アルサーガパートナーズ、千代田区立九段中等教育学校が導入する校内生成AI「otomotto」を開発支援

リリース情報提供元: プレスリリース・ニュースリリース配信サービスのPR TIMES
2025年02月21日(金)
アルサーガパートナーズ株式会社
~生徒たちと作り上げる独自の校内生成AIで、新しい学びと校務の革新を先駆けて推進~

 企業のDXを促進するアルサーガパートナーズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 CEO/CTO:小俣泰明、以下「アルサーガパートナーズ」)は、千代田区立九段中等教育学校が導入する校内生成AIツール「otomotto」の開発支援をしたことをお知らせします。




千代田区立九段中等教育学校は文部科学省のリーディングDXスクールに指定され、生成AIパイロット校として先進的な教育DXの推進に取り組んでいます。同校は、生成AIの登場とともにその可能性に着目し、2023年10月にはアルサーガパートナーズが提供する生成AIソリューションを活用した教員向け「ChatGPT勉強会」(*1)を実施しました。

さらに、千代田区が実施する生成AI関連業務の公募型プロポーザルで、アルサーガパートナーズが選定されました。この選定を契機に、他校に先駆けて生成AIを活用した授業の導入を目指し、教員と生徒を対象とした校内生成AIのSaaS版ツール(*2)によるPoC(概念実証)を実施。その成功を踏まえ、独自の校内生成AIツール「otomotto(オトモット)」の開発に至りました。

「otomotto」という名称は、九段中等教育学校の生徒たちによって考案されました。また、アイコン画像も生徒たちのアイデアをもとに、弊社デザイナーがアドバイスを加えながら制作しました。このツールは、単に開発提供するだけではなく、実際の利用者である生徒・先生たちと共にアイデアを出し合い、工夫を重ねて作り上げたものです。

(*1)【勉強会レポート】アルサーガ、千代田区立九段中等教育学校に校務活用のための「ChatGPT勉強会」を実施:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000114.000028308.html

(*2)SaaS版ツール「ARSAGA INSIGHT ENGINE powered by GPT」:https://insight-engine.arsaga.jp/arsaga-insight-engine-saas/index.html




■校内生成AI「otomotto」の特徴
1. 多彩な生成AI活用
OpenAIの「GPT-4o」だけでなく、Anthropicが提供する「Claude 3 Opus」や、Googleの「Gemini Pro」といった複数の大規模言語モデルから適切なものを選択でき、多様なニーズに対応。また、チャット機能に加え、画像生成も自由に行える柔軟性を備えています。



2. マイプロンプト機能
生徒や教員が独自のプロンプトを作成・共有できる機能を搭載。共有されているプロンプトへ「いいね」を送るなど、コミュニケーションも促進します。この機能により、生徒同士の創造的な会話が活発化し、学びの新しい形を実現します。



3. 独自コンテンツフィルター
生徒が使用する際に教育目的を逸脱しないよう、独自のフィルタリング機能を搭載。検知されたコンテンツは管理画面から確認できる仕組みとなっています。

4. データ連携機能
科目ごとに保存された教科書データ等をもとに、AIと対話しながら出力が可能。例えば、「日本史のこの時代についてテスト問題を出して」といった具体的なリクエストにも対応できます。教員が指定のフォルダにデータをアップロードするだけで、自動で内容を取り込み、回答に反映させることができる仕組みを実現しました。

■ニーズに即した生成AIツールを迅速かつ高品質で開発
生成AI技術が日々進化する中、千代田区立九段中等教育学校のニーズも刻々と変化していました。そのため、アルサーガパートナーズの強みを活かした以下のような柔軟な対応を行いました。
・迅速かつ柔軟な対応を可能にする「アジャイル開発」の徹底

短期間での仕様変更や要望の追加に対応するためチームワークを強化したスクラム開発を採用し、開発プロセスを最適化しました。特に、明確なコーディングルールを設定し、新たに参加するメンバーでも即座に対応可能な体制を構築。また、誰がレビューしても品質を保証できる統一基準を整備することで、開発の遅延を防ぎつつ高い品質を実現しました。

・生徒と教員の声を反映した「ユーザー視点」の徹底追求

同校では中学生から高校生までの生徒が在籍しており、特に中学生でも直感的に操作できる優しいUI/UXを設計しました。エラーメッセージや通知文言にも工夫を凝らし、迷わず利用できる環境を提供しています。先生方のフィードバックをもとに、生徒に寄り添った使いやすいサービスへと進化させました。また、サービス名とアイコンは生徒たちが提案した案を採用し、生徒自身がプロジェクトに参加する喜びを感じられる仕組みを取り入れました。





・全員が同じゴールを目指せる「認識共有」の仕組み

教育現場と開発チームが一丸となるために、学校との週1回の定例会議を設け、開発状況や提案内容を図式化・資料化して共有しました。この取り組みにより、関係者間の認識齟齬を防ぎ、目指すゴールを明確にすることが可能となりました。開発者と現場の垣根を越えた密なコミュニケーションにより、意見が反映された開発が実現し、プロジェクトのスムーズな進行を後押ししました。

■千代田区立九段中等教育学校のコメント
本校では、確かな学力の向上と教育DXの推進やグローバル教育、STEAM 教育、アントレプレナーシップ教育の充実、豊かな人間性の育成を通じて、創造的思考力、課題解決力、人間関係形成力、意思決定力を養うことを目指し、これからの時代を担う人材育成に資する新たな教育プログラムの開発に取り組んでいます。
生成AIの活用は、まさに最新の技術を学生のうちから一つのツールとして最大限利用し、個々の生徒にとって効果的な学びを追求することに役立っています。単に答えを出すだけではなく、様々な問題について多角的な視野を持って思考し、解決に挑み、新たな価値を創造するための、対話的で深い学びに取り組んでいく中で、一人のサポートティーチャーのように支援し、学びの「おとも」として活躍しているのが「otomotto」です。学校からの声を反映して、このシステムの構築にご尽力いただいておりますエンジニアの皆様に感謝申し上げます。九段中等教育学校は、今後も生徒のより良い学びの環境づくりに努めていきます。
■今後の展望
現在は、生徒向けの機能を中心に運用を開始しましたが、今後は教員の業務改善に特化した機能を順次実装予定です。働き方改革の一環として教育現場の効率化に貢献していきます。

アルサーガパートナーズは、教育現場をより良くするために挑戦を続けます。生徒、教員、保護者の皆さまが「使いやすい」「便利だ」と感じていただけるサービスを提供することを目指し、一歩ずつ着実に進化を遂げてまいります。これからも教育の未来を支えるパートナーとして全力を尽くしてまいります。

■千代田区立九段中等教育学校について

千代田区立九段中等教育学校は、創立100周年を迎える、地域に愛され、伝統が脈々と息づいている区立の中高一貫校です。教育目標として「豊かな心 知の創造 未来貢献」を掲げています。
http://www.kudan.ed.jp/

アルサーガパートナーズ株式会社
アルサーガパートナーズは、成長し続ける流行の発信地“渋谷”に拠点を置く総合ファームです。「日本のDXを世界で誇れる産業へ」をビジョンに掲げ、DXサービスをワンストップで提供するため、コンサルティングからシステム開発、保守・運用までの体制を整えています。「最高品質を最速で」をスローガンに掲げ、お客さまに寄り添いながらビジネスの成功をより確実なものへと導きます。

本社    :東京都渋谷区桜丘町1番1号 渋谷サクラステージSHIBUYAタワー18階
熊本支社  :熊本県熊本市南区江越2丁目24-1
福岡支社  :福岡県福岡市中央区天神一丁目10番20号 天神ビジネスセンター7階
代表者   :代表取締役社長 CEO/CTO 小俣泰明
設立日   :2016年1月
資本金   :14億3,470万円(資本準備金等を含む)
従業員数  :492名(SES含む、2025年1月末時点)
事業内容  :ワンストップDXソリューション事業
Web     :https://www.arsaga.jp/


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