JIAAが不正な広告費詐取手法「アドフラウド」に対する声明を発表、9つの類型に分類
インターネット広告業界から排除して不正な個人や悪質事業者への広告費の流出防止へ
2017/8/9 17:58 マーケティング/広告
インタラクティブ広告ビジネスに関わる企業で組織する一般社団法人の日本インタラクティブ広告協会(JIAA)は、不正な広告費詐取の手法「アドフラウド」に対するステートメント(声明)を8月7日発表した。インターネット広告業界からのアドフラウドの排除を進め、不正な個人や悪質な事業者への広告費の流出を防止して市場の健全性を維持することが重要、とした。正常な広告配信でも有効といえないトラフィックが混在することがあり、無効なトラフィックとして広告レポートからの排除を目指す、としている。アドフラウドとみなす類型を9つに分類して示した。
広告費の詐取を目的にした不正なサイトやページの存在が近年明らかになり、小遣い稼ぎの個人や、反社会的勢力との関連が疑われる悪質業者など、さまざまな運営主体が介在している。JIAAは、不正なサイトやページ運営者との広告取引を停止することが必要、と訴えた。9類型は、過度な広告領域▽不正な広告挿入▽過度に自動リロードされる広告▽不正な成果の獲得のためのクッキー汚染▽オークションのURL偽装▽隠し広告▽プログラムされたブラウザによる広告閲覧▽支配権を奪われた個人端末からの広告リクエスト▽トラフィックエクスチェンジ--となる。
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