MMD研究所、「携帯動画に関する利用動向調査」の結果を公表

 モバイルを中心にメディアレップ事業・広告代理事業を手がけるアップデイトが設置しているMMD研究所(モバイルマーケティングデータ研究所)は1月17日、「携帯動画に関する利用動向調査」の結果を公表した。

調査は1月5日~9日の間、stratationが運営する無料ホームページ作成サービス「00HPメイカー」、シンクタンクが運営する「PREMA」など5社、およびモバイル7サイトの協力をもとに実施。有効回答数は7413人。さらに、動画検索に特徴のある検索サイ「Yicha」を運営するYICHAの協力により、人気の高い携帯動画のカテゴリーで実際にどのようなキーワードが検索されているかについても調査した。

調査の結果、携帯動画利用者は約6割。動画閲覧の嗜好は「アーティスト」がトップだった。

携帯動画閲覧の契機について、検索サイトを利用して探すというユーザーが56.7%。動画に対して能動的にアクションを起こすユーザーが多い現状がわかる。さらに、検索の際に利用しているサイトは、Yahoo!モバイル79.1%、Googleモバイル53.1%と、大手サイトの利用度が高いシェアを維持しているものの、その他のサイトの利用度も全体的に上昇の傾向にある。

携帯検索サイトの利用頻度は、「1日に1回」が、前回調査時(2006年10月)の25%から19ポイント増の44.2%。「全く利用しない」という回答は、わずか0.8%にとどまり、携帯検索サイトの利用がユーザーに定着したことを伺わせる結果となった。

携帯動画の閲覧場所については、約8割が「自宅」と回答。ゲームやサイト閲覧などを通して、携帯電話による動画の閲覧が暇つぶしツールとしてユーザーの選択肢に加わっている様子が伺える。

携帯動画の満足度に関しては、「大満足」「満足」と回答したのは合計で23.8%で、携帯動画そのものに満足しているユーザーは4分の1に未満となった。しかしながら、「不満」「かなり不満」の回答も合計で15.8%程度にとどまり、可もなく不可もなくという評価となっている。

また、気に入った動画が見つかれば、約7割以上のユーザーがなんらかの手段で紹介すると回答。手段として「携帯メール」が約5割を占めた。

携帯で閲覧したい動画の内容は、「アーティスト」が32.0%でトップ。以下、「映画関連」(15.4%)、「お笑い」(9.7%)、「アニメ」(9.7%)、「ドラマ」(7.6%)、「アイドル」(7.2%)の順。

携帯動画検索数は、アーティスト部門が「倖田來未」、アイドルでは「ほしのあき」が「蒼井そら」に僅差でトップになった。

MMD研究所
http://mmd.up-date.ne.jp/

この記事が役に立ったらシェア!
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

RFP
RFP(Request for Proposal)は「提案依頼書」のこと。SIe ...→用語集へ

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]