「流行のファッション情報」を収集する手段、InstagramがGoogle超え【ジャストシステム調べ】
ジャストシステムは、「モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査(2019年6月度)」の結果を発表した。同社のセルフ型ネットリサーチ「Fastask」を使ったアンケート調査で、毎月、17歳~69歳の男女1,100名から回答を得ている。
全回答者のうち、プライベートでスマートフォンを利用している回答者942人に、「情報収集時によく利用するサービス」(Google、Facebook、Twitter、Instagram、YouTube、その他。「探さない」は除外)を目的別で聞いた。
「課題に対する解決方法」「知識が無く、新たに知りたい情報」では「Google」がそれぞれ60.0%、57.9%と過半数を占めてトップ。「その他のサービス」が20%前後でそれに続く。他サービスは1桁台で分散している状況だ。
しかし、「世の中で話題になっている情報」ではTwitterが21.6%と大きく伸長。「他の人と話すときにネタになるような情報」でも19.7%まで上昇する。また「ひまつぶしになるようなネタ」ではYouTubeが27.9%でGoogleの21.4%を上回る。
2016年5月度の調査と比較すると、情報収集のプラットフォームとしてTwitterが躍進していること、YouTubeも情報収集手段の1つになってきたことが見てとれる。
さらに、「ファッション情報収集時によく利用するサービス」を目的別に聞いた。ここではInstagramが大きく伸長し、「流行のファッション情報」29.4%、「SNSのネタになるようなファッション情報」27.1%ではGoogleを上回り1位となっている。そのほか「人と違うファッション情報」「自分に合ったファッション情報」「コーディネートに関する情報」でもGoogleに肉薄する。
2016年5月度の調査と比較すると、もともとファッション情報収集にInstagramは使われていたが、さらにその力を増していることが伺える。YouTubeやその他サービスも伸びており、アパレルなどが多角展開していることが影響している模様だ。
なおこの調査では、レジャー情報やグルメ情報の収集方法についても調査しており、ここでもInstagramの増加傾向が見てとれる。「インスタ映え」というブームと同時に、「インスタで情報収集も」というスタイルが一般化したと言っていいだろう。
同調査は月次で行われており、利用しているスマートフォン機種・キャリア・月額料金、メディアの平均的な視聴時間、各種SNSの利用時間といった基本情報に加え、今回はレジャー情報の収集方法、グルメ情報の収集方法、クラウドゲームの認知、スマホの買い替え意向などについても質問している。
調査概要
- 【調査方法】同社のセルフ型ネットリサーチ「Fastask」を使ったアンケート調査
- 【調査対象】「Fastask」モニタのうち、17歳~69歳の男女
- 【調査期間】2019年6月24日~29日
- 【有効回答者数】1,100名(性別・年代別で均等割り付け)
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