「iAEONアプリ」感動的な決済体験！ でも、導入まで3週間…【1週間まとめ】

こんにちは。編集部の四谷です。

毎年発表される日本の広告費。広告業界とマーケティング業界は、密接にかかわっている媒体なので、「2025年はどんなところを取材しようか」という一つの指標にしています。

日本の総広告費：7兆6,730億円（前年比104.9%）

2024年、日本の広告費は、7兆6,730億円（前年比104.9%）に達しました。2021年から4年連続で成長を続け、3年連続で過去最高を更新しており、「インターネット広告費」「マスコミ四媒体広告費」「プロモーションメディア広告費」の3つのジャンルすべてが成長しています。

インターネット広告費：
3兆6,517億円（前年比109.6%：全体47.6％を占める）

インターネット広告費は3兆6,517億円（前年比109.6%）となり、総広告費に占める割合は47.6％に達しました。インターネット広告媒体費（インターネット広告制作費および物販系ECプラットフォーム広告費を除いたもの）は、前年比110.2％の2兆9,611億円でした。

特に注目すべき点は、動画広告費がディスプレイ広告費を初めて上回ったことです。

• ビデオ（動画）広告：　8,439億円（全体28.5％、成長率123％）
• ディスプレイ広告： 7,650億円（全体25.8％、成長率99.3％）
• 検索連動型広告： 1兆1,931億円（全体40.3％、成長率111.2％）

SNSを中心とした縦型動画の影響が大きく、今後も動画関連の市場が拡大すると予想されます。検索連動型広告を超えるような動きがあるかどうかも注視したいポイントです。

マスコミ四媒体広告費：
2兆3,363億円（前年比100.9%：全体30.4％を占める）

マスコミ四媒体広告費は2兆3,363億円（前年比100.9%）となり、3年ぶりに前年を上回りました。

• 雑誌広告費：　1,179億円（前年比101.4％）
• ラジオ広告費：　1,162億円（前年比102.0％）
• テレビメディア広告費：　1兆7,605億円（前年比101.5％）

特にラジオ広告の増加に注目しています。「目で見る」のではなく「耳で聞く」メディアは、消費者に異なる影響を与えるため、ラジオ広告の価値が再評価されている可能性があります。

プロモーションメディア広告費：
1兆6,850億円（前年比101.0%：全体22.0％を占める）

プロモーションメディア広告費は1兆6,850億円（前年比101.0%）となり、前年に続き増加しました。特に、人流がコロナ禍前に戻ったことで、屋外広告や交通広告、POP広告、イベント・展示・映像関連の成長が目立ちました。

• 交通広告：1,598億円（前年比108.5%）

タクシー広告は前年を下回ったものの、鉄道の車内ビジョンや駅のデジタルサイネージが堅調に成長しました。また、空港広告もインバウンド需要の回復により、前年を上回る結果となっています。

今後の注目ポイント

今年の広告費の推移を見ると、動画広告の成長が特に目立ち、今後の広告市場においてさらに重要な役割を果たすと考えられます。また、ラジオ広告や屋外広告の成長も興味深く、デジタルだけでなくオフラインの広告メディアの可能性も広がっていると言えるでしょう。

• 参考： https://webtan.impress.co.jp/n/2025/03/14/48820
• 参考： https://webtan.impress.co.jp/n/2025/02/28/48732

さて、花粉シーズン真っ只中！　辛い時期ですが、花粉症の皆さん、一緒に乗り切りましょう。今週も頑張りましょう！

Web担の編集後記も毎月末に更新してますので、よろしければご覧ください：
https://webtan.impress.co.jp/editors_note