コクヨが多言語表示や音声で商品情報を伝えるアクセシブルコード採用の紙パッケージ導入

文具業界で初、「針なしステープラー<ハリナックス>」「ハサミ<サクサ>から順次展開

文具大手のコクヨは、文具商品の包装資材に、多言語表示や音声で商品の情報を伝えられる2次元バーコード、アクセシブルコードを採用した紙パッケージを導入する、と12月3日発表した。12月11日発売の「針なしステープラー<ハリナックス>」「ハサミ<サクサ>」のパッケージから順次展開していく。文具業界で初めてという。

紙パッケージを採用した(左)針なしステープラー<ハリナックス>、(中央・右)ハサミ<サクサ>

コクヨは、ブリスターパックと呼ぶプラスチック製の包装資材を使うハサミなどの金属文具を中心に、環境への配慮から紙パッケージへの切り替えを推進。紙ならではの商品価値の伝え方として、アクセシブルコードの表示を取り入れた。コードをスマートフォンで読み込むことで、外国人や視覚障害者でも商品の特長や使用法が分かる。

コクヨが採用したアクセシブルコードは日本語、英語、韓国語、中国語(繁体字・簡体字)と音声に対応。スマートフォンで読み取ると、端末の設定に応じた言語で商品の内容を表示し、音声化して読み上げる。コードの印刷箇所に凹凸を付け、視覚障害者でも指で触って認識できるようにした。コードの読み取りに専用アプリは不要。

(左)アクセシブルコード、(右)アクセシブルコードを読み込んだ画面
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