「nofollow」はその存在意義を強めている

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「SEOmoz」に掲載されたwillcritchlow氏の投稿、『「nofollow」は意味を失いつつある』を読んで、

僕なりのアンチテーゼを記述させていただきます。

「nofollow」とは、検索エンジンのクローラーがWebページを巡回してきたときに、該当ページ中にある外部サイトへのリンクを追跡しないように指定するHTML記述のことです。つまり、リンクによる評価をリンク先へ与えないという指定をするということです。

まず、第一に僕は、検索エンジンにおける「nofollow」の存在意義・有用性といった主張は強まっていると感じています。

信頼のおけないサイトへのリンク、広告出稿先へのリンクなどにこの「nofollow」を使用することで、検索エンジンの検索結果を不正にコントロールすることを防げるからです。
willcritchlow氏の指摘するように、この指定は完璧なものではなくあくまで抑制的なものでしかありません。

現に、僕の管轄しているサイト上でも「nofollow」が無視され、検索エンジンクローラーがリンク先を追跡しているし、インデックス&評価もされています。

けれども、これが行われないと「nofollow」を、ユーザーを不正サイトへ誘うトラップとして悪用されかねません。こちらの方が致命的な為、プライオリティ的に優先しているのでしょう。

もちろん、通常のリンクとの差別化はされているでしょうし、日々この点の進化は行われているはずなので、将来的にも更なる改善がなされるはずです。

何よりも、「不正サイトを評価しない」・「リンクの売買は行わない」・「検索エンジンスパムは行わない」といったような、Web利用者のリテラシーの育成といった意味でも、必要不可欠なツールではないでしょうか?

これが強制されたことではなく、Web利用者側に委ねられているといったところにも、その素養が隠されているような気がします。

単純に、強制出来るわけがないのですが、そのように受け取ってしまったのでは味気ないし、「取り締まれなければ、スパムではない!」といった論法にも通じる気がするので、僕はこのようなニュアンスで受け取ろうと考えています。

何より、「人間は本来善である。」という、性善説を僕は信じたいです。

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