東証、アプリ開発コンテスト「ソーシャルかぶコン2013」最終審査会・グランプリ作品を発表

東証は「ソーシャルかぶコン2013」の最終審査・グランプリ・準グランプリ開催した
※12/2 特別賞を誤って記述していたため修正いたしました。
※12/2 ストックボイス賞の受賞作品名・制作者名を誤って記述していたため修正いたしました。

東京証券取引所(東証)は、株式市場=“Social Good!”をテーマとした、アプリ開発コンテスト「ソーシャルかぶコン2013」の最終審査・グランプリ・準グランプリの授賞式を東証プラットフォーム内で11月25日に開催した。

「ソーシャルかぶコン」は株式市場の社会的存在意義をPRするために行われたアプリ開発コンテスト。本コンテストは、20代~30代の学生やエンジニアなどが参加し、プロモーション部門、アプリ開発部門、アプリアイデア部門の3部門に合計122作品が応募された。その中から最終審査を通過した17作品について、3分間の最終プレゼンを行い受賞作品を決定した。

各部門のグランプリには賞金30万円、準グランプリには賞金15万円が授与される。また、審査員特別賞としてユーレット賞とストックボイス賞がある。

各部門の審査基準は“Social Good!”な株式市場をより身近に感じさせるような作品という基準で行う。

プロモーション部門

プロモーション部門の応募総数は31作品、その中から4作品が最終審査に残った。グランプリは、“企業と共感できる夢を選出する”企業のビジョンを知り、10年後の夢をスケッチするコンテストを行うキャンペーンを提案した「DREAMS KABU TRUE!!」(株式会社シフトブレイン コミュニケーションプランニング部)が受賞した。

講評をした中野氏は、「東証がテーマとした“Social Good!”に一番当てはまっていた。企画として今後の広がりがあるという点が最も評価された」と述べた。準グランプリは「株コン」(城西大学 辻ゼミ)が受賞し、プロモーション部門に限り特別賞が設けられ、「株に触れた」(金村亮太郎氏)が受賞した。

アプリ開発部門

アプリ開発部門の応募総数は25作品、その中から6作品が最終審査に残った。グランプリは、ユーザーのクリック募金により株を買い、日本の企業を応援するWebコンテンツを作成した「おおきなかぶ」(チームビックストック)が受賞した。

講評をした村上氏は、「アプリ開発部門なので、開発したアプリが動いていることが重要。その中でこの『おおきなかぶ』はクリック募金を通じていいことを広げる、株式市場の前段階である企業に興味を持ってもらうという仕掛けがいい」と述べた。準グランプリは「取引高可視化ツールStock Pillar」(加茂聡氏)が受賞した。

アプリアイデア企画部門

アプリアイデア企画部門の応募総数は66作品。その中から7作品が最終審査に残った。グランプリは、スマートディバイスのカメラを利用して、ユーザーと上場企業の社長の顔と近似値率を割り出すことでパーソナルな縁を結び、企業への理解や興味を導く「社長カメラ」(瀬尾真一郎氏)が受賞した。

講評をした水口氏は、「社長の顔と自分の顔の近似率を出すという、一見すると株式と全くつながりがないという点で意外性のある企画だ。入り口が広く今後の可能性を感じる」と述べた。準グランプリは「DREAM TREADER」(鎌田純氏)が受賞した。

特別賞

審査員特別賞としてユーレット賞は、「PositionStrategy」(ファブゼロ)と「株メン・株ジョの就活物語」(産業能率大学 小野田哲弥ゼミ)が受賞した。ストックボイス賞は、「歩み値データ可視化ツール Stock Star」(pingineer氏)が受賞した。

ソーシャルかぶコン2013
http://kabu-con.tse.or.jp/

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