ヤフーの「Yahoo!アドエクスチェンジ」がヘッダービディングを使った広告配信に対応

公平な入札競争で掲載広告決定、「Yahoo! JAPAN」の広告配信活用媒体社の収益性向上

山川 健(Web担 編集部)

2018年6月13日 7:01

ヤフーは、同社の広告取引プラットフォーム「Yahoo!アドエクスチェンジ」がヘッダービディングを使った広告配信に対応した、と6月12日発表した。「Yahoo! JAPAN」の広告配信を活用する媒体社の収益性を高める。ヘッダービディングは、媒体社が公平な入札競争を経て掲載広告が決められる仕組みで、広告掲載価格の比較が可能になる。

ヘッダービディングは、媒体社が自社サイトに広告配信するアドサーバーに広告リクエストを送る前に各配信事業者から同時に入札が受けられる。従来主流の広告配信のウォーターフォール型と呼ぶ方法は、事前にアドサーバー内で決められた順番で各広告配信事業者にリクエストが送られるため、公平な入札競争が成り立っていなかった。

ヘッダービディングが普及する一方、実装や運用面での専門知識不足など、導入のハードルが高かった。今回Yahoo! JAPANは、ヘッダービディングのコードをまとめて実装・管理する仕組みのラッパーソリューションを提供するサイバー・コミュニケーションズなど6社のソリューションに対応。各事業者から支援を受けて取引を可能にした。

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