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【第4回】勝利の方程式「集客力×コンテンツ力」

11 years 11ヶ月 ago
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鉄板の強化策とは。

今回は筆者が、長年実践し常に効果を得ることができる強化策を紹介したい。標題のとおり、「集客力×コンテンツ力」のことだが、これは、私がクライアントをコンサルティングする際の核をなすもので、大袈裟に言えば、勝利の方程式であり、私にとっては定理にも近いものだ。かなり単純な方程式のように見えるかもしれないが、これに気がついていない、もしくは実行していないマーケッターが多いのが現状だ。しかし私の経験では、間違いなくビジネスを大きく駆動させる原動力になる。これを実践できればテコの原理を利かせたように大きな飛躍が待ち受けているといっても過言ではない。

Web戦略を組むうえでも、この強化策を知っているのと、知らないのでは、大きな違いがあるのではないかと考えた。そこで今回は、集客力×コンテンツ力について詳しく説明を加えていきたいと思う。

従来の集客の概念を変えた「検索」という行為

まずは集客力。インターネットの世界ができて、最も大きく消費者の世界を変えたひとつが、「検索」という行為であることに異論はないだろう。広告やビジネスの世界においても、この「検索」という行為は、大きな変革の起点となった。

テレビや新聞の広告をイメージすればわかりやすいが、従来の広告は、いかに多くの人に広告をリーチさせるかが最重要項目であった。一斉に多くの人にリーチできるという効果は、需要過多であった過去においては莫大な効果がもたらされた。しかし市場が飽和している現在においては、リーチ力はあまり求められない、それよりも効率性のほうが強くのぞまれる。TVコマーシャルのリーチ力は計り知れないかもしれないが、関係のないターゲットに無駄打ちをするような予算はどこの会社も持ち合せていないだろう。小学生からシニア層まで一斉にリーチ出来るとはいえ、このように広範なリーチに莫大な広告費を投下できる企業は、大衆を相手にした一握りの大手企業に絞られる。

もちろん従来の広告にも効率性を高めるために、ターゲットをセグメントするという方法はあったが、ITの時代と比較するとやはり限界がある。たとえば新聞に広告を打つ場合、どのようにユーザーをセグメントできるかを考えてみると分かり易いだろう。配布先を選定するというジオグラフィックなアプローチ以外では、掲載面でターゲットを絞るという方法がある。一面、社会面、経済面、地域面、TV面、スポーツ面と、コンテンツごとに掲載を選ぶわけだが、これによって明確にユーザーをセグメントできるとは言い難い。このようなコンテンツでの違いによるユーザーセグメントのアプローチは、いささかファジーであり限界がある。たとえば社会面と政治面における閲覧者のモチベーションの違いがあったとしても、広告ターゲティングとして考えた場合、その差は微小だ。社会面と、TV面では確かに閲覧者のモチベーションは確かに違うかもしれないが、そもそもTV面、スポーツ面は新聞のコンテンツの中心ではない。

たしかに雑誌媒体であれば、嗜好趣味別のセグメントは可能だ。釣り雑誌であれば、釣りに興味のある人しか閲読しないわけだし、料理の雑誌を購入する人に、料理に興味のない人はいないはずだ。ただそこで問題となるのは、記事を読むときと同じ強い動機で、広告を見てくれるかということにある。もちろん専門誌であればニーズをもっている読者は多いかもしれないが、あくまでも読者にとっての興味の対象は、主役である記事のほうにある。専門誌と言えでも、必ずしも広告すべてに目を通してくれるような熱心な読者が多いとは限らない。また趣味嗜好の雑誌ではなく総合誌など、より広範なテーマをもつ雑誌になってくると読者の広告への注目度は極端に落ちてしまうだろう。

そのため広告主は、はからずも読者の興味を引くために、扇情的なコピーや、奇をてらったデザインで、読者を煽ることになってしまう。しかしそれは時として、主役である記事に集中したい読者の気を逸らすことにつながる。「これが欲しい」という気持ちを高めるための広告であるはずなのに、読者のモチベーションを邪魔しているのであれば、本末転倒でしかない。Web以前の広告は、このようにきめ細かいセグメンテーションの難しさが存在していたし、またそれと同時に広告に対するユーザーの動機づくりにも課題があった。

しかし「検索」という行為が一般化することで、この状況は一変する。ニーズをもっているユーザーが、自ら「検索」という行為をもとに情報を探しに来ることになったからだ。従来のマーケティングのターゲットセグメントは、性別・年齢などのデモグラフィックや、ジオグラフィック(地域別)、ライフスタイルや趣味嗜好別など心理的なアプローチによるセグメントに終始していたわけだが、ユーザーが欲しい情報を「検索」するという行為によって、正確なニーズ別のセグメントが可能になったわけだ。究極のセグメントと言っても良い。

そしてさらに凄いことは、ユーザー自ら情報を探しにきてくるという積極性、動機が極めて高いことにある。いままでのように、記事を読もうとしているユーザーの動機や興味を遮断してでも広告を見せようという行為に及ぶ必要がなくなったわけだ。自ら情報を探しにきているわけだから、非常に強い動機をもっている。従来の広告媒体を見ているユーザーの動機の強さとは比較にならないだろう。明確なニーズをもち情報を探したいという極めて強い動機をもったユーザーを集めることが、ネット時代の集客であり、SEOの世界なのである。

顧客獲得単価ゼロという自然集客の驚くべき効果

収益性を高める際の大きな要因であり費目のひとつが、顧客獲得単価だ。1人の顧客を獲得するために費やされるコストを指す。投下した広告費だけでなく、営業など人件費なども含めれば、1人の顧客を獲得することに対して、かなりのコストがかかっていることは想像に難くないだろう。しかもいまのマーケットは飽和状態にある。競争は激化し、顧客獲得単価は、自ずと吊り上がっていくしかないのが現状だ。

しかしこれもSEOが登場し状況は一変する。SEOは自然集客とも言われる。先ほど述べたとおり、「検索」という行為のもと、すでに明確な目的意識をもったモチベーションの高いユーザーが自然に集まるというわけだ。広告費をかけずに自動的に集客できるということは、広告の世界と比較すれば驚異としか言いようがない。広告媒体にお金を投じた場合の顧客獲得単価は、ゆうに1万円を超える数値となることも珍しくない。それだけ顧客獲得は難しくお金がかかるということであるが、SEOによる自然集客を実現すれば顧客獲得単価は、ほぼゼロということになる。これは広告業界を震撼させるような事実であると同時に、広告主側にとっては、収益力を向上させる強力なアプローチであることを示している。動機の強いユーザーが、広告費をかけずに獲得できるわけであり、コストゼロの恩恵は計り知れない。顧客単価ゼロが実現できる自然集客にこだわらない手はない。SEOが、Webにおける収益力向上の最重要項目であることをご理解いただけるだろう。

私が主張する集客力は、自然集客のことである。確かにこの6,7年外部リンクサービスに頼るSEOが市場を席巻していたのも事実だ。SEO=外部リンクサービスであるように思われた時代が続いてきた。しかし、これだと広告費と考え方は変わらなくなってしまい、自然集客の顧客獲得単価ゼロというダイナミズムは失われてしまう。外部リンクサービスに頼ることが当たり前となったこの数年は、自然集客という概念や言葉を目にする機会も極端に少なくなっていたように思う。

しかしパンダアップデートという新しいGoogleのアルゴリズム変更があって以降、Googleは、外部リンクよりもコンテンツを重視する意向を表明している。要は検索ユーザーの顧客満足度を一義に考えるということである。少しずつではあるものの外部リンクに頼らないSEOの世界、自然集客がメインの時代にもどりつつあるのだ。言い方を変えれば、外部リンクサービスに頼れない時代とも言える。だから、いまこそ、ひるがえり自然集客に力をいれるべきときではないかと考える。

外部リンクサービスに頼らずにSEO(自然集客力)をどのように強化すべきかは、筆者のSEOのコラムのほうで解説しているので、興味のある方はご一読いただきたい。

>>次ページ「コンテンツ力がSEOの効果を高める

布施 譲

ブログ記事や資料にもさっと使える!商用利用可・クレジット表記不要のフリー(無料)素材サイト8選

11 years 11ヶ月 ago
より魅力的な資料に!商用利用可・クレジット表記不要のフリー(無料)素材サイト・検索サイト8選

こんにちは。やまざきです。

「イメージを入れて資料をもっとわかりやすくしたい、かっこよくしたい」「ブログにアイキャッチ画像を入れたい」そんな時にさっと使える「無料」「商用利用可」「クレジット表記不要」なフリー素材配布サイト・検索サイトをまとめてみました。今回は写真だけでなく、ワンポイントや図版で使えるアイコンサイトもご紹介します。

※二次販売・配布の禁止や、まれに上記に該当しない素材が混ざっていることもありますので、各素材の利用規約は必ずご確認ください

そのまま使えるハイクオリティ素材「PAKUTASO -ぱくたそ-」

pakutaso

管理人さんによる品質チェックがあり、ノイズ処理やトリミングがあらかじめ行われているので、そのまま使えるクオリティの高い写真になっています。企画・コラボ写真にはユニークなアングル、シーンも沢山あるので、“遊び”をプラスするのにもよいかもしれません。詳細な検索条件は設定できませんが、会員登録も不要で、規約もわかりやすいのでおすすめです。

スタンダードで使いやすそうなカットが豊富な「photo AC」

photo AC

ビジネスで使いやすいスタンダードなカットが豊富なサイトです。
「人物」「ビジネス」カテゴリーの他、「季節・行事」「年賀状」カテゴリーも充実しているので、季節のご挨拶などに利用してもよいかもしれません。ファイルサイズが複数用意されているのも便利です。
※ご利用には会員登録(メールアドレスとパスワード)が必要です。

登録写真は8万点以上!「足成」

足成

全国のアマチュアカメラマンさんが撮影した写真を無料提供しているサイトです。とにかく数が多いです。「こんな感じのイメージなんだけど具体的なキーワードが思いつかない」という時にカテゴリを参考にぽちぽちとクリックしていくとよいかなと思います。

パブリック・ドメインの画像が集められている「Pixabay」

Pixabay

知的財産権が発生しない(または消滅した)パブリック・ドメインの画像を検索、ダウンロードできるサイトです。
元はドイツのサイトになりますが、日本語をはじめ多数の言語に対応しています。ハイクオリティな写真が多く、とりわけ右上のプルダウンから「エディターズ・チョイス」を選択すると選りすぐりの写真を一覧出来ます。ただ、昆虫や爬虫類のアップ写真も多いため苦手な方は心構えをしておくとよいと思います。
※モデルリリースを取得していない人物写真が含まれていることがありますので、ご利用用途にはご注意ください。

30以上の素材サイトを横断検索できる「タダピク(tadapic)」

tadapic(タダピク)

30サイト以上の「商用利用可」「クレジット表示不要」の素材サイトを横断検索できるサイトです。
検索対象にするサイトの選択も出来て、一気に探せるのでとにかく便利です。
※検索結果に表示されるリンク先は、タダピク外の各素材サイトになりますので、 リンク先の規約は必ずご確認ください。

アクセントに最適!カラーアイコンが豊富な「ICON HOIHOI 」

ICON HOIHOI

カラーでかわいらしいテイストですが「PC機器・メディア」や「ウェブ」カテゴリのアイコンはビジネスでも使いやすそうです。
全て背景が透明な透過PNGでダウンロードでき、アイコン自体の使い勝手もとてもよいです。サイズも豊富で、すべてのサイズを一括ダウンロードできて便利です。

立体的で光沢感のあるアイコンが豊富な「PNG Factory」

PNG Factory
立体的で光沢感のある、作り込まれたアイコンが豊富なサイトです。
こちらはアイコンの背景色をサイト上で指定して見え方を確認できたり、カラー別でも検索できるので、見え方を揃えてより統一感のある資料にできると思います。商用利用可能なアイコンを検索するには、左側の条件指定「Commercial use」から「Only」を選択してください。

  • PNG Factory ※リンク先はフランス語、英語になります。

シンプルでユニークなシルエットアイコンが豊富な「iconmonstr」

iconmonster

シンプルでユニークなシルエットアイコンが現在2000点以上配布されています。
個別にダウンロードでき、PNGファイルと、サイズやカラーなども自由に変更できるSVGファイル(ベクターデータ)で配布されているので、用途に合わせてデザイナーに加工してもらうことも可能です。

  • iconmonstr ※リンク先は英語になります。
【おまけ】 フリー素材のモデル写真を利用する時のポイント

フリー素材のモデル写真を、製品やサービスに直結する内容と組み合わせる際に、気にかけておくとよいポイントをご紹介します。
多くの人が利用できるフリー素材では、他社と被ってしまったり、各所で使われているためモデルさんの印象が強すぎてしまったりと、せっかくのブランドイメージが「どこかで見たことがある」ものになってしまう可能性があります。

おまけ

顔まで見せる必要がない時は、顔をはずし、雰囲気は伝わるように手元など一部分をクローズアップしたトリミングをしてみてください。顔が全く入らないとちょっと怖い写真になってしまうこともあるので、あごを少し入れるのがポイントです。
パワーポイントのトリミングツールでも出来ますので、ぜひお試しください。

やまざき

「女性のワークライフバランス」をテーマに、女性のキャリア支援を推進するリリース

11 years 11ヶ月 ago
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すでにニュースリリースで発表させていただきましたとおり、2013年11月の月間ベストリリース賞は株式会社ノンストレス様です。

2013年11月の月間ベストリリース賞、受賞リリースはこちら!
News2uリリース 2013年11月の月間ベストリリース賞

News2uリリース 2013年11月の月間ベストリリース賞

株式会社ノンストレス

選定理由(審査委員長・神原弥生子のコメント)

2013年11月のベストリリース賞は、株式会社ノンストレスさまの、社内制度を紹介したニュースリリースです。

日本の成長戦略において、女性の活用に注目が集まっています。
さまざまなライフステージにあわせて、女性のキャリアを支援していくことが、企業にとっても重要な課題の一つではないでしょうか?

今回、受賞したニュースリリースは、「不妊治療」を支援するという新しい視点からの働く女性をサポートする仕組みを紹介しています。

「不妊治療」は、なかなか相談しにくい課題ではありますが、優秀な女性スタッフのキャリアを支援していく新しい視点の一つとして注目しました。

また、リリース本文の中に、ノンストレスさまの女性登用や、働きやすさへの取り組みが具体的な数値で紹介されていることで、企業としての継続した、真摯な取り組みを知ることができます。

企業姿勢、また企業文化を伝えることのできるニュースリリースです。

選定のポイント

  • 企業としての新しい取り組みをわかりやすく伝えている
  • これまでの取り組みを具体的なデータで紹介している
受賞コメントをいただきました!

ノンストレス01
株式会社ノンストレス 高光 りえこ様(左)、小山 佳理奈様(右)

今回月間ベストリリース賞を頂いた弊社の「不妊治療支援制度」については、同年代で、不妊で悩んでいる人や不妊治療を受けている人たちが多い現状の中、いち女性として心強い制度だと感じております。

ネイルサロンという爪先をきれいにして女性を幸せにするサービスを提供する企業として、他社様でも女性活躍に関する制度などの推進がされるきっかけになれば嬉しいと思い、ニュース配信いたしました。

また日頃からただ新しい情報をリリースするだけでなく、トレンド的な要素やワードを意識して取り入れ、リンクさせるように心がけております。今回はデリケートなテーマでもあったので、一緒にリリース配信を担当している小山と協力して文章を推敲し、不妊治療の心身的負担や「ワークライフバランス」という社会的な関心事にも触れました。人事とも相談の上、自社の女性活躍の現状の数字データも含め、記事に厚みを持たせることができたことが、リリースの評価にもつながったのではと考えております。

改めてベストリリース賞受賞を大変嬉しく思っております。これからも計画的なリリース配信を心がけるとともに、トレンドと絡めた内容など表現の幅も広げていけたらと思っております。

(株)ノンストレス 広報担当 高光 りえこ

今回は月間ベストリリース賞に選出いただきまして、ありがとうございました。私は「不妊治療支援制度」だけでなく女性の活躍推進を意識したリリース記事をだすことで、社員が女性にもチャンスが与えられているということを改めて意識する、モチベーションアップや意識改革の機会にも繋がったと思います。また私自身も社内外の女性活躍推進についてより詳しく知る良い機会になりました。

今後もニューズ・ツー・ユーでニュースリリース配信させていただくと同時に、ソーシャルメディアを活用して、より多くの入り口を作ってリーチするということを継続していけたらと考えております。

(株)ノンストレス 広報担当 小山 佳理奈

株式会社ノンストレス様、ご受賞おめでとうございます。

saico

ソーシャルメディアやブログコミュニティに参加することで生まれる情報発信力

11 years 11ヶ月 ago
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影響力のある個人ブログの台頭

影響力のあるブロガーの登場により、ブログでの情報流通が一般的となってきました。マスメディアとの関係を構築するメディアリレーションに対して、影響力のあるブロガーとの関係構築をブロガーリレーションと呼びます。

従来はマスメディア向けに開催した製品発表会、パーティーやショーなどへブロガーを招待したり、ブロガー向けのイベントを開催するなど、インターネットでのクチコミを生むステージとしてブログマーケティングへの関心はますます高まっています。

一方で、金銭や商品などを対価として、企業からの情報をブロガーがブログの記事として紹介する記事広告的なサービスもあります。これにより企業は、多くのブログで紹介されるだけでなく、企業サイトへのリンクが生まれ、SEOにも繋がるという考え方です。これらは「ステルスマーケティング(Stealth Marketing)」と呼ばれ、消費者を欺くマーケティングの手法のひとつとして批判されています。実際にそのブログ記事が、ブロガー個人としての意見なのか、広告なのかが、ブログ読者にとっては明確に判断できないことが大きな問題です。ユーザーとの長期的な信頼関係構築を考える企業にとっても、このような不透明で安全性の低い情報発信や情報流通は、有益とは言えないでしょう。

ソーシャルメディアによる新しい情報発信の形

また最近では企業による情報提供の新しい形として、「Facebook」や「Twitter」、「LINE」などのSNSが活用されています。フォローしている企業やブランドのアカウントから、情報が直接読者に提供されます。これらのツールやアプリケーションの今後の活用方法や、企業ブランディングへの効果についてはまだまだ未知数ですが、ソーシャルメディアの成長を背景に、情報流通のひとつの形として定着しつつあります。

影響力のあるキーマンにブログで話題にしてもらうか、「Twitter」で多くの人にフォローされるか、ソーシャルメディアでユーザー同士の交流を支援するかなど、インターネット上での情報発信に関する企業の選択肢は、まだまだ拡大していくことが予想されます。

いずれの場合でも重要なのは、それらのツールやコミュニティに企業が参加することです。インターネット上で話題になりたいなら、公式「Twitter」アカウントや「Facebook」ページなどを用意することでユーザーとの直接の対話が実現します。そういった企業とユーザーが対等な立場で交流できるステージを活用することが、今後の情報発信において重要だと言えるでしょう。

saico

【第4回】コンテンツ強化による新時代のSEO

11 years 11ヶ月 ago
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新しいSEOの時代の幕開け

パンダアップデート以前、外部リンクを謳っているSEO業者やアフィリエイターにとって、検索結果に上位表示させるということは、莫大な利潤を保障してくれるものと同義でした。そのため競争は激化し、巷には外部リンクを生成するための低品質なサイトやページが大量に乱立することになりました。当然、検索結果の質も低下し検索するユーザーにも不利益がもたらされてきたわけです。しかしこの数年のGoogleの努力により、パンダアップデートやペンギンアップデートが更新され、こうした低品質のサイトやページは検索結果から駆逐されつつあります。

従来のようにSEO会社に外部リンクを提供してもらえば希望する順位が得られるような時代ではなくなりつつあります。外部リンクに依存したSEOの時代は、この数年で終焉を迎えたと言っても過言ではありません。そしてこの外部リンクの終焉とともに、新しいSEOの時代、新しいSEOのレースが始まっています。その新しいレースこそが、コンテンツ強化によるSEOであるわけです。Googleがもっとも注力するのは、検索ユーザに妥当な検索結果を与えることです。つまり検索ユーザの顧客満足度を上げることにあります。そのためコンテンツ力の高いサイトやページを優先して上位表示させようとしているわけです。今回は、コンテンツ強化によるSEOの姿について話を進めたいと思います。

Googleが理想とするコンテンツとは

Googleがどのようにコンテンツ内容を評価しているのか、当然Google側はアルゴリズムについての正式なコメントをしていませんが、Google が考える良質なサイトとは何かについて、Google Webマスター向け公式ブログのなかに記載があります(日本版2012年9月7日金曜日)。大きな概念から枝葉な内容まで25行の箇条書きが掲載されています。以下、筆者なりに内容を整理し解説を加えてみました。

独自性

これこそパンダアップデートの趣旨と合致するものであり、外部リンク用の大量のページを駆逐するためにGoogleがとくに力を入れている評価軸です。機械的にコピーペーストされた質の低いページを排除することが目的であるため、とにかく重複しているコンテンツは嫌われます。大量生産を目的にしたコンテンツは評価を与えられません。もし重複の原稿があった場合、語尾を変える程度の調整ではなく、原稿を書き起こすぐらいの努力が求められるでしょう。

またGoogleは重複だけでなく、自身のコンテンツであるかということにも着目しています。つまりよそから拝借したようなコンテンツは評価しないということです。

Googleが掲げる評価軸は、重複という問題だけに留まりません。ユニーク(独自性)なコンテンツに対してより積極的に評価を与えようとする姿勢が見受けられます。新しい価値や表現を世に問うがごとく、独自性のあるコンテンツを評価したいというのがGoogleの考えのようです。

情報の信頼性

情報は間違っていないか、正しい情報なのか、信頼性に富む内容なのかということも大きなポイントになるようです。ネットの世界ではとかく安易に情報が公開されがちです。そこが雑誌や新聞などの紙分野の世界と大きく違うところです。紙の世界では、発信者(発行者)の責任として、しっかりした調査のもと丁寧に時間をかけて原稿づくりがなされています。それだけ責任が重いとも言えますし、コストをかけて情報発信していることは間違いなく、安易に情報発信できるネットの世界とは違います。

Googleのこの新しい評価軸は、発信者の責任が曖昧で安易に間違った情報が流通しやすいネットの世界を是正する、ひとつのきっかけになるかもしれません。

情報の品質

雑誌や書籍、新聞などの原稿は、編集者と作家との間で何度も推敲を重ねたうえで、最終稿がつくられます。ここも安易に情報発信できるネットの世界とは違うところです。Googleは、スペルミスなど稚拙な間違いにも注意してほしいと指摘しています。

専門性とオーソリティー(第一人者)

専門性も評価の対象になります。ユニークな情報に積極的に評価を与えたいというGoogleの意向に沿うものです。該当する分野におけるオーソリティー(第一人者)であれば、さらに評価が与えられるようです。検索ユーザーの顧客満足度を重視した場合、該当する分野における第一人者の情報に評価を与えられることは納得のいくものです。参考までに、Googleがあげたポイントを抜粋します。

「この記事は専門家またはトピックについて熟知している人物が書いたものか? それとも素人によるものか?」

ユーザーをターゲットにしているか?

これもパンダアップデートやペンギンアップデートにつながる重要なポイントのひとつです。ユーザではなく検索エンジンのアルゴリズムを相手にして作られたサイトやページは、当然評価の対象外になります。恣意的に評価を上げようとする行為を戒めるものです。

このように解説すると、一部の外部リンク業者やアフィリエイターだけが対象にあるように解釈されてしまうかもしれませんが、読者のサイトもその対象であることに留意すべきです。スパム行為を行っていなくても、過剰なSEOは嫌われます。ターゲットはあくまでもユーザであることを念頭に、マークアップやタグの設定を行うことが求められます。

ユーザの興味(検索ニーズ)に合致しているか?

前回のコラムで、検索ニーズと首尾一貫性をもたせることが重要性であることを述べましたが、Googleもこれについて言及しています。ユーザが検索したキーワードに、的確に応答するコンテンツを掲載することが求められます。Googleの最終ゴールは、検索ユーザの顧客満足度にあるので、検索ニーズと合致したコンテンツを提供することは、必須の条件と言えるでしょう。

コンテンツの内容の深さ/質の高さ

質の高いコンテンツ、深い内容のコンテンツは、検索ユーザの顧客満足度にそのまま直結します。Googleは、内容の薄い、当たり前の情報は評価しないと述べています。洞察力に富んだ分析や興味深い情報を含んでいるかが求められます。当然質の高いコンテンツは、友人や仲間たちにリコメンドしたいという気持ちを高めることにつながります。そのようにリコメンドされる情報は評価の対象になります。

またGoogleは、評価のポイントとして、「この記事は物事の両面をとらえているか?」ということも挙げています。安易に結論を急ぎ偏向しすぎた情報は嫌われると読み解くことができます。

過剰な広告量のページ

アフィリエイト目的だけに特化したようなコンテンツは嫌われます。アフィリエイターの利益誘導のために大量のバナーが貼られているようなサイトは、ユーザにとって価値がないという見解です。アフィリエイターの最終目的は、提携先のサイトに誘導させることなので、思慮の浅いアフィリエイターは、リンクばかりのコンテンツを用意するわけですが、当然そのようなサイトには評価は下されません。今後はアフィリエイターも、検索ユーザに価値を与えられることができる良質なコンテンツづくりが求められていると言えるでしょう。

安全性

当該サイトで、ためらいなくクレジットカードを使うことができるかとGoogleは問いています。情報の信頼性だけでなく、しっかりとした運営体制が求められています。安心して利用できるようなサイトでなければ評価の対象にはなりません。

以上、これらの内容はGoogleのアルゴリズムの説明ではなく、Googleが理想とするコンテンツについて示したものですが、このようなコンテンツを評価できるようにGoogle側は、日々、アルゴリズムを開発・チューニングしているわけです。われわれがSEO対策としてコンテンツを強化するのであれば、当然上記の条件に適したコンテンツづくりが求められるということになります。

>>次ページ「どうやってコンテンツ力を高めるか?

布施 譲

関連記事を表示するブログパーツで、サイト内の回遊性をアップ

11 years 11ヶ月 ago
関連する記事

一度訪問してくれたユーザーには、ランディングしたページのみではなくWebサイト内のコンテンツをあれこれ見ていただきたいもの。複数のページを見ていただくことでWebサイト全体の閲覧数向上にもつながります。

そういった目的をかなえるために提供されている、Webサイト内の関連する記事を自動で表示してくれる便利なブログパーツを紹介します。

Zenback

「Zenback」はサイト内の関連する記事を表示することができるブログパーツでもありますが、以下のようなコンテンツの表示が可能です。自分でおすすめしたい記事が選択できて便利なうえに、表示するコンテンツのカスタマイズもできます。

  • ソーシャルメディアへのシェアボタン
  • おすすめページへのリンク
  • Zenback を利用しているブログからの関連記事
  • Twitter での記事への反応
  • はてなブックマークでの記事への反応
  • Facebook での記事への反応

zenback.jp

導入や使い方などは以下を参考にしてみてください。

法人で利用する場合はZenback BIZを利用します。

Facebook Recommendation Bar

Facebook が提供しているプラグインです。サイト内の記事ページに設置すると、画面内に関連記事を表示させることができます。Zenbackと比べると単機能ですが、サイト内の回遊性をアップさせるという目的には十分な機能を持っています。表示するタイミングや位置のカスタマイズができます。

RecommendationsBar

こちらも導入や使い方は以下を参考にしてみて下さい。
SimpleReach

こちらも記事をスクロールしていくと右下からあらわれて、おすすめの記事を表示してくれます。Facebook Recomenndations Barもそうですが、記事を読み進めていくと自動でアニメーション表示してくれるので、ユーザーの目につきやすくなっています。
Facebook Recomenndations Bar は「いいね!」された記事からランダムに表示してくれて、「いいね!」数も表示されますが、もっとシンプルに使いたいという方や、まずはちょっと試したい方にはこちらがおすすめです。

SimpleReach

こちらも導入や使い方などは以下を参考にしてみて下さい。

今回紹介したサービスは、ユーザーが記事を読み終わるその目線の先に関連記事のリンクを表示させ、サイト内の回遊性をアップさせるものです。ユーザーの目線の先にあることで行き止まりをなくし、次の記事にスムーズに移ってもらいやすくなりますね。これらのサービスをうまく利用して、サイト内の回遊性をアップして、ユーザーにあれもこれも読んでもらいましょう。

しが

ソーシャルメディアとインフルエンサー ~PR業務を根本から変革

11 years 11ヶ月 ago
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ソーシャルメディア上の情報発信が消費者の行動や思考に与える影響を考察するウェブキャストが今秋、米国で開催された(主催:PRWeek、協賛:Marketwired)。

企業にとって効果的な情報発信は大きな課題の一つだが、その企業の声を“増幅”する「強力なツール」(PRWeekのギデオン・フィデルザイド編集主幹)がソーシャルメディアだ。中でもソーシャルメディアで影響力を持つ「インフルエンサー」と呼ばれる人たちは、企業のマーケティングやPR戦略において必要不可欠な存在となっている。ウェブキャストの主な内容を報告する。

影響の時代

インフルエンサーとは、ソーシャルメディアにおいて他の消費者の行動や意思決定に影響を与えるキーパーソンのこと。ニュースリリース配信とソーシャルメディア・モニタリングを手掛ける米国マーケットワイヤードで最高マーケティング責任者を務めるカート・ハイネマン氏は、企業が一方的にメッセージを発信する「ブロードキャスト(放送、情報拡散)時代」に対し、現在は、情報発信者と受け手の信頼関係や仲間意識の上に成り立つ「影響(インフルエンス)の時代」であると話す。

影響の時代には、インフルエンサーがソーシャルメディアを通じて発信する製品やサービスの評価が、企業が予想もしなかった勢いや方向性でブランドイメージを決定付けるという。

マーケットワイヤードの最高マーケティング責任者、カート・ハイネマン氏

マーケットワイヤードの最高マーケティング責任者、カート・ハイネマン氏

また、影響の時代の特徴として、企業やブランドは、共通の関心を持つ人たちが集ったコミュニティや仲間同士のグループの一部になったうえで参加者と経験を共有し、会話にも参加、信頼と協力関係を構築する必要があると説明。それができてはじめて、自分たちの“声”を聞いてもらえる土壌もできると述べ、製品やサービスの“売り込み”がコミュニティ参加の目的であってはならないと強調した。

クチコミの起点

さらにハイネマン氏は、インフルエンサーを中心とする「影響モデル」を説明(図参照)。消費者の購買行動や世論形成に最も影響力を持つインフルエンサーとは、コンテンツやメッセージを大量に作成・発信するコミュニティのリーダーで、全体の1%程度と数は少ないが、クチコミの起点になる人たちという。

影響モデル(出典:Marketwired)

影響モデル(出典:Marketwired)

次に影響力を持つのが“ブロードキャスター(情報を拡散する人)”あるいは“貢献者”と呼ばれるグループ。インフルエンサーが作成したコンテンツを再流通する形でコミュニティに影響を与える。

最大多数を占めるのは全体の90%に相当する“リスナー”で、話題に関心はあるが自分からは積極的に情報発信しない人たちだ。ハイネマン氏によると、ブロードキャスト時代に企業やブランドがリーチしていたのが、まさにこの層という。

人気コンテスト?

インフルエンサーの見つけ方について、ハイネマン氏は以下のように助言する。まず覚えておきたいのは、インフルエンサーは、必ずしも「ライク」の数が多い“人気者”ではないということだ。

第一ステップは、企業やブランドにとって重要なコミュニティやグループを特定すること。自社の製品や業務分野について“会話”が行われているコミュニティがこれに該当する。

次に、そのコミュニティ内の会話を聞くこと。最後に、会話の中味を分析し、コミュニティ参加者が最も信頼する人、つまりインフルエンサーを特定する。

「米国で最も影響力がある人物はオバマ大統領ですが、例えば大統領がビール愛好者の間でも影響力があるかといえばそんなことはない。このグループのインフルエンサーは、ビールについて何でも知っていて、質問すればいくらでも教えてくれるような人でしょう。」とハイネマン氏。インフルエンサー選びは、人気者探しとは違うという。

影響力が強いのはどちら?(出典:Marketwired)

影響力が強いのはどちら?(出典:Marketwired)

全社的取り組みが必要

では、製品やサービスについて、インフルエンサーに話題にしてもらうにはどうすればいいか。報酬を与え好意的な記事やコメントを書いてもらう方法もあるが、ハイネマン氏は「インフルエンサーは必ずしも報酬を期待していない。」と指摘する。むしろ、新製品の一般公開前の情報提供や、工場見学、エンジニアとの意見交換、イベントへの招待など、一般消費者にはない“特権”が歓迎される傾向がある。それが記事につながり、企業やブランドがコミュニティに参加するきっかけになることもあるという。

「理想は、製品やサービスへの情熱や興味に基づく誠実な関係の構築です。」とハイネマン氏は話す。

同氏は、コミュニティやソーシャルメディア上の会話に効果的に参加するためには、マーケティング部門、製品企画部門、PR部門、顧客サービス部門など、複数部門の協力が必要と締めくくった。

PR業務は根本的に変化

「インフルエンサーを特定し、彼らといかに協力していくかを日々考えています。インフルエンサー登場によってPR業務は根本的に変わりました。」とPR会社、MSLグループのソーシャルメディアとデジタル担当グローバル・ディレクターのステファニー・アグレスタ氏は話す。

アグレスタ氏によると、いったんインフルエンサーを特定した後は、定期的なコミュニケーションチャンネルの確立が必要不可欠だ。また、インフルエンサーとの良好な関係は、特にクライシスや問題発生時の管理と解決のキーになる。さらに重要なこととして、ブランドに対する長期的ファンの確立や、クチコミによるブランド認知度向上などにもつながる可能性があるという。

同氏は、消費者にとって最も重要なことは何かを、PR担当者は常に考える必要があると強調。消費者は信頼できる情報ソースとしてインフルエンサーの意見を重視する傾向があるため、PRの立場から、消費者との会話にインフルエンサーの声を取り入れることは不可欠であり、それが最終的に消費者の購買行動や世論形成に影響すると語った。

寄稿者紹介

鶏内 智子(かいち ともこ)
フリーランスライター。ニューヨークを拠点に、ハイテク、メディア、ヘルスケア業界を中心に取材と記事執筆活動を行う。

鶏内智子

「新サービス(BtoB)」のニュースリリースの書き方~サービスを検討する上で必要な基本情報を伝える

11 years 11ヶ月 ago
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企業担当者の検討材料となる情報を明記する

BtoBサービスのPRのメインターゲットは企業担当者です。サービスを検討する際に、他社との比較材料としてニュースリリースが読まれることも想定されます。そのため、ニュースリリース本文中で、サービスの強みを明記することが重要です。

また取引上、企業の信頼性を確認できる情報の記載も必要です。企業の基本情報はもちろんのこと、過去の実績や事例など会社の実態がわかるような情報を記載します。

さらに興味を持った企業担当者が問い合わせをしやすいように、問い合わせ窓口として広報への連絡先だけではなく、サービス担当への連絡先を入れるなどの配慮が必要です。

読み手を説得する「新サービス(BtoB)」のニュースリリースとは

サービスの強みを伝える

閲覧者がサービス検討しやすいように、サービスの特徴や強みをしっかりと伝えます。

読み手に配慮したメッセージ

読み手となるターゲットを想定し、部署名やサービス担当者名に加えて、電話だけでなくメールフォームでも受け付けるなど、文面に盛り込むことで間口を広げましょう。

過去実績の紹介

過去の実績や事例がある場合には、信頼性を高めるためにも明記すると良いでしょう。

Webサイトへの誘導

ニュースリリース内では詳細情報が収まりきらない場合には、新サービスのWebサイトへ誘導するリンクを明記します。

「お手本にしたい企業のニュースリリース」

タイトルにサービスの強みを入れたリリース

新サービスのリリース内で過去バージョンの情報を明記

部署名と担当者を明記した窓口の分りやすいリリース

読み手を企業担当者と想定し、会社情報の掲載で信頼性を高め、さらに関心を持った顧客窓口への誘導となるWebサイト・メールフォーム・電話番号に加えて、部署名や担当者名などの基本情報を盛り込んだリリース作成を心がけましょう。

saico

【ネットPR Day 2014】ネットPR時代のグローバル・コミュニケーション

11 years 11ヶ月 ago
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ネットPR Day 2014
「News2u.net」10周年を記念して2011年7月6日(水)からスタートしたネットPR Day。4回目となる今回のテーマは「ネットPR時代のグローバル・コミュニケーション」。

インターネットの登場で世界はどんどん狭くなりました。
情報流通のスピードの変化は、経営の意思決定のスピードの変化でもあります。また、ソーシャルメディアの普及によって、より透明性の高い情報発信やコミュニケーションへの期待が高まっています。

このような大きな変化の中で、企業の変革や成長を支えるコミュニケーション戦略も新しい局面を迎えています。

ネットPR Day 2014では、社会的、文化的な背景の異なる様々な国でビジネスを展開しているグローバル企業の最新のお取り組みを紹介することで、ネットPR時代に企業が直面しているコミュニケーションの課題について考えていきます。

ネットPR Day 2014 参加受付を終了しました

ネットPR時代のグローバル・コミュニケーション

  • 日時:2014年1月21日(火)15:00~17:20
  • 場所:六本木ヒルズ森タワー アカデミーヒルズ49
  • 参加費:無料(事前登録制・申込者多数の場合抽選)
  • 対象:広報担当、広告宣伝担当、マーケティング担当、Web担当部門の方々
  • 主催:株式会社ニューズ・ツー・ユー
  • 協力:日本オラクル株式会社
  • メディア協賛:gihyo.jp(株式会社技術評論社)、MarkeZine(株式会社翔泳社)、Web担当者Forum(株式会社インプレスビジネスメディア)

ぜひハッシュタグ付きでツイートしてください!→ Twitter ハッシュタグ:#netprday2014

講演内容

第一部 基調講演1

「激動の世界で、グローバル企業の戦略的コミュニケーションが果たすべき役割」

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登壇者:ボブ・エバンス氏(オラクル・コーポレーション シニア・バイスプレジデント チーフ・コミュニケーション・オフィサー)

内容

クラウドやモバイル、ソーシャルといった新しいテクノロジーが急速に普及することで、企業と消費者の間の関係性に変化が生じ、互いの距離は著しく近づいてきています。
こうした動きのなかで、企業がグローバルでブランドを確立し浸透させるには 、“Voice of Customer(顧客の声)”に傾聴し、事業活動に反映させていくことがコミュニケーションの大きな役割となりつつあります。
スマートフォンなどのさまざまな情報端末から生成され、企業の内外で流通する “ビッグデータ”を活用し、新たな顧客価値やイノベーションを創出することがエクセレント・カンパニーへの要件となっていることは間違いないでしょう。
世界145カ国で事業を展開し、40万社の顧客を有するIT業界のトップ企業、オラクル。そのコミュニケーション戦略を指揮する責任者が来日し、同社が推進する “Thought Leadership”活動を中心に、業界におけるインフルエンサの特定とエンゲージメント、ソーシャルメディアの有効活用について紹介します。

プロフィール

オラクル・コーポレーションのシニア・バイスプレジデントで、チーフ・コミュニケーション・オフィサーであるボブ・エバンス(Bob Evans)は2012年にオラクルに入社し、2013年に同社初のチーフ・コミュニケーション・オフィサーに就任しました。オラクルの最高経営責任者(CEO)であるラリー・エリソンにレポートし、世界中40万社のお客様に向け、オラクルのビジョンや戦略、製品・テクノロジーが実現するビジネス価値の啓発を任務としています。
また、Forbes.com で定期コラムを執筆、数多くのセミナーやカンファレンスでグローバル・ビジネスやその戦略、顧客エンゲージメントのモデル、グローバルで加速する顧客主導経済と取り巻くビジネス環境に関して講演を行っています。

※日本語への同時通訳有り

第二部 グローバル企業最新事例

<事例講演1>

「日系企業にとってのグローバルなデジタル活用の課題」
石井 龍夫氏(花王株式会社 メディア企画部門 デジタルコミュニケーションセンター センター長)

<事例講演2>

「日本企業のガバナンス形態に合わせたグローバルWeb戦略」
加藤 一隆氏(ヤマハ発動機株式会社 広報宣伝部 Webグループ)

お申し込みはこちら

応募多数につき、参加受付を締めきりました。

ネットPR Day 2014 関連情報

ネットPR Day 2014 関連リリース

ネットPR Day 2014 関連記事

ネットPR Dayとは

ニューズ・ツー・ユーが2011年7月6日(水)からスタートした、ネットPRの動向について最新事例や活用方法をご紹介するイベント。
国内外から豪華なオピニオンリーダーをお招きし、有意義な講演やディスカッションを展開しています。

これまでのネットPR Day

ざわこ

【第3回】課題の抽出が鍵を握る

11 years 11ヶ月 ago
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課題点から投資すべき施策を見つける

前回は、ビジネスに直結するWeb戦略をつくるうえで、投資するマインドがいかに重要かについて述べたが、つぎに一体どこに投資すべきなのかを考えなくてはいけない。

正しい投資でなくては結果はともなわないし、間違った投資は極力避けなければいけない。そこで今回は、どうやって投資に値する施策を見つければ良いのか、Web 戦略の海図をどのようにつくるべきかについて考えてみたいと思う。前回は投資という話になってしまったため、いささか経営的な視点での話も多かったが、今回はもう少し本題のWebという側面に光を当てて話を進めたいと思う。

さて投資すべき施策の中心をどこに据えるかを決める際、まず最初に行うべきは、自身の足元を確認することにある。つまり現状の課題点を抽出し、成長のネックとなっている課題を見つけることだ。

自身のWebサイトにおいて、一体何が問題となっているのか、何が課題となっているかを調べるわけだが、問題点を明らかにするには、自社のサイトを分析するだけでなく、市場全体の調査を行う必要がある。

市場調査は、3C分析で行う。顧客(Customer)、自社(Company)、競合(Competitor)の3つの要素を分析するわけだ。それぞれの頭文字をとって3Cと呼ぶ。3C分析については、よく知られている内容なので、ことさらここで解説する必要はないかもしれない。ただ問題なのは、3C分析という概念は知っていたとしても、多くのマーケティング担当者に、改めて3C分析をするような時間的余裕がないことにある。

曖昧なテーマのまま、サイトリニューアルの公開日だけが決まり、見切り発車的にリニューアルするケースが多いことは、残念でしかたがない。サイトリニューアルは、Web戦略を再構築する良い機会なので、その際は、必ず課題抽出のための調査をスケジュールに組み込むことをお勧めしたい。

ここでは私が課題抽出のために3C分析を行う際の、着目点について触れておきたい。少しでも読者の方にヒントになればと思う。

自社分析

集客力の評価

集客力は、SEOと同義と考えて良い。広告予算をかけずに無料で集客ができるSEOは収益力を高める大きな原動力だ。まずは検索エンジンからの流入数が充分であるかという視点で調査を行う。ログ分析をもとに、「検索エンジンからの流入数」の数値や流入全体におけるSEOの割合を調べる。ただ数値は抽出できたとしても、比較対象となる数値がないので、経験値がないと判断は難しい場合もある。比較対象となる競合他社の数値を調べられるわけではないので、そうなると判断の基準は、過去の自社データとの比較ということになる。つまり成長率を確認するということだ。こういう場合、定点観測というかたちで、いままでログ分析を行ってきていたかという経験の蓄積が大きくものを言う。

そうした定点的な観測を行っていないのであれば、手っ取り早い方法は、自社の事業に関連性の高い重要な検索ワードを抜粋し、Googleにおける検索順位を調べることだ。競合との順位と比較すれば、弱点は明確にわかる。調査するワードは、ビックワード、ミディアムワード、スモールワードの3つのキーワードで調べる。自転車販売サイトを例えにして言えば、ビックワードは、「自転車」、「電気自転車」などである。ミディアムワードは、「電動アシスト自転車 通販」、「クロスバイク 通販」、「自転車パーツ 販売」あたりになり、ビックワードよりもよりニーズは具体的になる。

スモールワードは、さらに具体的なニーズを反映したワード。「電動アシスト自転車 子供用 軽量 通販」とか、「メーカー名 クロスバイク 軽量 お勧め」など複数のキーワードからなるフレーズワードの順位を調べる。ニーズの曖昧なビックワードの順位が100位以下であっても収益性に直接影響をしないが、自社のビジネスに関連性の高いスモールワードで、多くのワードが100位圏外にあるようであれば、大きな問題を抱えていると思って間違いない。

コンテンツ力の評価

せっかく集客できても顧客の興味を喚起し、購入したいという気持ちを醸成させることができなければビジネスにはつながらない。コンテンツは最も重要なファクターと言ってよい。

ただ何をもってコンテンツ力があると判断すべきか、その基準は明確ではないので厄介だ。ただログには定量化できる数値がある。それが平均滞在時間と平均PV数、直帰率の3つ指標だ。どれだけ真剣にコンテンツを見てくれているかを示す指標と考えてよい。これもSEOと同じように、過去との比較において成長しているかを評価すると分りやすい。前回のサイトリニューアルから成長過程にあるのかをチェックすると良いだろう。

数値による定量的な調査だけでなく、定性的な評価を加えることも重要だ。実際に客観的な視点に立てるかは別としても、担当者が自身のサイトやページを見て、本当にユーザーがこの商品を欲しいという気持ちにさせることができているかを、改めて考えることはとても重要だ。バイアスがかからないように、他社のサイトやページと比較しながら評価をすれば、自社のコンテンツの良し悪しが判断しやすいと思う。

リピート力の評価

潜在層から1人の顧客を獲得するには、時間とコストがかかるのが常だ。だから一度購買経験のある顧客に再購入してもらうことのほうが収益増につながり効率性が高い。リピート力の評価は、LTV(ライフタイムバリュー)の概念と同義だ。ひとりの顧客が取引期間を通じてどれだけの利益を提供してくれたかを示す概念だ。簡単にいえば、上顧客がどれだけいるのか、上顧客がどれだけ再購入や再利用してくれているのかということである。このLTVに徹底してこだわる必要があるのだ。

リピート率を高めるためには、当然ながら購入者とのコミュニケーションが必要である。対面での営業や接客以外での代表的なアプローチは、DMやメールマーケティングあたりだろうか。こうしたアプローチを普段行っていないのであれば、ネットを通じた既存顧客とのコミュニケーション構築というのが大きな課題となるだろう。すでに定常的にコミュニケーションを行っているのであれば、リピート数やリピート率の数値を確認する必要がある。

またコミュニケーションの内容に問題がないか、ユーザーに再購入のきっかけづくりを的確に提議できているかという視点で、DMやメールマガジンなどのコンテンツ内容を再度チェックする必要もあるだろう。

>>次ページ「他社調査

布施 譲

Vine や Instagram などのマイクロビデオサービスをつかった企業プロモーション

12 years ago
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日本でもじわじわと盛り上がってきている感のあるマイクロビデオサービス。スマートフォンアプリで気軽に作成できて、写真よりもその場の雰囲気を伝えやすいところがウケているのかなと感じています。スマートフォン以外に特別な投資が必要ないこともあって、企業によるマーケティング利用も日々活発になっているようです。

ちなみにマイクロビデオサービスというのは、主にスマートフォンで撮影した短いビデオをソーシャルメディアを通じて共有してしまおうというサービスです。Twitter の提供する Vine と Facebook 傘下の Instagram ビデオが代表的なところでしょうか。

企業はどう利用している?

テレビ CM とかわらない利用方法も多くありますが、一般の方が作成したビデオを募集し、プロモーションコンテストを行うことが増えてきているようです。

先行していた Vine のものが多くなりますが、いくつか事例をご紹介します。

Vine による連載プロモーション:ポカリスエット

日本で早い段階で Vine によるプロモーション行ったのが大塚製薬。テラダモケイとコラボレーションし、コマ撮りアニメーションを全9話のストーリーとして公開しています。

すべてのマイクロビデオは公式サイトで閲覧できます。

商品のプロモーションビデオコンテスト:ディノス家具、ローソン

本記事執筆時点で開催されているディノス家具のプロモーションコンテストにも Vine が使われています。Vine を利用したプロモーションビデオを一般から募集しています。

同様の一般参加型プロモーションはローソンも行っていました。こちらはすでにコンテスト期間は終了し、受賞作品も発表されています。

カクテルの作り方をマイクロビデオで:Bacardi UK

こちらは Bacardi UK によるカクテルの作り方説明ビデオ。6秒間でキューバリブレの作り方を説明しています。かんたんなレシピやちょっとした道具の使い方などを伝えることには便利ですね。

Instagram の写真とビデオでプロモーション:映画「JOBS」

先日日本でも公開された Steve Jobs の伝記的映画「JOBS」のプロモーション動画は Instagram ビデオでも公開されました。

他にはどう利用できる?

スマートフォンアプリケーションの紹介

スマートフォンアプリケーションではビデオによる機能紹介を行うことが多いですが、Twitter のタイムラインに短いビデオをポストしておくのも効果的かもしれません。

ウェブサービスの説明・HowTo

新規ユーザーがログインした直後に、まずはなにをするべきかを伝えるのにマイクロビデオは向いているのではないでしょうか。

顧客・ユーザーからの質問への回答

Twitter で顧客・ユーザーからの質問を受け付けているアカウントでは Vine での明快な回答を提供できるかもしれません。

マイクロビデオはウェブページにも簡単に掲載できるようになっていますので、ウェブサイト上の資料請求やお問い合わせフォームの完了ページにマイクロビデオを置いて感謝の意を伝えるといったギミックなどにも使えそうです。

どういうサービスがある?

Vine や Instagram 以外にもマイクロビデオサービスがあります。それぞれの特徴にあわせて企業プロモーションに活用する方法を検討してみてはいかがでしょうか。

Cinemagram

名前からもわかる通り、Instagram のビデオ版といった印象のサービスです。動画の中の一部分だけを動かすことができてトリッキーなビデオを作成できます。

Viddy

こちらも Instagram のビデオ版のようなサービス。ビデオを魅力的に演出できる豊富なエフェクトと BGM を設定できることが特徴です。

Viddy – Capture Life in the Moment.

MixBit

ビデオはすべて匿名で投稿され、それらを素材として使って約 1 時間までのビデオを作成できます。マイクロビデオとは異なりますが、ビデオのマッシュアップが簡単にできるツールとなっています。

LINE Snap Movie

つい先日、LINE にもマイクロビデオ機能が実装されました。トーク内で共有できるほか、ホーム画面にもビデオを投稿できるようです。公式アカウントでも利用できるのではないかと思います。

: LINE公式ブログ

うしじま

未来に閲覧されることを意識したコンテンツづくり

12 years ago
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蓄積していく情報の影響力を考える

コンテンツがアーカイブ化するというインターネットの特性を考えると、情報発信直後だけでなく、時間差で受ける影響を考えることが重要になります。

つまりインターネットでの情報伝達では、ユーザーは最新情報として受け取るだけでなく、発表時には気づかなかった過去の情報を、検索して「初めて知る」というケースも多く起こっています。その前提でWebサイトの設計や情報発信する必要があります。

また時間が経ってから検索される場合、古い情報が検索結果の上位に表示されるケースも多く、アクセスしたユーザーの混乱を避けるためには、どの情報を見ても全体像が分かるように概要を付けたり、受け皿となるWebサイトでは発表日時がわかるように記載するほか、最新情報にアクセスしやすいナビゲーションを用意することをおすすめします。

Webサイトのリニューアルやキャンペーン終了などで、すでに公開しているサイトを削除した場合にも、トップページや適切なWebサイトへのリダイレクトを準備しましょう。

コントールできないことを前提としたオンラインへの情報発信

外部に発信するニュースリリースの日時や期間表示は、月日だけでなく年度をあわせて明記する必要があります。特に毎年の恒例行事などは、テーマや内容が同じでも期間や日時が微妙にずれることも考えられ、年度を加えるだけで、閲覧者を混乱させないことにも繋がります。

またタレントを使った画像などは使用期間を確認し、自社サイト以外での利用は避けましょう。インターネット上で流通する情報は、画像や動画、内容も含めて、企業側でコントロールができないことが考えられます。契約内容や権利を確認し、コントロール可能な自社サイトでの掲載にとどめたほうが賢明でしょう。

saico

Webマーケティングの基礎をおさらい!自社サイトにとって適切な手法を利用しよう

12 years ago
eyecatch

こんにちは。アシスタントディレクターのいがらしです。

広報担当やマーケティング担当の方なら、Webマーケティングについてはご存じですよね?
Webマーケティングとは、Webを活用して何かを売るための活動全般のことです。

では、Webマーケティングで使われる手法というと、何を思い浮かべるでしょうか?
ソーシャルメディア?コンテンツマーケティング?

実はWebマーケティングには様々な手法があるのです。
今回は、Webマーケティングの基本をおさらいし、手法について知るのにぴったりの書籍よくわかるWeb/モバイル/ソーシャルメディアマーケティングの教科書をご紹介します。

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Webマーケティングの3つの特徴

本書では、Webマーケティングの特徴として以下3項目を挙げています。

1.インターネット特有のツールが使える

インターネット特有のツールというと何を思い浮かべるでしょうか。
実例として、サイト訪問者の傾向がチェックできるアクセス解析ツールや、ユーザの現在地が分かる位置情報システムが挙げられております。
ただやみくもにツールを使用するのではなく、ツールを使用した際に自社サイトで何が出来るかを理解することが必要だと思われます。

2.正確なデータが取得できる

インターネット特有のツールを使用することにより、顧客に関するデータが正確に取得できるようになりました。
しかし、データを取得だけして満足していませんか?
重要なのは、データの取得自体ではなく、そのデータの抽出項目です。1.と同様に自社サイトに必要な情報は何かを理解することが必要だと思われます。

3.インターネットというメディア独特の背景がある

Webマーケティングの対象は顧客であり、従来のマーケティングの対象と同様です。
しかし、インターネットが介在するため、直接顧客に接客・営業できるわけではないのです。
そのため、Webサイト上で顧客を逃がさないための仕組み作りが必要だと思われます。

Webマーケティングの手法

本書では、様々なWebマーケティングの手法が紹介されていますが、その中でも個人的に注目している手法を3つ取り上げます。

1.モバイルマーケティング

携帯電話やスマートフォン、タブレット端末など、日常的に持ち歩きが可能なインターネット接続端末を活用したマーケティング手法全般

いつでもどこでもインターネットに接続できる環境が整ったことで、モバイル端末がPCにとって変わる日も近いのではないでしょうか。
本書では、モバイルマーケティングの中で現在最も注目されているマーケティング手法として「オンラインとオフラインの連携」が挙げられています。
インターネットで情報収集を行ったユーザが実店舗で商品を購入したり、逆に実店舗で商品を確認したユーザがオンラインショップで購入したりする行動が今後ますます増加していくと思われます。

2.ソーシャルメディアマーケティング

「Facebook」「Google+」などの「ソーシャルメディア(SNS)」を活用したマーケティング活動全般

本書では、具体的な手法として、ソーシャルメディア上での情報発信やブランディング活動、ソーシャルメディアから自社サイトへの誘導、ソーシャルメディア内での消費者動向チェックを挙げています。
ソーシャルメディアがここまで注目されるようになった理由の一つとして、ソーシャルメディアのユーザー数と滞在時間の増加が挙げられます。
滞在時間が長くなれば企業からの情報発信等目にする機会も増えると考えられるため、今後もより一層マーケティングツールとして期待されると思われます。

3.One to Oneマーケティング

個々の顧客や消費者の、好みやニーズに応じた細やかな販促アプローチを目指すマーケティング手法

従来のマス・マーケティングでは企業が集団の顧客にアプローチを掛けていましたが、One to Oneマーケティングでは企業が既存顧客に個別にアプローチを掛け、リピーターになってもらうことを重視しています。
本書では、One to Oneマーケティングを実現するのに不可欠な技術として、顧客データベースを取り上げています。
顧客属性、購入傾向をデータとして蓄積・分析することで、顧客に対して適切なタイミングで適切な商品をアプローチすることができるということです。

Webマーケティングの今後の展望

本書では、現在のWebマーケティングトレンドとして「スマート」×「ソーシャル」×「クラウド」の3要素を取り上げています。

  • スマート・・・スマートフォン
  • ソーシャル・・・ソーシャルメディア
  • クラウド・・・クラウド・コンピューティング

上記3要素は互いに連携し合いながら、「いつ・どこでもつながる世界」「オンラインとオフラインの境界があいまいな世界」を実現させているということです。

これは、インターネット上のビジネスだけがライバルではなくなるということを示しているのではないでしょうか。
今後自社サイトにとっての「競合は誰なのか」を再定義し、Webマーケティング手法を検討する必要があると思われます。

よくわかるWeb/モバイル/ソーシャルメディアマーケティングの教科書

目次

CHAPTER 1:Webマーケティングの基本
CHAPTER 2:Webマーケティングの手法
CHAPTER 3:ソーシャルメディアマーケティング
CHAPTER 4:モバイルマーケティング
CHAPTER 5:インターネット広告
CHAPTER 6:Eコマース
CHAPTER 7:検索エンジン
CHAPTER 8:アクセス解析
CHAPTER 9:効果測定と効果指標
CHAPTER10:Appendix

いがらし

広報・マーケティング担当者がステキにデザインしてもらう写真を撮影するためのポイントまとめ

12 years ago
20131112

ステキにデザインしてもらう写真を撮影するためのポイントまとめ

こんにちは。おざきです。

企業が自分たちでネット上に情報発信が当たり前になった今、広報・マーケティング担当者がご自身で何かを撮影する機会も増えたのではないでしょうか。写真が好き・得意な方は別として、必要に迫られてとにかく撮影している担当者も多いことと思います。何気なく撮影した写真では、いくらたくさん枚数を撮影しても、記事やデザインにステキに使える写真はほとんどありません。

でも、ちょっとしたポイントを意識するだけで、たちまち素材としても使えるステキな写真を撮影することができます。回数を重ねれば自然と身に付きますので、向いていないと諦めずトライしてみてください。

今回はデザインする立場からこういう写真が支給されたら助かるなぁ~という視点でまとめてみました。

ステキにデザインしてもらう写真を撮影するためのポイントまとめ

ブレを最小限に抑える

カメラは脇をしめて構え(コレ結構大事です!)、ボタンは指の腹全体で軽く押します。まずは半押しでピントを合わせてからいっきに押し込みます。タテ位置は安定が悪くブレを起こしやすいため、ヨコ位置での撮影をおすすめします。
補正でブレを軽減することは可能ですが、やはり元写真がブレていないほうが、よりシャープできれいな写真に補正することができます。

指やストラップがかからないように気を付ける

急いで撮影した時によく起こる、自分の指が入ってしまう事件。小さなカメラでよく起こります。
補正でいらない部分を消すことは可能ですが、やはり元写真にはいっていないほうが、より自然できれいな写真に補正することができます。

とにかく高解像度で撮影する

とにかく高解像度設定で撮影しましょう。そうすることで、上手に撮影できなかった場合でも、デザイナーがある程度カッコイイ写真に補正してくれます。

シーン別画面構図のコツ

【共通事項】

画面いっぱいに被写体を入れた写真より、上下左右に余裕を持たせた写真のほうがトリミングが可能なので、後からよい部分を抜き出してカッコイイ写真にすることが可能です。

■自社商品、自社サービスのPRなら

主題を強調するためにも、担当者や商品を正面向きに大きく入れて大胆にPRしましょう。その際会社名や会社のロゴマークが入る場所で撮影するとさりげなく同時に印象づけることができておすすめです。斜めや横からの撮影で担当者の目線や商品が外れていると、「なんとなく撮れた写真」になってしまい、訴求力が弱くなってしまうので気を付けましょう。

■セミナー、イベント報告なら

とりあえず、たくさんいろいろ撮影しまくりましょう。
正面向き・笑顔・ピースのようなスナップ写真は避け、人物からは目線をはずし、引きで全体を入れた構図が会場全体の雰囲気が伝わりやすいです。
著名人やメイン人物などは寄り・引きの2パターンあるとデザインする時に大体のコンテンツに対応できます。
人物だらけですと少々息苦しいので、パネル、ドリンク、祝い花などの小物類も撮影しておくと、ホッと一息抜ける部分もデザインできて助かります。

■対談、インタビューなら

ポーズをとらないため、よいショットを撮ることが難しいです。とりあえずたくさん撮影しまくりましょう。
撮影側は第3者的な位置付けですので、人物の目線をはずすと自然です。身振り手振りがある写真ですと、生き生きとした臨場感が伝わります。表情も笑っていたり、真剣な眼差しであったり、変化をつけたバリエーションを用意することで、様々な内容に対応したデザインをすることが可能です。
アピールしたいモノ・コトがある場合はさりげなくテーブルや近くへ置くと、同時に印象づけることができておすすめです。
よくある映り込みNG写真は他社の飲料物などがそのまま置かれていることです。
補正でいらない部分を消すことは可能ですが、やはり元写真にはいっていないほうが、より自然できれいな写真に補正することができます。

 

読み進めるうちに、むむむ難しくなってきた。。とお考え中だったりしませんか?ご安心ください。基本は3点「ブレない、切れない、上下左右に余白を持たせる」を意識して、どんどん写真撮影にチャレンジしましょう!

おざき

第三者のデータをもとに作成されたニュースリリースの新しい切り口

12 years ago
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すでにニュースリリースで発表させていただきましたとおり、2013年10月の月間ベストリリース賞は花王株式会社様です。

2013年10月の月間ベストリリース賞、受賞リリースはこちら!
News2uリリース 2013年10月の月間ベストリリース賞

News2uリリース 2013年10月の月間ベストリリース賞

花王株式会社

選定理由(審査委員長・神原弥生子のコメント)

2013年10月のベストリリース賞は、花王株式会社さまの、検索キーワードランキングに関連したニュースリリースです。

オンライン上で公開されているさまざまなデータから、簡単に情報を入手することが可能になりました。同時に、自社の商品やサービスが、オンラインでどのように話題になっているかを観測している企業や担当者も増加しています。

今回、受賞したニュースリリースでは、Googleが提供がしている検索キーワード動向をもとに作られたニュースリリースになります。

春に発表された新商品のオンラインでの検索頻度というのは、担当者にとっては気になるデータのひとつです。普段活用している第三者のデータをもとに、ニュースリリースを作成し、自社の情報発信の頻度を増やしていくことは、ニュースリリースの新しい切り口の一つとして参考になります。

選定のポイント

  • 第三者の情報をニュースリリースの切り口にしている
  • 一次情報である情報ソースへのリンクをきちん用意している
  • 切り口にあった流れで、商品情報が紹介できている
受賞コメントをいただきました!

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この度は、ヘルシアコーヒーに関するリリースを月間ベストリリースに選出くださいまして、ありがとうございました。

News2uさんには、ずいぶん長くお世話になっておりますが、かなり久々の受賞で、とても嬉しく思っております。

2013年4月に発売した「ヘルシアコーヒー」は、本年度の弊社の重点商品であり、様々な情報発信をしてまいりました。

発売当初は、商品情報の発信に注力しておりましたが、発売から半年がたち、第三者からいただいた評価を発信する方法を日々模索しておりました。

そんな折、タイミング良く、Googleさんの上半期の検索キーワード動向がリリースされましたので、すぐにGoogleさんの広報ご担当者さまに承諾をとり、このリリースを配信させていただくことができました。

リリース配信にあたっては、Googleのご担当者様の素早いご返答に大変助けられました。さすがGoogle!と感心した次第です(笑)

この賞を励みに、これからもWEBならではのリリース配信を目指し、コツコツとネタ探しをしたいと思います。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

花王(株)商品広報センター 市川里津子

花王株式会社様、ご受賞おめでとうございます。

ざわこ

「新サービス(BtoC)」のニュースリリースの書き方~わかりやすい言葉選びとメリットを伝える

12 years ago
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読み手を想定した情報提供を行う

「サービス」という目に見えない商材を紹介するニュースリリースでは、読み手が直接のお客様であることを想定して、「できる限りわかりやすい言葉を使う」ことと「そのサービスを利用することでどんなメリットがあるか」を端的に伝えることで、お客様への理解を深めます。

またニュースリリースはWeb上で閲覧されるものなので、URLを記載できるメリットがあります。サービスの詳細についてはサービスサイトを用意しておき、ニュースリリースからリンクを貼ることで関心を持ったお客様を自社サイトへ誘導することができます。

端的に読み手に伝わる「新サービス(BtoC)」のニュースリリースとは

目的が一目でわかるタイトル

「企業名」と「サービス名」に加え、「新登場」「提供開始」などの文言とともに「日付」を入れることで新サービスであることがわかるようにしましょう。

サービスの概要を伝えるリード文

「該当サービスのURL」をこの位置に用意することで、ここまで読んで関心を持った読者をそのままWebサイトに誘導できます。
また、会社や新サービスの概要についても紹介します。

新サービスの基本情報を明記

「サービスのメニュー」と「価格」を明記しましょう。

Webサイトへの誘導

関心を持った潜在的な顧客を新サービスのWebサイトへ誘導します。

「お手本にしたい企業のニュースリリース」

一目で新サービスだとわかるタイトル

「サービスのメニュー」「価格」「日付」などの基本情報が明記されたリリース

商品内容がすぐに分かるタイトルづくり

読み手を想定したわかりやすいタイトルとリリースづくりで、さらに関心を持った顧客のWebサイトへの誘導に繋がるリリース作成を心がけましょう。

saico

Webマスターツールで自社サイトに問題があるか確認する方法

12 years ago
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解析ソフトGoogleAnalytics は知ってるけど、Webマスターツールって?というWeb制作に関わる方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。

Webマスターツールとは、管理しているサイトに異変や問題があったらお知らせしてくれたり、スパム警告を受けた際に何が問題なのかをわかりやすく指摘してくれることで非常に有用なツールです。

今回はWebマスターツールを使用して、自社サイトに問題が起きていないかの確認と、実際にスパムの疑いをもたれてしまった場合の対処法をまとめてみました。

自社サイトに問題が起きていないか確認する

事前にGoogle アカウントに管理したい自社サイトを登録し、そのサイトの所有権の確認をしておく必要があります。
所有権の確認については、サイトの登録時にわかりやすくナビゲートしてくれますので実際に試してみてください。

サイトのダッシュボードから確認する

Webマスターツールにログインすると、登録しておいたサイトの一覧が表示されます。調べたいサイトをクリックするとそれぞれのダッシュボードが表示されます。

Google のクロール巡回時に何か問題があれば、アラートが表示されます。
例えばサイトからマルウェアが検出されたり、Google が重要と判断したページがサイトから削除されているとこのエラーが表示されるそうです。

サイト自体が閲覧できない状態だとこのように表示されます。

サイトにマルウェアが検出されていないかを確認する

左メニュー「マルウェア」を選択すると確認できます。
マルウェアについては下記を参照ください。

正常だと「このサイトからマルウェアは検出されませんでした。」と表示されます。

スパム警告されていないかを確認する

左メニュー「検索トラフィック」の中の「手動による対策」と進むと、正常であれば「手動によるウェブスパム対策は見つかりませんでした。」と表示されます。

ここに何か表示されるということは、スパム行為があるとGoogle に判断されたことになります。
そのままにしておくとページの評価が下げられ、検索結果から削除されてしまうこともあります。

正常だと「手動によるウェブスパム対策は見つかりませんでした。」と表示されます。

具体的にスパム扱いされる行為を抜粋してみました。

普通に運用してれば問題のない項目ばかりです。
逆にこれらに注意していればWebサイトの評価が下がる心配はないので、安心してコンテンツ作りに意識を向けられるということですね。

アラートが出てしまった場合の対処法

基本的には手作業で修正

アラートが出てしまった場合の主な対処法は手作業で問題のあるページを処理することです。

具体的には問題の箇所を修正、または不要なページを削除するなどです。
ハッキングされた場合などはそれによって影響を受けたページも手作業で修正します。

Googleのキャッシュの削除

手作業で作業しても検索結果にはまだヒットする場合や、修正した部分がキャッシュが更新されないために修正が反映されない場合があります。
そんな時は下記ページからキャッシュをクリアするリクエストを出しましょう。
※当然のことながらクリアされるのは管理しているサイトのみになります。

外部から自社サイトへ不自然なリンクが貼られている場合

この場合は自分で処理ができないため、そのサイトの運営者に連絡を取って処理してもらう必要があります。

リンク自体を削除してもらうかリンク要素に rel=”nofollow” 属性を設定してもらいます。削除できなかった分のリンクは、下記ページから申請することでリンクを否認することができます。

注意点として、Googleによるとただ単に下記フォームを申請するだけでは不十分だと言っています。削除対象のリンク主との連絡はきちんとしたほうがよさそうですね。

全て対処したら再審査

一通りの処理が終わったら Googleへ再審査リクエストを送信しましょう。
ただし手続きには数週間かかるとのことです。

まだ解決されていない問題がある場合は、Google側から通知してもらえます。問題が解決するまで対処を行うようにしましょう。

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Ustreamで「資料が見やすい」「声が聞きやすい」ライブ配信をする方法

12 years ago
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配信することに成功はしたけど……。
上司「昨日はおつかれさま。やればできるじゃん」
僕「あ、はい。ありがとうございます」
上司「でも、わかってるよね?」
僕「はい……。コメントの『声聞こえづらい!』、『資料読めない!』……ですよね?」
上司「そう。で、ここに5千円あります。これで今週末までになんとかならん?」
僕「ならんです」
上司「いいからやれ」
僕「はい(真顔」

一難去ってまた一難。出来たら出来たで次からは更に高い要求が出ることは常です。むらかみです。
前回の寸劇のあとに営業セミナーとイベントのライブ配信をした僕は、初心者にありがちなところで見事につまずいてくれたようです。
Ustreamなどのライブ配信でよくある失敗例として

  • 音声が聞き取れない
  • カメラの映像だと資料が読めない

などが挙げられると思います。
見えない・聞こえない配信は、閲覧者にとってストレス以外のなにものでもなくて、すぐにでもウィンドウを閉じたくなります。
逆にこの基本がちゃんと出来れば、最後まで見てくれる人は増えるはず!
今回は、見やすい聞きやすいライブ配信をテーマに書きたいと思います。

音声を聞き取りやすくする

会場のスピーカーから流れる音を前回のエントリーのようにカメラ内蔵のマイクで拾うとどうしても音がこもってしまい、鮮明には聞こえません。
ですので、可能であれば会場の音響設備から音声を出力してもらい、それをPCに取り込みたい。
マイクを通さない分、クリアな音声を配信できます。(※まともな機材と専門家が揃えばマイクで録ってもクリアになりますが今回この条件はないものとします)
では、どうやってPCに取り込むのか。

USB接続のオーディオインターフェイスを使う

そもそもオーディオインターフェイスとはなんぞやという話ですが、簡単に言うと、音をパソコンに取り込むための機材です。
ノートPCにマイク端子がついてるけど、これつかえないの? という疑問は当然出てくると思いますが、一般的な音響設備の音声出力をマイク端子につなぐこともできますが、特に対策を施さない場合、ほぼ確実に音が割れてしまいます。
オーディオインターフェイスを利用すれば、それを防ぐことが可能かつ、手元での音量調整、ヘッドホン、イヤホンでのモニタリングが容易など、いいことずくめです。

その種類は、前回のカメラと同じく一般向けからプロ用のものまで、数千円~言えないような額のものまでと、ピンからキリまであります。
しかし、今回は最低一人で配信が出来るような規模のもの(自社開催のセミナー、イベント)を想定しておりますので、そこまで大層な機材は必要ありません。

そんな前提の中、選定したものは「BEHRINGER XENYX 302USB(Amazon)」というミキサーとイコライザーを内蔵し、多機能小型軽量で持ち運びやすい、ライブ配信にうってつけの機材です。

BEHRINGER XENYX 302USB

これを購入して付属のケーブルでPCとつなぐだけで会場の音声出力をパソコンに取り込めるようになります。OS標準のドライバで動作可能なのでインストールが自動で行われ楽ちんです。

また、どうしても音響の音声出力を得られない場合はPC用マイクよりいいマイクを繋ぐことも容易にできますので、もしものときにも役立ちます。

※実際に配信を行う際、会場の下見が可能な場合、設備についてのメール・電話での質問が可能な場合は、音響の利用についての確認と、機材の確認をし、適切な接続ケーブルをご用意ください。

資料を見やすくする

次は見えない問題についてです。
資料をカメラで撮影すると、どうしても文字が潰れたり滲んだりと、お世辞にも見やすい映像にはなりません。
では、どうするか。
今回は、PCの画面上に表示したスライドを直接配信してみたいと思います。

Ustream Producerを使う

まずは、Ustream公式配信ソフトのUstream Producerをインストールします。

紹介ページにアクセスし、無料の通常版からお使いのOSに合わせてプログラムをダウンロードします。

ウィザードに沿ってインストールを行います。(画面はWindows版になります)

Ustream02_01

Ustream Producerを起動するとログインを求められるので、Ustreamのユーザー名パスワードでログインしてください。

Ustream02_02

ウィンドウ内中心よりちょっと下のアイコンが並んでるところの、左から3番目の画面アイコンをクリックしドロップダウンメニューを出したら「このコンピューターで Desktop Presenter を起動」をクリックしてください。

Ustream02_03

下記のようにファイアウォールの設定変更の指示が出ますが、今回は同一コンピュータ内で動かすので特に気にせず「OK」を押してください。

Ustream02_04

Desktop Presenterが起動しますので、選択プルダウンメニューから「スクリーンの領域を選択」を選択してください。

Ustream02_05

あらかじめスライドをAdobe Readerなどのアプリケーションで開き、ウィンドウを適当な大きさに調整しておき、「領域の変更」ボタンをクリックします。

Ustream02_06

配信するエリアをドラッグアンドドロップで資料の大きさに調整します。

Ustream02_07

Ustream Producerの画面に戻り、アイコンの一番左の「カメラアイコン」をクリックし、ドロップダウンメニューのプレゼンターから「コンピュータ名 ショットの追加」をクリック

Ustream02_08

これでスライドを配信する準備が整いました。

Ustream02_09

最後に、各映像入力をクリックし黄色枠を出した後、アイコン右から2番目の音声入力を選択、下部左の二段になっているドロップダウンメニューの上側でチャンネルを選択するなど、もろもろの調整をした後、下部の「配信の開始」をクリックすると配信が開始されます。

Ustream02_10

これで、資料などの画面をカメラを介さず直接配信できるようになりました。
この方法を使えばPCの画面に出るものであればブラウザなどの大半のアプリケーションを配信内に組み込めます。
また、下部のサムネイルをクリックすると画面とカメラを変更したりできますので、うまく使うとかっこいい配信ができると思います。
この記事がよく聞こえてよく見える配信づくりのお手伝いになれば幸いです。

それではまた。

関連記事
いまさら聞けない! Ustreamで簡単にライブ配信する方法

むらかみ

【第3回】いまこそSEOの基本を再確認する

12 years ago
fuse201309
新時代SEOもベーシックなSEOが中心

SEOが日本に上陸して以降、10年以上が経ちます。SEOの書籍が日本で初めて発売されたのが2002年くらいでしょうか。筆者もこの年からSEOの仕事を始めることになりました。それから10年以上、Googleのアルゴリズムも大きく進化をとげることになりました。しかしパンダアップデートが更新されて2年が経ち、SEOは新しい時代を迎えていますが、ベーシックな部分においては、さほど変わりはありません。いつの時代においても、まずは基本をしっかりと踏襲することが大事だということです。後述しますが、基本は本当に単純なルールに従うだけなのですが、いまだにこの基本が施されていないサイトが山ほど存在しています。この7,8年多くのサイトがあまりにも外部リンクのサービスに頼りすぎていたことにも起因しているのかもしれません。誰もが知っているベーシックなSEOですが、もう一度確認するべきときだと考えます。これを機に、読者の方も、いま一度自身のサイトを確認してみると良いのでないでしょうか。

陥りやすいSEOの間違いについて

Googleのウェブスパムチームのトップ、マット・カッツが2013年4月29日に公開したビデオのなかで、ウェブマスターが陥りやすいベーシックなSEOのミステイクを5つ上げています。SEOの基本を理解するうえで、とてもわかりやすいので簡単に紹介したいと思います。

1.Googleがクロールできない環境

至極あたりまえなことですが、もしGoogleが該当サイトやページをクロールできないのであれば、いくら良いコンテンツであっても、検索結果にのぼることはありません。Googleはリンクをもとにウェブをクロールし、情報をインデックス、ランク付けを行っています。Googleを回遊させるためには、リンクをしっかりとつける必要があります。たとえば、サイトからリンクされていない広告用のランディングページは、検索エンジンがクロールできないため、検索結果には現れません。敢えて検索結果に現れないようにしているのであれば良いのですが、もし自然集客を期待するのであれば、リンクを用意する必要があります。
またGoogleのボットが判読できるのはテキストデータです。画像だけのページだった場合、いかに良質なコンテンツであっても、Googleは判読できないため評価することができません。このことからも、画像による表現を選ぶ場合は、altタグ(代替のテキスト)を設定することが重要であることがわかるはずです。

2.ユーザーが検索で利用しているワードが不在

筆者がコンサルティングしているなかでも、これが最も多いパターンです。肝心のキーワードがタイトルタグやコンテンツ内に含まれていないケースです。せっかくのコンテンツも、ユーザーが検索するキーワードと乖離したワードでコンテンツが構成されていたのであれば、検索で見つけてもらうことができなくなってしまいます。
大事なコンテンツは、かならずGoogleのキーワードプランナー※1や、フェレット+などを利用し、実際にユーザーはどのようなキーワードを検索しているのかを理解する必要があるでしょう。
とくに顕著なのは、紙の分野のライターや作家が執筆したようなコンテンツの場合です。ユーザーの興味を喚起させるために考え抜かれたキャッチコピーには、ユーザーが利用する検索キーワードが含まてていないケースが多いからです。そのため検索結果に現れないという場合を多く見聞してきました。質の高いコンテンツだけにもったいないことです。キャッチーなコピーとユーザーの使う検索ワードが、常に一致するわけではないので、いかにうまく按分をとるかは難しいところですが、少なくとも検索キーワードを盛り込まない場合は検索エンジンからの集客は難しくなることを、執筆する側にも理解してもらうことが必要になるかと思います。素晴らしいコンテンツなのに、SEO上で残念な結果にならないように、配慮していくことが望まれます。

※1 Googleのキーワードプランナーは、アドワーズ管理画面上で利用できます。

3.過剰な外部リンク

「外部リンクばかりを考えるな」というのがマット・カッツの主張です。その主張は、この数年のパンダアップデートやペンギンアップデートに表れていると言えるでしょう。
外部リンクを恣意的に増やすことに骨を折るのではなく、外部リンクを本当に増やしたいのであれば、コンテンツを魅力的なものにすることに力を注ぐべきだと主張しています。
魅力に満ちた良質なコンテンツは、耳目を集め、いずれ外部リンクが増えていくことになります。これは筆者が主張する新しい時代のSEOの姿にも通じます。コンテンツが魅力的であれば(最低限のSEOを施すことが条件になりますが)、いずれ外部リンクが増え、集客力へと結びつくことになるでしょう。
マット・カッツは、“Compelling”なコンテンツを作れと訴えています。Compellingのジャストフィットする訳語が見つからず、筆者は「魅力に満ちた」という表現に置き換えましたがが、辞書では、「人の心をつかんで離さない、抗しがたい」という言葉に該当します。
つまりSEOの小手先のテクニックではなく、ユーザーの気持ちを強く引きつけるような、グリップ力のあるコンテンツづくりが求められていることを表しています。

4.間違ったページタイトルとディスクリプションタグ

次にカットがミステイクの大きな要因としてあげているのが、ページタイトルとディスクリプションタグになります。

タイトルタグは、検索結果の大見出しに引用されます。また検索エンジンが評価する最も重要なパートでもあります。SEOを重視したいのであれば、タイトルタグの設定は、十分な配慮が必要になります。
設定がなされていないとことは滅多にありませんが、よくあるケースは、このタイトルタグをユニーク(個別なもの)にしておらず、多くの下層ページで共通のタイトルタグが使われているケースです。
検索エンジンは、独自のものに価値を与えます。複製された同じタイトルのコンテンツ群は、評価の対象でないと判断されてしまいますので注意が必要です。

もうひとつのディスクリプションタグは、検索結果に影響を与えないということから軽視されがちですが、ディスクリプションタグの内容は、検索結果に引用されるタイトルタグの下にサマリー(要約)という形で表示されるため、ユーザーのクリック率に影響を与えます。
検索時、ユーザーは、自身の検索意図に合致した見出し(タイトルタグ)でなかった場合、このディスクリプションの部分を拾い読みなどしながら、クリックに値するかを判断しています。ディスクリプションタグをじっくり読み込むケースは稀かもしれませんが、ディスクリプション内のセンテンスやキーワードなどを瞬時に拾い読みして判断していることは、自身の経験からもわかってもらえるかと思います。
今後は、タイトルタグもディスクリプションタグも、読み手を意識したコピーワークに力を入れるべきではないかと思います。

5.Googleが提供するウェブマスター向けのツールや情報を利用していないこと

Googleが提供するウェブマスターツールは、Googleのボットに新規のWEBサイトやページを認識させたり、サイト内に発生している問題があった場合に忠告を受けることができるなど、Googleに相性の良い適切なサイトづくりを支援してくれるツールです。
ウェブマスターツール以外にもGoogleは、ヘルプセンターや公式ブログ、フォーラムなどで重要な情報や疑問点を解決してくれる情報を発信しています。とくにヘルプセンターには、Googleが理想とするサイトはどのような構造であり、Googleは何を評価しようとしているかが、分りやすく説明されていますので、未見の方は見ていただくと良いしょう。ビデオなどを利用し分りやすく説明してくれています。

>>次ページ「大事なのは首尾一貫性

布施 譲

プロジェクト管理をより快適に~多機能で使えるクラウドツール「Brabio!」

12 years ago
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最近バランスボールに座って仕事をしているディレクターのヨネハマです。今のところコロっと後ろに転げたりすることもなく、腰や背中の具合が椅子に座っている時よりもすこぶる良好なんですが、向かいのスタッフからはゆらゆらと揺れる様が気になるとの指摘が。。。まぁ、そのうち慣れるでしょう。

ところで、社内外含め複数人でチームを組んで進行したり、同時にいくつものプロジェクトを抱えてること多いと思いますが、そんな時のプロジェクト管理はみなさんはどうされていますか?

進行管理のスケジュール表はメールにExcel添付で、というのもまだまだ多いですが、メールのやりとりが増えてくると、どれが最新だったかさかのぼって探したりするのが面倒だったり不便を感じることが多く、ここはツールを使ってみるか、ということで自身の担当案件でプロジェクト管理ツールの「Brabio!」を導入してみました。

外部の方たちと一緒に使うとなると、直接説明できないこともあるのでどんなに高機能でもわかりにくいものはNG。なるべく直感的にわかるものが良かったのと、今回外せなかったカレンダー機能が大きな決め手ではありましたが、使ってみて、これは想像以上に便利と思った機能をいくつかご紹介します。

ガントチャートがすぐに作れる!(エクセルの書き出し、読み込みも可能)

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サイトTOPに動画があるのでそちらを見るとわかりやすいですが、いちいち日付を入力しなくてもドラッグ&ドロップでぱぱっと期間がひけるのって、ちまちまエクセルで表を作成してたことを考えるとちょっと感動的です。表示も日・週・月表示カレンダーや担当者別の表示にも切り替え可能で「誰が」「いつまでに」「何を」やらなければいけないのかが一目瞭然。

やっぱりExcelでも欲しいんだよねという場合でも、Excelファイル書き出し機能が付いていて、タイトル、開始日、締切日、進捗状況、担当者まで含んだ形で書き出されます。また、Brabio!仕様に合わせることが必要になりますが、Excelファイルを読み込むこともできます
詳しい説明はこちらをご覧ください。

返信もメールでできる!

各プロジェクトごとに「プロジェクト連絡」という掲示板のようなものがあって、そこに書き込んだり、各タスクやTodoに何かコメントを書き込むと関係者に内容がメールで送られるのですが、これに対してわざわざログインなくてもそのメールに返信することでコメントに返答ができるんです。出先とか忙しい時にこれは嬉しい機能!もちろんサイト側でも同期がとられているので、ログインしてやりとりを確認することもできます。

複数プロジェクトの進捗が一目でわかる!

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便利なガントチャート機能ですが、複数プロジェクトをまたいで一目で確認することもできます(フリープランは2プロジェクトまで。それ以上は有料)。忙しさもグラフで色分けされて表示されるので、状況も一目瞭然。スケジュールを考える時に他の案件との兼ね合いを確認しながらひけるので調整にもかなり便利です。

 

ちなみにBrabio!以外に最終候補としてあがっていたのは下記二つでした。

サイボウズLIVEは無料で使える人数が200人まで!とダントツに多いのと、シンプルな画面がわかりやすくて良かったんですが、カレンダー機能がいまいち足らず。ガントチャートまでいかなくても、予定期間が一目でわかる期間予定(バナー予定)機能は欲しかったですね。(サイボウズにはあるのに。。。)

backlogはUIも良くて(個人的にはBrabio!より好きです)、わかりやすかったんでが、ガントチャート機能が使えるようにすると月額がぐぐっと上がるため費用面で断念。

どのサービスでもトライアルがあるので、悩まれている方は、悩むよりとりあえず使ってみるべし!ぜひ時間を作って試してみてください。きっと今よりも少しでもスピードアップできて快適にプロジェクト管理、進行できるようになると思いますよ。

yonehama
確認済み
5 years 4ヶ月 ago
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