IPA、システムの安全性や信頼性の実施状況を診断する「信頼性自己診断ツール」公開

経産省の「情報システムの信頼性向上に関する評価指標」に準拠した初のツール

山川 健(Web担 編集部)

2009年9月16日 18:50

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)のソフトウェア・エンジニアリング・センター(SEC)は、情報システム提供者と利用者がシステムの安全性や信頼性に関する作業の実施状況を診断できる「信頼性自己診断ツール」を開発し、サイト上で公開した、と9月11日発表した。経済産業省が9月4日に公表した「情報システムの信頼性向上に関する評価指標」に準拠した初のツール。

診断結果によってシステム自体の信頼性の確認が可能になる。診断結果は各回答の得点を棒グラフで表示すると同時に、全回答を14の診断項目に分けて各得点率でレーダーチャートに表示。診断結果が視覚的に理解できる。SECのサイトで利用者登録を行ってツールをダウンロードして使用する。

独立行政法人情報処理推進機構
http://www.ipa.go.jp/

信頼性自己診断ツール
https://sec.ipa.go.jp/tool/dependability/

この記事をシェアしてほしいパン!

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る

今日の用語

エコーチェンバー
「エコーチェンバー」(Echo Chamber。エコーチャンバー)とは、「似たような意見・思想を持った人たちがコミュニティを形成した結果、意見が偏ってしまう現象」を指す。もともとは音響用語で、録音などで残響が強く残る“残響室”の意味だった。 SNSなどで自分と似たようなユーザーや好ましいと感じるユーザーばかりをフォローした結果、目にする投稿が世間一般・全世界で肯定されている意見と思い込んでし 用語集 を見てみる