アスクルがLOHACOで1時間単位のお届け時間指定サービスを開始、自社ビッグデータとAIを活用
スマートフォンで到着10分前にプッシュ通知。自社ビッグデータと日立製作所のAIを活用
2016/6/30 7:00 マーケティング/広告
アスクルはヤフーと協力し、同社が運営する日用品のECサイト「LOHACO(ロハコ)」において、1時間単位で受け取り時間を指定できる新サービス「Happy On Time」を8月末から開始すると6月28日に発表した。まず、東京と大阪の一部地域で開始する。
サービスの利用対象者は、Yahoo! Japan IDでLOHACOにログインしたユーザー。同サービスでは、2時間枠の指定は無料で、1時間枠の指定は1回あたりの購入金額が3,900円(税込)で無料となる。
さらにスマートフォンのLOHACOアプリを利用すれば、お届け予定日の前日に到着予想時間が30分単位で通知され、当日は荷物が到着する10分前にプッシュ通知される。遅延が発生した場合も、アプリのプッシュ通知で連絡される。配送完了の10分前には、Webサイトまたはアプリから配送ドライバーの位置情報が確認できるようになる。
同社が今年の5~6月に東京都江東区で同サービスの2時間枠指定を試験的に導入したところ、宅配した商品が受け取られなかった「不在率」が6%で、これは国土交通省が2015年に発表した不在率23.5%(宅配の再配達の発生による社会的損失の試算について)と比べて大幅に改善されている。
同社は、自社で保有する物流ビッグデータと日立製作所の人工知能「Hitachi AI Technology/H」を活用し、配送時間誤差の極小化と配送能力の最大化に継続的に取り組んでいくとしている。
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