スマートフォンの動画広告やウェブサイト閲覧時の視線・表情の解析(会場調査)を開始

インテージとウェブレッジが業務提携して提供、スマートフォンのカメラで実施が可能

マーケティングリサーチのインテージは、マーケティング分野でのスマートフォンを活用した視線・表情解析領域で、生体情報を使ったマーケティング支援のウェブレッジと業務提携契約を結んだ、と6月1日発表した。スマートフォンの動画広告やウェブサイト閲覧時の視線・表情解析サービス(会場調査)を両社で同日始めた。動画広告の視聴評価や、オウンドメディア(自社媒体)などのサイト内行動、コンテンツ注視率や表情評価が可能になる。インテージの各種リサーチ基盤と、ウェブレッジの視線・表情解析ツール「FACT4」を組み合わせる。当初は「iPhone」「iPad」向けとなる。

視線・表情解析サービス(会場調査)は、調査会場に来た対象者が動画広告やウェブサイト閲覧。FACT4が視線や表情をカメラで取得し、閲覧後のアンケートで態度の変容を取得する。閲覧動画、サイトの視線や表情もグラフで可視化する。使用するのはスマートフォンのカメラだけで特別な基材が必要なく、日常生活に近い状態で調査が可能になる。視線と表情データを同時に取得するため、動画広告やウェブサイトの特定の場所に対する視認と反応が同時に評価できる。今後、オンライン調査化を目指すとともに、スマートフォンを活用した視線・表情の常時計測の可能性を研究する。

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