アプリインストール型広告不正検知「Performance Keeper」が広告効果計測との連携強化

サイバーエージェントのアドテクスタジオ、データ項目増加で不正ユーザー検知精度向上

インターネット広告のサイバーエージェントは、グループの技術者横断組織のアドテクスタジオが、同社子会社で広告代理事業のCA Wise(旧CAリワード)が展開するアプリインストール型広告不正利用検知システム「Performance Keeper(パフォーマンスキーパー)」で、広告効果計測ツールとのデータ連携を強めた、と8月30日発表した。不正ユーザーの検知精度を高めた。

アプリインストール型広告は、広告主アプリのインストールに対して広告費用が発生する成果報酬型広告。Performance Keeperではこれまでもアプリ開発者とデータ連携し、国内外の広告効果計測ツールのデータと組み合わせて不正を検知してきた。今回の連携強化でアプリ利用状態のデータ項目が増え、それらの分析によって不正ユーザーの検知精度を一層向上させた。

加えて、連携で得られたクリックデータやインストールデータを基にユーザーや配信メディア単位で評価することで、広告掲載面の自動最適化も可能になる。アプリ開発者はSDK(ソフト開発キット)新たに導入する必要なくシステムが利用できる。アドテクスタジオは広告技術や人工知能(AI)サービスなどの開発を手掛け、4つの子会社を包括して約20のサービスを提供している。

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