電通総研は、節約・贅沢等の支出意識を定点観測し、四半期ごとに発表する「消費気分調査レポート」の結果を3月18日に発表した。最新調査ではミニブログサービスの利用状況についても調査を実施した。それによると、ミニブログの現在利用率は9.7%。平均つぶやき回数は2.8回/日だった。調査は20歳から69歳の男女個人(学生除く)が対象で、有効回答数は1500。今年2月27日から28日にかけて行われた。
ミニブログの利用率がもっとも高かった年代は20代で18.1%。年齢と共に利用率が低下する傾向が見られたが、平均つぶやき回数は年齢差があまりなかった。フォロー対象者は平均43.9人で、過半数が「ミニブログで新たに出会った人」、次いで企業が34.4%。一方、「自分のつぶやき」を見てもらっている人(フォロワー)の数は平均36.0人だった。また、フォロー対象者の人数は、男性が67.1人に対して、女性は12.0人で、男性の方が女性よりも圧倒的に多かった。フォロー対象者の構成でも男女の違いが大きく、男性は「新たに出会った人」「企業」が多く、女性は「既に付き合いがあった人」「有名人」が多い傾向が見られた。
消費気分関連の定点観測質問項目では、支出を「総じて減らしている」が44.1%と多数派だが、「増やすところと減らすところのメリハリをつけている」が09年3月の20.8%から、26.0%と増加傾向だった。また、「贅沢意識」では「ちょっと贅沢なお金の使い方がない」が29.3%から11.2%と大幅減少し、「ちょっと贅沢なお金の使い方がときどきある」が24.4%から33.7%へ、「ちょっと贅沢なお金の使い方がたまにある」が39.6%から46.2%と共に増加した。
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