズムの変更では、低品質なサイトの掲載順位を下げ、同時に、良質なサイトの掲載順位をより適切に評価します。例えば、ユーザーにとってあまり価値のないサイト、利便性の低いサイト、他のサイトからのコピーで構成されているようなサイトの掲載順位は下がります。一方、独自の研究や報告、分析など、ユーザーにとって重要な情報を提供しているサイトの掲載順位はより適切に評価されるようになります。この変更は、日本語、韓国語ともに約 4% の検索結果に影響する見込みです。

このアルゴリズムの変更が多くの検索ユーザーにとって有益なものとなれば幸いです。

Google 検索が、高品質なサイトをよりよく評価するようになりました

13 years 4ヶ月 ago
Google はこれまで 良質なサイトをユーザーに届けること に力を注いできました。その一環として、2011 年には、通称"Panda アップデート"と呼ばれる アルゴリズムの変更を 英語その他多くの言語 において実施しています。この"Panda アップデート"はこれまで日本語や韓国語など一部の言語では実施されていませんでしたが、本日 Google は、日本語、韓国語でも実施したことをお知らせします。

このアルゴリズムの変更では、低品質なサイトの掲載順位を下げ、同時に、良質なサイトの掲載順位をより適切に評価します。例えば、ユーザーにとってあまり価値のないサイト、利便性の低いサイト、他のサイトからのコピーで構成されているようなサイトの掲載順位は下がります。一方、独自の研究や報告、分析など、ユーザーにとって重要な情報を提供しているサイトの掲載順位はより適切に評価されるようになります。この変更は、日本語、韓国語ともに約 4% の検索結果に影響する見込みです。

このアルゴリズムの変更が多くの検索ユーザーにとって有益なものとなれば幸いです。

HTML と CSS のコーディングガイドライン

13 years 5ヶ月 ago
優れたコードは効果的で、効率的で、保守性に優れ、洗練されているものです。時には会社すらまたがるような大勢の開発者間やチーム間でコーディングを進める場合、コードには一貫性があり、理解しやすいものでなければなりません。それを実現するために、スタイルガイドがあります。Google では様々な言語のスタイルガイドを使用していますが、その中で Google が最近公開したものが、Google HTML/CSS Style Guide(英語)です。

この HTML & CSS Style Guide は、Google の他のスタイルガイド と同様に、インデントのようなフォーマットのルールに関するガイドから、さらに進んで開発者はコードをこう書くべしという現実的なベストプラクティスが記述されています。スタイルガイドを書く側からすると、現実的なコードの書き方を基軸にするか、理想的なスタイルを基軸にするかのどちらがいいか、というところがスタートポイントになることが多いのですが、Google の HTML/CSS Style Guide はその両方を満たすように書いています。

この最新版のスタイルガイドを今回みなさんにご紹介しますので、ぜひご活用いただければと思います。将来的にはその設計思想やアップデートについてもお知らせしたいと思います。

この記事に関するコメントやご意見・ご感想は、ウェブマスター ヘルプフォーラム までお寄せください。



HTML と CSS のコーディングガイドライン

13 years 5ヶ月 ago
優れたコードは効果的で、効率的で、保守性に優れ、洗練されているものです。時には会社すらまたがるような大勢の開発者間やチーム間でコーディングを進める場合、コードには一貫性があり、理解しやすいものでなければなりません。それを実現するために、スタイルガイドがあります。Google では様々な言語のスタイルガイドを使用していますが、その中で Google が最近公開したものが、Google HTML/CSS Style Guide(英語)です。

この HTML & CSS Style Guide は、Google の他のスタイルガイド と同様に、インデントのようなフォーマットのルールに関するガイドから、さらに進んで開発者はコードをこう書くべしという現実的なベストプラクティスが記述されています。スタイルガイドを書く側からすると、現実的なコードの書き方を基軸にするか、理想的なスタイルを基軸にするかのどちらがいいか、というところがスタートポイントになることが多いのですが、Google の HTML/CSS Style Guide はその両方を満たすように書いています。

この最新版のスタイルガイドを今回みなさんにご紹介しますので、ぜひご活用いただければと思います。将来的にはその設計思想やアップデートについてもお知らせしたいと思います。

この記事に関するコメントやご意見・ご感想は、ウェブマスター ヘルプフォーラム までお寄せください。



サイトの所有権の確認手続きが簡単になる新しい取り組みについて

13 years 5ヶ月 ago
本日は、ウェブマスター ツールGoogle Apps などの Google のサービスにおいて、サイト(ドメイン)の確認がより簡単になる新しい取り組みについてご紹介します。
※こちらの取り組みは海外の事業者との提携によるものですが、日本でもご利用可能ですので、ご紹介させて頂きます。

Google の特定のサービスを利用する際に、検索クエリなど、機密性の高いデータを表示するため、ユーザーにサイトやドメインの所有権の確認が求められる場合があります。

その際に私たちがサポートしている確認方法の 1 つは、ドメイン レジストラを利用した確認方法 です。現在この方法は所有権を証明するために、ユーザーが手動で DNS の TXT レコード を作成する必要があります。多くのユーザーにとって、これは難易度が高く、実施が困難な場合があります。

そこでドメインの取得に Go DaddyeNom を利用されている場合、ガイダンスに従っていくつかの簡単な手続きでドメインの確認をしていただくことでウェブマスターツールにも簡単に登録できる、シンプルな所有権の確認方法を導入しました。

サイトの所有権の確認をする際に、そのドメインが eNom または Go Daddy で管理されている場合、次のような画面が表示されます。



この確認方法を選択するとポップアップウィンドウが起動し、ログイン画面が表示されますので、ドメインを管理している事業者に登録しているアカウントの ID とパスワードを使用してログインしてください。
※以降の手続画面は英語となります。



初回ログイン時には、Google のサイトの所有権の確認手続きにあなたを代理して事業者がアクセスすることを承認するよう求められます。



次にサイトの所有権の確認画面になりますので、このドメインの所有権の確認をする場合は "Yes" を選択してください。



手続きは以上です!手続きが終了するとすぐにあなたのドメインが自動的に登録され、確認メッセージが表示されます。



また、Bluehost をご利用のお客様は、近い将来今回ご紹介した簡単な確認手続きをご利用いだけるようになります。Google はさらに多くのユーザーに簡単に所有権の確認手続きをご利用頂けるよう新たなパートナーとの提携を検討しています。この取り組みに関心のある日本のドメイン登録サービスやホスティングサービスの方は こちらのフォーム からご連絡ください。

この記事に関するコメントやご意見・ご感想は、ウェブマスター ヘルプフォーラム までお寄せください。

サイトの所有権の確認手続きが簡単になる新しい取り組みについて

13 years 5ヶ月 ago
本日は、ウェブマスター ツールGoogle Apps などの Google のサービスにおいて、サイト(ドメイン)の確認がより簡単になる新しい取り組みについてご紹介します。
※こちらの取り組みは海外の事業者との提携によるものですが、日本でもご利用可能ですので、ご紹介させて頂きます。

Google の特定のサービスを利用する際に、検索クエリなど、機密性の高いデータを表示するため、ユーザーにサイトやドメインの所有権の確認が求められる場合があります。

その際に私たちがサポートしている確認方法の 1 つは、ドメイン レジストラを利用した確認方法 です。現在この方法は所有権を証明するために、ユーザーが手動で DNS の TXT レコード を作成する必要があります。多くのユーザーにとって、これは難易度が高く、実施が困難な場合があります。

そこでドメインの取得に Go DaddyeNom を利用されている場合、ガイダンスに従っていくつかの簡単な手続きでドメインの確認をしていただくことでウェブマスターツールにも簡単に登録できる、シンプルな所有権の確認方法を導入しました。

サイトの所有権の確認をする際に、そのドメインが eNom または Go Daddy で管理されている場合、次のような画面が表示されます。



この確認方法を選択するとポップアップウィンドウが起動し、ログイン画面が表示されますので、ドメインを管理している事業者に登録しているアカウントの ID とパスワードを使用してログインしてください。
※以降の手続画面は英語となります。



初回ログイン時には、Google のサイトの所有権の確認手続きにあなたを代理して事業者がアクセスすることを承認するよう求められます。



次にサイトの所有権の確認画面になりますので、このドメインの所有権の確認をする場合は "Yes" を選択してください。



手続きは以上です!手続きが終了するとすぐにあなたのドメインが自動的に登録され、確認メッセージが表示されます。



また、Bluehost をご利用のお客様は、近い将来今回ご紹介した簡単な確認手続きをご利用いだけるようになります。Google はさらに多くのユーザーに簡単に所有権の確認手続きをご利用頂けるよう新たなパートナーとの提携を検討しています。この取り組みに関心のある日本のドメイン登録サービスやホスティングサービスの方は こちらのフォーム からご連絡ください。

この記事に関するコメントやご意見・ご感想は、ウェブマスター ヘルプフォーラム までお寄せください。

ウェブマスター ツールから Google スプレッドシートに直接ダウンロード 可能になりました

13 years 5ヶ月 ago
ウェブマスター ツールに、Google スプレッドシートから直接データをエクスポートする新たなダウンロードオプションが追加されたのはお気づきでしょうか?ダウンロードオプションは、クロールエラー、検索クエリ、およびサイトへのリンクなど、大量のデータを扱うほとんどの機能で利用可能です。Python スクリプトAPI を使用してのデータのダウンロードは以前から可能でしたが、そうしたスクリプトの操作にあまり馴染みのない方のために今回簡単にデータをダウンロードできるようにしました。ウェブマスター ツールの検索クエリなどのページで「このテーブルをダウンロード」ボタンをクリックすると、ダウンロード形式の選択オプションが表示され "CSV"データをダウンロードするか"Google ドキュメント"にダウンロードするかを選択できます。



“CSV” ボタンを選択すると CSV 形式でデータのダウンロードを開始します。この機能はこれまでも ウェブマスターツールで利用可能であったもので、エクセルなどの表計算ツールでインポートして利用可能です。"Google ドキュメント"オプションを選択すると、データは新規に作成された Google スプレッドシートに保存され、ブラウザの新しいタブで表示されます。

サイトのデータを簡単に Google スプレッドシートにダウンロードできるようになったことにより、データの分析が少しでもより早く、より簡単になれば幸いです。Web ブラウザだけであなたのデータを切り出して瞬時にチャートを作ることができるようになりますので、重要な変化の特定やより長い期間におけるあなたのサイトのトレンドのトラッキングなどが容易になります。

この記事に関するコメントやご意見・ご感想は、ウェブマスター ヘルプフォーラム までお寄せください。

ウェブマスター ツールから Google スプレッドシートに直接ダウンロード 可能になりました

13 years 5ヶ月 ago
ウェブマスター ツールに、Google スプレッドシートから直接データをエクスポートする新たなダウンロードオプションが追加されたのはお気づきでしょうか?ダウンロードオプションは、クロールエラー、検索クエリ、およびサイトへのリンクなど、大量のデータを扱うほとんどの機能で利用可能です。Python スクリプトAPI を使用してのデータのダウンロードは以前から可能でしたが、そうしたスクリプトの操作にあまり馴染みのない方のために今回簡単にデータをダウンロードできるようにしました。ウェブマスター ツールの検索クエリなどのページで「このテーブルをダウンロード」ボタンをクリックすると、ダウンロード形式の選択オプションが表示され "CSV"データをダウンロードするか"Google ドキュメント"にダウンロードするかを選択できます。



“CSV” ボタンを選択すると CSV 形式でデータのダウンロードを開始します。この機能はこれまでも ウェブマスターツールで利用可能であったもので、エクセルなどの表計算ツールでインポートして利用可能です。"Google ドキュメント"オプションを選択すると、データは新規に作成された Google スプレッドシートに保存され、ブラウザの新しいタブで表示されます。

サイトのデータを簡単に Google スプレッドシートにダウンロードできるようになったことにより、データの分析が少しでもより早く、より簡単になれば幸いです。Web ブラウザだけであなたのデータを切り出して瞬時にチャートを作ることができるようになりますので、重要な変化の特定やより長い期間におけるあなたのサイトのトレンドのトラッキングなどが容易になります。

この記事に関するコメントやご意見・ご感想は、ウェブマスター ヘルプフォーラム までお寄せください。

サイト運用のためのサービスは慎重に選びましょう

13 years 5ヶ月 ago
ウェブサイトを運用するにあたって、ウェブ サーバーのインストールから DNS の設定まで、全てを自分で行うウェブマスターの方は少数派でしょう。この記事をお読みになっているウェブマスターのみなさんも、多くは外部のサービスを利用されていることと思います。

実際にインターネット上ではサイト運営に便利なサービスが数多く提供されています。たとえば、共有ドメインを提供するサービスや独自ドメインの登録・運用サービス、ウェブ サーバーのホスティング サービス、ブログ サービス等です。なかには無料のものも多くあります。Google でも、BloggerGoogle サイト など、無料でブログやサイトを開設できるサービスを提供しています。

今日は、このようなサービスを選択するにあたって見落とされがちなポイントを 2 つ、ご紹介しましょう。

スパム行為が行われていないか
多くのサービス利用者によってドメインが共有されている無料サービスによくあることなのですが、そのドメインがスパムだらけになってしまっている場合があります。具体的には、検索エンジン向けの誘導ページ付加価値のほとんどないアフィリエイト サイト など、Google の ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン) に抵触するサイトがユーザーの大半を占めている場合があります。また、サービス提供者側が意図的に、PageRank を操作する目的で 有料リンク隠しリンク をユーザーのページに挿入するなどのスパム行為を行っているケースも見受けられます。

このように、複数のユーザーが共有しているドメイン全体に渡ってガイドライン違反の状態が顕著に見られる場合には、そのドメイン全体がガイドライン違反と判定される可能性があります。どれほど素晴らしいサイトであっても、それがスパムの山の一部であっては、あまり魅力的に見えないかもしれません。したがって、ユーザーのスパム行為をきちんと取り締まったり、自らもガイドラインを遵守したりするような、信頼のできるサービス業者を選ぶことをお勧めします。

なお、共有ドメインの他のユーザーのサイトを確認したい場合には、site: オペレータを活用することができます。たとえば「site:blogspot.com/」のように、site: に続けて確認したいドメイン名をクエリとして入力し検索すると、その共有ドメインの他のユーザーのサイトが検索結果に表示されます。

ウェブマスター ツールを利用できるか
もうひとつのポイントは、Google の ウェブマスター ツール に関してです。ウェブマスター ツールの機能を利用するには、サイトの所有者であることを確認 する必要があるのですが、一部のサービスではこの確認作業が行えない仕様になっているケースがあります。この場合、残念ながら、ウェブマスター ツールの機能 をご利用いただくことができません。ウェブマスター ツールは、クロール エラーやマルウェア感染の検出などサイト運営上の問題解決に便利なだけでなく、再審査リクエスト のように必須となるケースもあります。したがって、ウェブマスター ツール上でサイト所有者の確認ができるかどうかも、サービス選びのポイントになると言えるでしょう。

以上、サイト運用に関わるサービスを選ぶ際の参考になれば幸いです。この記事に関するご質問やコメントがございましたら、ウェブマスター ヘルプ フォーラム までお寄せください。

サイト運用のためのサービスは慎重に選びましょう

13 years 5ヶ月 ago
ウェブサイトを運用するにあたって、ウェブ サーバーのインストールから DNS の設定まで、全てを自分で行うウェブマスターの方は少数派でしょう。この記事をお読みになっているウェブマスターのみなさんも、多くは外部のサービスを利用されていることと思います。

実際にインターネット上ではサイト運営に便利なサービスが数多く提供されています。たとえば、共有ドメインを提供するサービスや独自ドメインの登録・運用サービス、ウェブ サーバーのホスティング サービス、ブログ サービス等です。なかには無料のものも多くあります。Google でも、BloggerGoogle サイト など、無料でブログやサイトを開設できるサービスを提供しています。

今日は、このようなサービスを選択するにあたって見落とされがちなポイントを 2 つ、ご紹介しましょう。

スパム行為が行われていないか
多くのサービス利用者によってドメインが共有されている無料サービスによくあることなのですが、そのドメインがスパムだらけになってしまっている場合があります。具体的には、検索エンジン向けの誘導ページ付加価値のほとんどないアフィリエイト サイト など、Google の ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン) に抵触するサイトがユーザーの大半を占めている場合があります。また、サービス提供者側が意図的に、PageRank を操作する目的で 有料リンク隠しリンク をユーザーのページに挿入するなどのスパム行為を行っているケースも見受けられます。

このように、複数のユーザーが共有しているドメイン全体に渡ってガイドライン違反の状態が顕著に見られる場合には、そのドメイン全体がガイドライン違反と判定される可能性があります。どれほど素晴らしいサイトであっても、それがスパムの山の一部であっては、あまり魅力的に見えないかもしれません。したがって、ユーザーのスパム行為をきちんと取り締まったり、自らもガイドラインを遵守したりするような、信頼のできるサービス業者を選ぶことをお勧めします。

なお、共有ドメインの他のユーザーのサイトを確認したい場合には、site: オペレータを活用することができます。たとえば「site:blogspot.com/」のように、site: に続けて確認したいドメイン名をクエリとして入力し検索すると、その共有ドメインの他のユーザーのサイトが検索結果に表示されます。

ウェブマスター ツールを利用できるか
もうひとつのポイントは、Google の ウェブマスター ツール に関してです。ウェブマスター ツールの機能を利用するには、サイトの所有者であることを確認 する必要があるのですが、一部のサービスではこの確認作業が行えない仕様になっているケースがあります。この場合、残念ながら、ウェブマスター ツールの機能 をご利用いただくことができません。ウェブマスター ツールは、クロール エラーやマルウェア感染の検出などサイト運営上の問題解決に便利なだけでなく、再審査リクエスト のように必須となるケースもあります。したがって、ウェブマスター ツール上でサイト所有者の確認ができるかどうかも、サービス選びのポイントになると言えるでしょう。

以上、サイト運用に関わるサービスを選ぶ際の参考になれば幸いです。この記事に関するご質問やコメントがございましたら、ウェブマスター ヘルプ フォーラム までお寄せください。

確認済み
2 時間 53 分 ago
Google フレンドリーなサイト制作・運営に関するウェブマスター向け公式情報Unknownnoreply@blogger.comBlogger443125
Google ウェブマスター向け公式ブログ フィード を購読

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る