応募書類がなかなかとおりません!(キャリアチェンジ編)
○今回のお悩み
新卒でシステム会社に入社して、プログラマとして仕事をしていたY助さん。1度目の転職はもっと人と関わる仕事をしたいとベンチャー企業のインターネット広告営業として経験を積みました。5年を経て経験も実績も十分、今度はオンラインプロモーションのコンサルティング経験を武器に自社サービスを運営する企業のオンラインマーケティング職に転職を決意。しかし、書類がまったく受かりません。ナゼ?
○サッチー先生のアドバイス
応募書類がなかなか通らないというのは、転職活動中の方が多く抱える悩みのひとつだと思います。
書類は一側面でしかありませんが、通常の中途採用のプロセスで書類選考が第一関門というのは残念ながら現実。
下記のポイントを参考に書類をチェックしてみましょう!
職務経歴書はボリュームではなく質で勝負!
Y助さんの職務経歴書は新卒で入社したプログラマ時代のプロジェクトの詳細から広告営業時代のプロジェクトの実績、後輩指導方法~家族構成まで実に様々な経験が網羅された人生のヒストリーがA4、5枚に凝縮されていました。これはがんばりましたがNG。転職における職務経歴書はいかに自分が応募ポジションに相応しい経歴を持っているかとPRする営業ツール! 感情的な部分、プライベートな部分はそぎ落とし、ビジネスの実績や功績の抜粋を記載し質の高い職務経歴書(A4で1~3枚以内)に仕上げてみましょう。
求人票は「試験問題」、職務経歴書は「答案用紙」と考えてみよう!
多くの応募者はネットにある求人情報を見て事前に作っておいた書類をそのまま送ってしまうことがほとんどだと思います。例えば簡単に表すと、求人票A「Eコマース運用におけるプロモーション企画やサイトのデザイン・制作経験者」に応募者書類B「インターネット広告企画営業者」を送信するといった感じ。
残念ながらこのままではAとBのミスマッチが明らかです。そこを突破するにはまずは、「求人票」と自分の「職務経歴書」をじっくり見比べて大きく開きがないかチェックすることです。また求人票に求められている経験があるにもかかわらず、職務経歴に記載が無かったりするのはもったいないので是非書いてください。
あとは熱意だ!
2年前は売り手市場と言われていたネット業界も、この経済状況にあおりを受け大変狭き門となっています。
多くの応募者の中から選んでもらう為には、「誠実さ」や「熱意」が“どう伝わるか”が勝負です。
基本的なことですが、応募前にすべての書類は整っているか(履歴書、職務経歴書または英文レジュメ)、書類にモレ、抜け、誤字脱字、日時の狂いがないかなどのチェックをしましょう。
ちょっとハードルが高いなと思われる業界や職種にも応募動機書の提出や応募企業のWEBサイトを分析して企画書を用意するなどして、入社に至った人もいますので「熱意」も大きな武器になります。
以上 次回は「応募書類がなかなかとおりません!(転職歴が多い編)」です。
コメント
誤字では?
年俸ですよね
ねんぽう
!!!???
……誤字ですね。お恥ずかしい! ご指摘ありがとうございます。
まさか連載タイトル間違えるとは。何で気づかなかったんでしょう。タイトルロゴとあわせて急いで直します。
Web担編集部 池田