ブログの書き手の属性推定して流行キーワードを分析するサービスを東大院生が公開

山川 健(Web担 編集部)

2007年12月14日 1:11

東京大学大学院情報理工学系研究科修士課程の大倉務さんが、ブログの書き手の属性に踏み込んだブログ分析サービスを12月13日公開した。「blogeye(ブログアイ)」と名付けたこのサービスは、既存のブログ分析サービスに加えてブログの書き手の性別、年齢層、居住地を推定することで、性別、年齢、地域ごとの流行語ランキングやキーワードの使用者像の分析を行うことができる仕組み。キメ細かな流行動向の分析が可能で、マーケティング戦略を立案する際に活用できるという。利用無料。

blogeyeは、独立行政法人、情報処理推進機構(IPA)主催の未踏ソフトウェア創造事業の一環として開発。研究成果を一般に利用してもらうために公開した。ブログの話題をいち早く検出し5分ごとに更新した性別、年齢、地域ごとの流行語ランキングをblogeyeのトップページで提供。さらにユーザーが入力したキーワードを使用しているブログ記事を一覧表示し、日付、性別、年齢、地域ごとの使用頻度を分析して表示する。

書き手の属性推定は、独自開発したブログテキストからの著者属性推定技術を利用。多くのブログを統計的に分析して得た辞書を用いることで、ブログテキストに含まれる特徴をとらえて著者の属性を推定する。地域、年齢ごとの流行分析は、少ないデータから確実に流行を検出する独自開発の流行分析アルゴリズムを使用している。

blogeye
http://blogeye.jp/

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