富士通、アクセシビリティ診断・修正ツール「WebInspector Pro」を12月1日より販売開始
富士通は、ウェブサイト制作者や管理者を対象にしたウェブアクセシビリティ診断・修正ツール「WebInspector Pro」の販売を12月1日より開始する。
WebInspector Proは、同社のウェブアクセシビリティソリューションの一貫として開発された製品だ。2003年7月より無償提供しているアクセシビリティ診断ツール「WebInspector」に、HTMLやXHTMLの修正機能を追加し、JIS規格などに基づき、高齢者や視覚障害のほか、誰もが利用しやすいウェブページかを診断して問題点を効率的に修正し、アクセシビリティの高いウェブページ作りを支援する。
具体的には、視覚障害者が読み上げソフトを使用して閲覧できるよう画像にテキスト情報が付与してあるか、色覚障害者にとって背景色と文字色は読みやすい組み合わせになっているか、高齢者などが文字サイズを拡大して閲覧できるよう変更可能な設定になっているかなどを診断する。診断結果からアクセシビリティのガイドラインを表示して問題の詳細と対処方法を示してくれるので、専門知識がなくても簡単に修正できるという。
動作環境は、Windows 2000 SP4/XP Home SP2/Professional SP2、ブラウザはInternetExplorer 6.0 SP2以上。価格は、1ライセンスのCD-ROM版が9,300円(税別)、ダウンロード版が6,400円(税別)。5ライセンス分のコピーライセンスが35,700円(税別)。富士通では、2008年度末までに6,000本を販売するとしている。
なお、2004年6月、アクセシビリティ向上のための工業規格「JIS X 8341-3」が制定されて以来、自治体などの公的サイトを中心にアクセシビリティに考慮したウェブサイトの構築が求められつつある。近年では、アクセシビリティに準拠することが社会活動貢献活動の1つであるとして、使いやすさとともに、企業イメージの向上として対策に取り組む企業も増えつつある。
「WebInspector Pro」紹介サイト
http://segroup.fujitsu.com/consulting/strategy/accessibility/wipro/
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