テレワークで新たに出現した“困った社員”、「沈黙マン」「スルーマン」「長文マン」…嫌われているのは?【クオリティア調べ】
クオリティアは、「ビジネスコミュニケーションに関する調査」の結果を発表した。「仕事でのコミュニケーション」「新しいコミュニケーションツールの利用で出現した“困った社員”」「セキュアなイメージの人物・アニメキャラ」などについて、全国の20歳~59歳の会社員・公務員・団体職員1,000名から回答を得ている。
コミュニケーションツールでの困りごと、「メールの処理に時間がかかる」のが最多
まず全員に、「仕事で使っているコミュニケーションツール」を聞くと、「電話」81.9%、「メール」76.4%、「Web会議」36.5%、「ビジネスチャット」20.2%が上位。20代男性では「Web会議」が47.2%まで上昇する。
また、テレワークを行うことがある362名に限ると、「メール」93.4%、「電話」82.9%、「Web会議」76.2%、「ビジネスチャット」43.9%と、メールのほうが多くなった。
次に「仕事でのコミュニケーションツール利用において、困っていること」を聞くと、「メールの処理に時間がかかる」15.1%が最多で、以下「メールが上手く書けない」11.7%、「Web会議で相手の反応が読みづらい」9.8%、「Web会議で発言タイミングがつかめない」「Web会議で相手の声が聞きづらい」いずれも9.1%が上位だった。「バラバラのツールで業務が煩雑になる」7.0%、「メールとチャットの使い分けに悩む」4.3%など、複数ツールの使い分けで悩む人も多かった。
テレワークを行うことがある362名に限ると、1位「メールの処理に時間がかかる」「Web会議で相手の反応が読みづらい」いずれも20.7%が最多で、「Web会議で発言タイミングがつかめない」19.3%、4位「Web会議で相手の声が聞きづらい」19.1%など、Web会議に関連する困りごとが多かった。
Web会議では「いっさい発言しない沈黙マン」が嫌われている
この結果を踏まえて、仕事でWeb会議を使っている365名に、「Web会議の利用によって出現した“困った社員”」を聞くと、「Web会議でいっさい発言しない沈黙マン」14.5%という意見が最多だった。以下「Web会議で周囲がうるさい雑音マン」12.6%、「Web会議で発言が重なる被せマン」8.2%、「Web会議でキーボード音がうるさいカタカタマン」7.4%、「Web会議でしょっちゅう固まるフリーズマン」7.1%など、Web会議に対する考え方の違いが発生しているようだ。
あわせて、仕事でビジネスチャットを使っている202名に、「チャットの利用によって出現した“困った社員”」を聞くと、こちらは「チャットで既読なのに返事をしない既読スルーマン」13.4%が最多で、以下「チャットなのに長文を送ってくる長文マン」12.9%、「チャットですぐの返信を求めてくる即レス要求マン」7.9%、「チャットで言いたいことだけ言って去っていく自己中マン」7.4%が続く。こちらも、既読スルーなど沈黙状態が嫌われている。また、“即レスを求めるのはNG”“馴れ馴れしく接するのはNG”など、マナー的なものを気にする人が多いようだ。
最後に全回答者に、「絶対に秘密を守ってくれる(悩みことを相談したい)と思うセキュアな(安心な、安全な、堅牢な、危険がない)人物・アニメキャラ」を自由回答で聞くと、芸能人では、「タモリさん」43名、「有吉弘行さん」34名、「マツコ・デラックスさん」30名、「天海祐希さん」28名、「所ジョージさん」20名が上位となった。歴史上の人物では、「徳川家康」69名が僅差で「織田信長」67名を上回った。アニメキャラでは、「ドラえもん」80名、2位「江戸川コナン」74名が上位だった。
調査概要
- 【調査対象】全国の20歳~59歳の会社員・公務員・団体職員
- 【調査方法】ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とするネット調査
- 【調査期間】2021年4月6日~7日
- 【有効回答数】1,000名
ソーシャルもやってます!