[商用CMSガイド] 編集部の気になる製品チェック!

手作業では不可能なサイトの構成を実現できるWebRelease

ページ

[Sponsored]

手作業では不可能なサイトの構成を実現できるWebRelease

WebReleaseは、従来から制作していたページを効率的に作るだけのCMSではない。

図3 マルチインデックス型の「ACROSS」
http://www.web-across.com/

構造化によりWebReleaseが持っているコンテンツの参照関係を、テンプレート上で自由に定義してリンクを自動生成することが可能なので、マルチインデックスのナビゲーションを持ったサイトが簡単に構築できる。

パルコが運営するストリートファッションのマーケティングサイト「ACROSS」では、膨大なデータを「ひと」「モノ」「場所」「時間」といった複数のインデックスでリンクを構成しLPOやサイト内回遊率を高めている。


図4 XML連携で過去ページを移行した「アイ・オー・データ機器」
http://www.iodata.jp/

また、WebReleaseは、XMLデータの自動取り込みが可能で、取り込んだデータを使用してコンテンツを生成することができる。

PC周辺機器ベンダーのアイ・オー・データ機器では、販売終了製品も含め過去の製品データが800ページもあったが、この機能の利用により新規ページのテンプレートへのスムーズな移行を実現した。

こうした例のように、手作業では不可能(ではないにしても膨大な手間がかかる)サイトの構成を実現できる点もWebReleaseの重要な特徴だ。

大規模サイトに向けて機能強化されたWebRelease 2.4

2009年8月にリリースされたWebRelease 2.4では、Webサイトのページ数が増加しがちな状況を受け、より大規模なサイトも効率的に運用するための機能が追加された。その1つが多段階認証機能だ。最大5段階までの承認プロセスの設定が可能で、差し戻しや複数ページの一括承認にも対応している。承認依頼、承認完了通知、差し戻し通知、承認通知警告の各くメールも配信されるため、多人数、複数部隊によるサイト管理の安全性が高まる。

図5 複数ページの一括承認が可能

また、WYSIWYGエディタが組み込まれ、テンプレート化が困難な非定型ページの生産効率を向上させたり、構造化して定義されたコンテンツのある部品に限定してWYSIWYGを利用したりするなど、テンプレート化によるメリットと例外的な自由度の両立を実現している。

図6 コンテンツを構造化しながらWYSIWYGエディタを利用

ver.2.4では、その他にも画像の拡大・縮小機能や拡張タグ・関数の追加、全角―半角変換出力などさまざまな機能が追加されている。

すでに2008年のver.2.3へのバージョンアップ時にマルチコアCPU対応を果たし、コンテンツ生成処理の並列分散を実現したことで大規模サイトの処理が可能なパフォーマンスを得ていたが、今回の2.4で、さらに大量ページ処理の機能が追加され、使い勝手が向上した。バージョンアップには、サイトオーナーとクリエイター双方の要望が取り入れられてもいるという。

また、本バージョンから、従来の売り切りライセンスに加え、期間ライセンス製品も追加され、プロジェクト予算やサイト規模に即した選択を可能にしている。なお、ver.2.4がリリースされたばかりだが、次回バージョンアップへのロードマップも用意されているという。

◇◇◇

商用CMS製品 製品データ

対象規模[?]:小規模~大規模

価格[?]:50万円(500ページ以下)、300万円(ページ数無制限)、100万円(ページ数無制限/年間)。いずれもサイト数、ユーザー数は無制限。

ライセンス形態[?]:サーバーライセンス(CMSサーバー単位)

オプション機能/価格帯[?]:―

典型導入パターン[?]:―

典型導入価格例[?]:小規模:~150万円、中規模:~500万円、大規模:~1,000万円(CMSのライセンス、ミドルウェア、ハードウェア、コンテンツ移行、制作費を含む)

ASP版の有無[?]:×

システム環境[?]:Mac OS X v10.4/10.5、Mac OS X Server v10.4/10.5、Solaris 10、RHEL 4/5、CentOS 4/5 /DB不要/ Apache 1.3/2.0/2.2、JRE 5.0、Tomcat 5.5

商用CMS製品 対応機能データ

○:標準で対応 △:オプションやカスタマイズで対応 ×:非対応、機能なし
ワークフロー管理
公開承認[?]作業役割/権限分担[?]
指定時間公開[?]時限発行[?]
世代管理/ロールバック[?]
ステージ管理/ロールフォワード[?]
ワークフロー通知[?]
管理・運用者向けの機能
サイト階層構造管理[?]リンク切れチェック[?]
アクセス解析機能[?]XMLデータ出力[?]
既存コンテンツの取り込み[?]×Officeファイルのインポート[?]
WYSIWYGエディタ搭載[?]
別システムでのユーザー認証(LDAPなど)[?]×
ウェブサイトで実現する機能
静的ファイル出力[?]動的ページ出力[?]
サイト内検索[?]ケータイ対応[?]
RSS出力[?]ブログ[?]
ユーザーアンケート[?]利用ユーザー登録[?]
新着情報/サイトマップ/ナビゲーション自動作成[?]
アクセシビリティガイドライン対応[?]

フレームワークスソフトウェア
http://www.frameworks.co.jp/

[Sponsored]

ページ

この記事が役に立ったらシェア!
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

SSL
「SSL」(Secure Sockets Layer)は、Webサイトを閲覧する ...→用語集へ

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]