【名古屋市×UNERI】「名古屋市スタートアップ共創促進コーディネーター設置事業」にてUNERI代表がコーディネーター就任。起業家支援に尽力

リリース情報提供元: プレスリリース・ニュースリリース配信サービスのPR TIMES
2021年05月28日(金)
株式会社UNERI
昨年度は年間150件以上のマッチング事例を創出。本年度もイノベーション創出機運を高め、共創を促進します。

株式会社UNERI(本社:愛知県名古屋市 代表取締役 :河合将樹)は、昨年度に引き続き、名古屋市経済局イノベーション推進部スタートアップ支援室主催の「令和3年度名古屋市スタートアップ共創促進コーディネーター設置事業」の運営事務局を務めます。






詳細:共創促進コーディネーターについて

名古屋市では、2019年よりなごのキャンパスやイノベーターズガレージなどインキュベーション拠点の運営がはじまり、 スタートアップ・イノベーション創出の機運が高まっています。この機運をより一層盛り上げていくために、拠点間の連携を図り、共創を促進していくことが必要です。

株式会社UNERI代表の河合将樹は、昨年に引き続き、拠点間を有機的に結びつける役割を持つ「名古屋市共創促進コーディネーター」に就任しました。昨年度150件以上のマッチング事例を生み出したノウハウをもとに、本年度も名古屋地域のスタートアップ企業等の共創促進に取り組みます。

昨年度の共創促進コーディネーター設置事業においては、「NAGOYA INNOVATION
GATEWAY(略称:NIG)」を立ち上げ、インキュベーション拠点とスタートアップ企業等の連携促進、コミュニティマネージャーのナレッジ共有等に取り組んでまいりました。本年度もNIGを発展させ、拠点間連携や人材・ナレッジの相互交流を活性化させ、企業間の共創やスタートアップが成長しやすい環境を整備します。
http://nagoyainnovationgateway.jp/

共創コーディネーターのイメージ

▶ 共創促進コーディネーターの役割
スタートアップ・イノベーション拠点のコミュニティマネージャーを結びつけるほか、利用する企業や利用者を結びつけ、当地域における共創を促進させます。

▷ イノベーターズガレージ、なごのキャンパス等を定期的に訪問し情報収集・共有を行い、拠点間や企業間の連携を促進します。
▷ 各拠点のコミュニティマネージャーを繋ぎナレッジの共有を促進し、相互成長する仕組みを構築します。
▷ 拠点の特徴や利用者等に関する情報発信をし、域内外の拠点や利用者等に対して、当地域のスタートアップ環境を広く周知します。


昨年度の実績:279回の訪問実績を基に共創の種を発掘、150件以上のマッチング事例を創出



訪問実績:
愛知県内に設置されたインキュベーション施設やスタートアップ施設(以降:連携施設)へ訪問し、コミュニティーマネージャー等から各施設のイベントや施設利用者等に関する情報収集、施設が抱く課題、他の拠点等とのマッチングの希望などをヒアリングしました。
定期訪問を行う「ナゴヤイノベーターズガレージ」「なごのキャンパス」「Nagoya Musubu Tech Lab」の他、名古屋市内外の連携施設に対して、合計279回の訪問を実施(オンライン含む)。当地域の施設間の連携を促進するなど共創気運の醸成やマッチング事例の創出に務めました。




マッチング実績:
共創促進コーディネーターが連携施設のコミュニティーマネージャーや利用者等に対して、現状や課題などを個別にヒアリングし、細やかなニーズを拾い上げることで、各者のニーズに応じた適切な対応を実施。企業間のマッチングなどの事例を150件以上創出しました。


イベント実績:
名古屋地域のスタートアップ・エコシステムが自律的に発展することを目的として、様々な施策を実施。当地域のスタートアップ・エコシステムに関連するステークホルダー(起業家・コミュニティマネージャー・VC・行政 等)が成長・発展するために必要な社会関係資本が蓄積される場づくりを行いました。昨年度は全4回のイベントを開催しました。

▷ 第1回~2回「最新事例に学ぶコミュニティマネージャー(入門編/実践編)」
「コミュニティマネージャーの学校BUFF」と連携し、各インキュベーション施設のコミュニティマネージャー向けに実践型の勉強会を開催。

▷ 第3回「スタートアップの"新"成長手法 パブリックアフェアーズ講座」
スタートアップの新しい成長手法である「パブリック・アフェアーズ(※)」に関する講座を開催。

▷ 第4回「名古屋地域の起業家×シードVC マッチング会」
各施設訪問時に要望が多く挙げられた首都圏等VCとスタートアップ企業のマッチング会を開催し、当地域のスタートアップ16社、首都圏等のVC24社が参加。イベントの結果、合計96組が投資検討に進みました。また、本イベントを契機に複数のキャピタリストが当地域のビジネスコンテストでの審査員やファイナンスイベントでの講師を務めるなど、名古屋のスタートアップ・エコシステムに首都圏VCが参加する波及効果が生まれました。

※:政府やNPOといった公共プレイヤーと企業の関係戦略(非市場戦略)を設計し、その交渉と調整のフロントに立つ手法のこと



本年度のテーマ:機能の拡充及び成果の可視化

昨年度の共創促進コーディネーター設置事業からより一層の発展を目指し、株式会社UNERIは、本年度は3つのテーマを掲げています。

(1)名古屋域内と日本全国・世界をつなぐ入口に
「NAGOYA INNOVATION GATEWAY」では、名古屋地域在住の起業家と日本全国・世界の起業家や企業等を繋ぐ“入口”を担うことを目標の一つとして掲げています。昨年度、名古屋地域の起業家と首都圏等VCとのネットワークが構築されたように、域内と域外を繋ぐGATEWAY(入口)としての機能を拡充します。
名古屋のスタートアップ・エコシステムが日本全国・世界とオープンに接続できるよう、首都圏を中心とした域外のインキュベーション拠点との連携や、国内外の企業・VC等とのマッチング等を進めていきます。

(2)あらゆる形態の起業家に金融の選択肢を
昨年度の共創促進コーディネーター業務を通して、名古屋にも多くの「ゼブラ企業(※1)」が存在することが明らかになりました。本年度は「ゼブラ企業」をテーマにしたイベントを開催して、名古屋地域の起業家の可能性を耕します。
成長と社会課題の解決の両立を目指す「ゼブラ企業」は、従来のスタートアップが主流としてきた資金調達の仕組み(融資・出資)では資金が流れにくい構造になっています。あらゆるスタートアップにも対応した、新しい金融の選択肢や概念を周知し、また「ゼブラ企業」を対象とした投資家とも接点が持てる機会を創出します。

(3)名古屋地域のスタートアップ・イノベーション拠点間の連携の強化
昨年度の共創促進コーディネーター事業で形成された拠点間の繋がりを一層強固にし、当地域の共創の創発を促進するとともに、当地域のスタートアップ・エコシステムが持続的に発展する仕組みを構築します。

上記(1)~(3)の取り組みを通じて、株式会社UNERIは、共創コーディネーターが創出する成果を社会的インパクト(※2)ベースで計測し、本事業が社会に対して与える影響を計測。事業が社会に与える影響を成果として可視化することで、当地域のスタートアップ・エコシステムの発展を追い求めます。

令和元年7月1日、名古屋市は内閣府より「SDGs未来都市」に選定されました。社会的インパクト評価を通してスタートアップとSDGsを接続し、スタートアップ・エコシステムの発展を通した持続可能な社会の実現を目指します。

※1:社会的インパクトの創出、株主のみならず多様なステークホルダーへの貢献、他のプレイヤーとの共存・コラボレーション、革新性(イノベーティブさ)の4つを含むスタートアップを指しています。
詳細はこちらの記事をご覧下さい。
https://note.com/uneri_tokai/n/n6daeb307fa7e

※2:短期、長期の変化を含め、当該事業や活動の結果として生じた社会的・環境的なアウトカム(変化・便益・成果)のことを指します。

〈共創促進コーディネーター プロフィール〉

河合将樹 | Masaki Kawai
1995年愛知県生まれ。株式会社UNERI 代表取締役。
自身の経験から、東海地域に挑戦する人が賞賛される文化をつくりたいと考え、UNERIを立ち上げる。 令和元年には、NPO法人ETIC.が主催する未来の起業家・イノベーターのための学校「MAKERS UNIVERSITY」の運営に参画。令和2年2月に東海最大規模の起業系カンファレンスを企画し累計参加者は500人を超える。5月に株式会社UNERIを創業。
【主要な経歴】
・One Young World 2019 Japanese Ambassador
・内閣府事業「世界青年の船」第31回日本代表青年
・Forbes Rising Star Community 2020 その他多数



共創促進コーディネーター河合将樹のコメント

昨年度の共創促進コーディネーター事業では、279回のインキュベーション施設訪問、150件以上の共創事例の創出、96組の投資検討という数字を達成しました。この結果、当地域のスタートアップ・エコシステムに都内のVCが入るきっかけを創出できました。

今年度は昨年の取り組みを拡充しつつ、「ゼブラ企業」という概念の普及や、共創コーディネーター業務における「インパクトの可視化」に取り組んで参ります。ゼブラ企業という概念が浸透することで、起業家それぞれにあった成長モデルを知ることができます。また、結果として企業のアイデンティティが形成され、進むべき道が明確になる事で成長に繋がるとも思っています。

また近年、「ソーシャル・インパクト・ボンド(以下、SIB)(※3)」をはじめ、成果を可視化する動きが世界中で広がっています。本事業において、我々は単なる受託会社の枠を超え、資本主義の枠組みの中では解決できない問題にアプローチする事で、当地域のエコシステム発展を促進出来れば幸いです。

将来的には、「アップサイド型のSIB(※4)」を名古屋市から実現する事を視野に入れて、今年度の共創促進コーディネーター事業を推進して参ります。関係者の皆様、何卒宜しくお願い申し上げます。

※3:平成22年にイギリスで始まった、行政が民間のノウハウ・資金を活用して事業を行う成果連動型業務委託の仕組みであり、社会課題解決に役立てる新しい社会的投資モデルです。
詳細はこちらの記事をご覧下さい。
https://note.com/uneri_tokai/n/n04fc851e3676 

※4:行政の税収の増加分を評価軸として成果連動の報酬を算定するSIB手法。既存のSIBが行政コストの削減を評価軸として成果連動の報酬を算定する「コスト削減型」の仕組みであるのに対して、アップサイドに注目した「税収増加型」の仕組み。

◆本リリースに関するお問い合わせ先
【運営事務局】
NAGOYA INNOVATION GATEWAY運営事務局:株式会社UNERI
https://uneri.co.jp/
名古屋市共創促進コーディネーター:河合将樹
Tel:050-3700-2143
Mail:info@uneri.co.jp
NAGOYA INNOVATION GATEWAY Webページ
https://nagoyainnovationgateway.jp/

【主催】
名古屋市経済局 スタートアップ支援室
TEL : 052-972-3046 / FAX : 052-972-4135
名古屋スタートアップ推進ポータルサイト
https://nagoya-innovation.jp/

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