マクロミル、IAB基準のビューアビリティ計測対応のWeb広告効果測定リサーチを提供開始

広告検証システムのIASと連携してより精度の高い調査を実現

インターネット調査のマクロミルは、アドベリフィケーション機能などを提供するインテグラル・アド・サイエンス(以下IAS)と連携し、マクロミルの「AccessMill」とIASの「Viewability(ビューアビリティ)」計測結果を連携させたリサーチの提供を開始したと8月10日に発表した。

アドベリフィケーションとは、広告が広告主企業の意図に沿った形で掲載されているか、広告主のブランドイメージを損ねるようなサイトに掲載されていないかをチェックする機能のこと。ViewabilityはWeb広告表示の計測指標として用いられており、IAB(米インタラクティブ広告協会)の基準では、「50%以上の領域が1秒以上画面に表示された」場合に「広告が見られる状態になった」と判断される。

今回の連携により、ツールによる不正インプレッションなどの影響を受けず、より精度の高いWeb広告の効果測定リサーチが可能になる。IASのテクノロジーを利用することで、「Web広告が100%画面に表示された秒数」など、さらに厳密な定義での計測も可能になるという。

また、両社は今回の連携によって、Web広告の現状について明らかにすることを目指す。例として、1つの掲載面に多数の広告枠が混在する場合に広告認知にどのような影響があるか、アダルトや暴力など公序良俗に反する掲載面へ広告が配信された場合、ブランドイメージにどのような影響を与えるかといったことを調査していく。

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