【Google アナリティクス 360限定機能】カスタムファネルの活用方法について

Google アナリティクス 360限定機能のカスタムファネルは、コンバージョンまでのステップを定義することで、各ステップにどれだけのユーザーが到達しているかを視覚化でき、どのステップがボトルネックとなっているかを簡単に把握することができます。さらに、離脱したユーザーにリマーケティング広告でアプローチすることもできます。 本記事では、カスタムファネルの作成方法や活用方法についてご紹介いたします。
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コンバージョン数を増やすには、コンバージョンに到達するまでのプロセスにおいて、どのステップがボトルネックとなっているかを発見することが必須になります。
Google アナリティクス 360限定機能のカスタムファネルは、コンバージョンまでのステップを定義することで、各ステップにどれだけのユーザーが到達しているかを視覚化でき、どのステップがボトルネックとなっているかを簡単に把握することができます。さらに、離脱したユーザーにリマーケティング広告でアプローチすることもできます。

本記事では、カスタムファネルの作成方法や活用方法についてご紹介いたします。

カスタムファネルの概要

カスタムファネルは、カスタムレポートのレポートタイプの一つで、Google アナリティクス 360が適用されたプロパティ限定の機能です。コンバージョンまでのステップを定義しておくと、各ステップにユーザーもしくはセッションがどれだけ到達しているかを簡単に視覚化することができます。

活用例:リマーケティングリストの作成

下図のカスタムファネルでは、問い合わせ確認ページまでは到達したものの、そこから完了ページまで到達していないユーザーが一定数存在することがわかります。

カスタムファネルでは、そんなもったいないユーザーを対象としたセグメント・リマーケティングリストを簡単に作成することができ、リマーケティング広告の配信や深掘り分析に活用することができます。
 

カスタムファネルの作成方法

カスタムファネルは、下記の手順の通り、カスタムレポートメニューから作成します。

1:[カスタムレポート] を選択し、[+ 新しいカスタムレポート] をクリック

2:カスタムレポートの [種類] から [カスタムファネル] を選択

3:ご希望のレポート内容に合った設定オプションを選択

4:コンバージョンまでの各ステージの名前とその条件を設定

各ステージの設定が終わったら保存ボタンを押下するとカスタムファネルが作成されます。
 

設定オプション①<分析タイプ>

カスタムファネルには、複数の設定オプションがあります。デフォルトで表示されている<分析タイプ>のほかに、「詳細オプション」のメニューをクリックすると表示されるものが3つあります。

<分析タイプ>

デフォルトで表示されている<分析タイプ>のオプションは2タイプあり、ラジオボタンでどちらかのタイプを選択して設定します。

●セッションによって異なるステージが発生する場合があります。

こちらは、ユーザーが複数のセッションに跨って各ステージに到達した場合も含みます。

●1 回のセッションですべてのステップが発生する必要があります。

こちらは、1セッション内で、指定した各ステージに到達した場合のみを対象とします。

<分析タイプ>の設定で「セッションによって異なるステージが発生する場合があります。」を選択した場合、後述の詳細オプションで設定する<目標達成プロセスのタイプ>の「オープン」と<指標>の「セッション」を選ぶことができなくなります。

設定オプション②3つの詳細オプション

「詳細オプション」のメニューを開くと<目標到達プロセスのタイプ>、<指標>、<後に続くステップの条件>という3つの詳細オプションが設定できます。

<目標到達プロセスのタイプ>

●クローズ

指定したステージ通りのステップで遷移した場合のみを対象にします。

●オープン

途中のステージからの流入も対象にします。

<指標>

 ● ユーザー

ファネルに表示される指標がユーザー指標となります。

 ●セッション

ファネルに表示される指標がセッション指標となります。

<後に続くステップの条件>

 ● 指定なし

ステージとステージの間にどんなステップがあったとしても、次のステージへ遷移すれば対象になります。

 ● 各ステップの後すぐ

ステージとステージの間に定義されていないステップが入った場合は対象となりません。

 ● ステップごとに決定する

ステージとステージの間の条件を各ステージごとに設定できます。

カスタムファネルと目標到達プロセスの違い

カスタムファネルを使えば、コンバージョンポイントまでのユーザー行動を視認性良く把握でき、さらにリマーケティングにも活用することができます。Google アナリティクス 360の限定機能ですが、、ウェブサイト改善や広告展開でさらに高い効果が見込めますので、是非ご活用を検討して頂ければと思います。
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