東大松尾研発のELYZAがマイナビと実証実験、求人メディアでの文書の自動作成を可能に

キーワードを入力すると約6秒でタイトルや文章を生成するAI「ELYZA Pencil」など活用

東京大学のAI(人工知能)研究者、松尾豊教授の研究室発のAIスタートアップ、ELYZA(イライザ)は、同社が開発・保有する大規模言語AIを活用した実証実験を人材・広告事業のマイナビとともに始めた、と5月30日発表した。同社のDX(デジタル変革)の推進が目的。同社が展開する求人などの情報メディアでの文書の自動作成を可能にし、原稿作業時間の短縮を目指す。

ELYZAが持つ文章執筆AI「ELYZA Pencil」や要約AI「ELYZA DIGEST」などの大規模言語AIを使い、マイナビの各メディアの原稿自動生成についての実証実験を4月から行っている。ELYZA Pencilは、数個のキーワードを入力すると、約6秒でタイトルや文章を自動生成する。求人情報などのドラフトを自動生成することで、空いた時間を他の業務に回すことができる。

両社は、実証実験を通して求人原稿に特化した生成型執筆モデルを2020年度中に共同開発し、現場の業務に実装する。加えて、求人以外のマイナビのメディアの原稿執筆に関してもELYZAの大規模言語AIを利用する。原稿作成の自動化によってクライアントやユーザーとのコミュニケーションをはじめ他の業務に使う時間が増え、サービスの品質が高められるという。

実証実験後に目指すサービス
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