現役マーケターに直撃質問! 今後注力したいのはSNSより「動画マーケ」。業務への感情もストレートに回答【ネオマーケティング調べ】
ネオマーケティングは、「マーケターの実態」をテーマにした調査の結果を発表した。20代~60代の現役マーケター179人が、日々のマーケティング業務で感じていることについて幅広く回答している。
業務委託では「コスト・技術・組織力」をまずは重視
まずは「発注することがあるマーケティング・広告宣伝の業務内容」を聞くと、「自社の情報発信のためのコンテンツ作成」48.0%が特に多く、「オウンドメディア施策」「動画広告の制作・活用」各30.7%が同率で2位だった。さらに微差で「リスティング広告などの検索連動広告」「FacebookやTwitterを活用したソーシャルメディアマーケティング」が続く。
「今後注力していきたいマーケティング活動」を聞くと、「マーケティングリサーチ」27.9%、「動画マーケティング」21.8%、「SNSマーケティング」20.1%、「ブランディング」18.4%が上位だった。
「マーケティング活動の委託先を選定する上で重視していること」では、「費用対効果がみえること」84.9%が最多で、「最新のマーケティング情報をもらえること」73.7%、「組織体制がしっかりしていること」73.2%が上位で、コスト・技術・組織力と、分かりやすい判断基準が示された。
さらに「マーケティング活動を行う中でお気持ちに合うもの」「業務の中で感じていること」など、日々の感情について聞くと、「ブランドを徐々に浸透させることが重要」「マス広告よりもターゲティングできるデジタル広告に力を入れたい」「顧客ニーズの多様化」「顧客ニーズの移り変わり」といった、赤裸々な意見が上位となった。
サードパーティーCookieが活用できなくなったらどうする?
具体的なデジタル広告の動向として、Googleが掲げている「2023年中のサードパーティーCookie廃止」について聞くと、「知っている」52.5%でかろうじて過半数だったが、「知らない」29.1%、「サードパーティーCookieそのものを知らない」18.4%と、心許ない結果となった。
そこで現状を確かめるために、「現在の業務においてサードパーティーCookieを活用したマーケティング活動を行っているか」と聞くと、「行っている」は33.6%で少数に留まった。
なお「サードパーティーCookieが活用できなくなった場合の対策について、検討しているもの」を聞くと、「FLoC(Federated Learning of Cohorts)等の代替技術」と「コンテクスチュアル広告(コンテキスト広告)」が、同率61.2%でトップだった。自社SNSやメールマーケティングも回答が多く、いましばらく摸索は続きそうだ。
調査概要
- 【調査対象】20代~60代の男女の会社員(ネオマーケティングが運営するアイリサーチ登録モニターのうち、マーケティング・広告宣伝業務を発注することのある人)
- 【調査方法】WEBアンケート
- 【調査時期】2021年9月1日~6日
- 【有効回答数】179名
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