20代のノートPC利用者は約4割、デスクトップPCだと2割以下に【プラネット調べ】

「パソコン」に関する意識を性別・年代別に比較。コンテンツ視聴では男女差が顕著。

プラネットは、9月28日の「パソコン記念日」(1979年9月28日に、日本電気が「PC-8000」シリーズを発売したことによる)にちなんで「パソコン」に関する意識調査を実施、結果を発表した。20~69歳男女1,117人から回答を得ている。

20代のIT機器利用、スマートフォン8割に対しノートPCは半分の4割ほど

まず「ふだん自宅など私用で使っているIT機器」を聞くと、20代・30代・40代・50代で「スマートフォン」がトップ。60代以上のみ僅差で「ノートパソコン」がトップだった。若年層のパソコン利用率は低く、20代は「スマートフォン」83.3%に対し、「ノートパソコン」43.2%、「デスクトップパソコン」17.1%と、それぞれ2分の1、4分の1まで減少する。

ただしこれをさらに細かく男女別で見ると、20代男性の52.3%はノートパソコンを使用している。女性でも20代女性は34.5%がノートパソコンを使用しており、「若年層=スマホのみ」というライフスタイルでないことが伺える。

パソコンは「ネットショッピング」「動画視聴」などに強み

次に、パソコン(デスクトップ、ノート)の利用者771人に「パソコンを何に使っているか」、そしてスマホ利用者846人に「スマホを何に使っているか」を聞いて、それぞれ比較した。

両方とも、利用目的1位は「ウェブサイト・ニュース・ブログなどの閲覧」だが以下の順位は、特性により大きく異なり、「パソコン」は2位「ネットショッピング」、3位「動画・映像コンテンツ・音楽の視聴」の順。「スマートフォン」は2位「メール・コミュニケーションアプリの利用」、3位「ネットショッピング」の順。やはり大画面な分、コンテンツ視聴にはパソコンが利用されている模様だ。

男女別で見ると、「パソコン」で最も男女差が大きいのは「動画・映像コンテンツ・音楽の視聴」、次いで「ネットバンキング」「株・投資・為替などのネット取引」だった。一方「スマートフォン」では「写真データの保存やプレビュー」で最も差が大きかった。

20代女性の強力な“スマホシフト”が明らかに

さらに年代別でも傾向を探ると、全体平均を大きく上回り、「20代~40代女性は、たいていのことをスマホで済ませている」と言える。「ネットバンキング」のみ全体平均を下回ったが、女性20代のスマホでの利用は、「サイト・ニュース・ブログの閲覧」「ネットショッピング」「コンテンツ視聴」「写真データの保存・プレビュー」など、残る全項目でスマホ利用が多い。

パソコンを使わない理由は、断トツで「必要性がないから」「スマホがあるから」

最後に、パソコン(デスクトップ、ノート)の利用者771人に「ふだんパソコンを使う理由、メリット」、逆に使わない346人に「使わない理由」を聞いた。使う理由では、1位「画面モニターが大きい(閲覧や作業がしやすい)」76.5%、2位「(キーボードだから)文字が打ちやすい」64.5%など、ハード面の特徴が賛同を集めた。

一方で、パソコンを使わない理由では、1位「必要性がないから」48.8%、2位「スマートフォンやタブレットを使っているから」40.5%が断トツだった。とくに女性はこの理由を挙げており、“スマホがあればパソコンは要らない”という考えが感じられる。

調査概要

  • 【調査対象】20~69歳男女
  • 【調査方法】インターネットアンケート調査(調査機関:インターワイヤード)
  • 【調査期間】2019年7月30日~8月5日
  • 【回答数】1,117人
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