レンタルサーバー導入&活用事例

バックアップとサポートが魅力のVPS/バード財産コンサルタンツ+ラピッドサイト

レンタルサーバー導入&活用事例

株式会社バード財産コンサルタンツ+ラピッドサイト

野本 幹彦(フリーライター)

本業の不動産プロ向け有料レポートを成功させ
趣味である生命保険選びサイトを充実させる

株式会社バード財産コンサルタンツ

保険選びネット
http://www.hoken-erabi.net/
バードレポート
http://www.bird-net.co.jp/

レンタルサーバー利用概要

  • 利用サービス:VPS RV302
  • 利用内容:「バードレポート」「保険選びネット」「携帯バードレポート」「保険の相談相手探し」「0-base自動車保険」の各サイトの運営

趣味で始めたウェブサイトがAll Aboutで大賞を受賞

バード財産コンサルタンツは、財産の活用に関するコンサルティングを行う税理士事務所で、企業の破綻整理や会社売却、相続税の相談、不動産事業の支援などを専門に行っている。税理士であり、代表取締役でもある山浦邦夫氏は最初にホームページを立ち上げた経緯を次のように語る。

株式会社バード財産コンサルタンツ
代表取締役・税理士
山浦邦夫氏

「地主の開拓業務を行う一環として、資産ビジネスの専門家向けのレポート『バードレポート』を10年以上前から発行していました。最初は郵送やFAXで配信していたのですが、2年前のバックナンバーを公開するために2000年前後にウェブサイトを開設しました。不動産関連特有の用語が使われているサイトなので、検索エンジンなどを介して1日5,000人の訪問者が訪れますが、これらの訪問者をメールマガジンの読者にして、最終的には有料レポートの会員になってもらうことがこのサイトの目的です」

その一方で、山浦氏は「個人的な趣味で作成した」という保険関連の「保険選びネット」「保険の相談相手探し」「0-base自動車保険」という3つのサイトも運営している。特に、「保険選びネット」は1日8,000人以上が訪れ、掲示板へのアクセスだけで1日1万PVを超えるほどの人気サイトで、「All Aboutスーパーおすすめサイト大賞2006」の総合大賞に輝いた実績を持つサイトだ。

「世の中がインターネット時代となる中で、何かできないかなと思ったときに考えたのが『保険の世界は遅れている』ということでした。
マイホームを購入しようと思えば、雑誌やインターネットでさまざまな情報が得られます。しかし、保険にはこのような情報がない。保険は、保険業法によって比較販売が禁止されていますから、保険を販売するためのサイトでは比較情報を出すことができないのです。
また、自動車保険などは単純に比較することができますが、生命保険は複雑なので単純に比較することが難しい。こういった生命保険の比較サイトを世間が求めているのであれば、自分で作ってやろうと思い、保険選びネットを立ち上げました」

保険選びネットの転送量増加からVPSサービスに乗り換える

山浦氏が最初にバードレポートの集客用に立ち上げたウェブサイトは、特にこだわりなく、簡単に決めていたという。

「バードレポートで利用していたレンタルサーバーは、雑誌などをパラパラめくりながら適当に決めてしまった記憶があります。当初はサービスがそれほどよいとは感じていなかったのですが、大きな会社に買収されてからは非常にサービスがよくなったと実感しました。そこで、保険選びネットのサーバーは大手から借りようと思い、ラピッドサイトの共用サーバーを借りることにしました」

しかし、保険選びネットが注目を浴び、アクセス数が増えてくると、共用サーバーでは転送量の問題が出てきた。

「転送量がオーバーしてしまうと、その分コストがかかってしまいます。そこで、より高機能なVPSに乗り換えることを決断しました。VPSサービスを利用すれば、複数ドメインを利用できてHDDの容量にも余裕があるので、コストのことも考えて、以前のサービスで利用していたバードレポートや他の保険サイトも同じサーバーで運用することにしました」

しかし、これまで共用サーバーを複数使っていた山浦氏にとって、VPSサーバーへの乗り換えは不安に感じる部分もあったという。

「システムやサーバーの専門家ではないので、共用サーバーからVPSに移動するときには、『難しいのではないか』という心理的な障壁はありました。
しかし、ラピッドサイトのセミナーなどで説明を受け、心配しなくても簡単にできることを教えてもらったので、安心して乗り換えることにしました。実際は、ちょっと難しかったのですけど(笑)、それでも何とかサポートしていただきながら移転できましたね」

安さでサーバーを選ぶよりも安心感で選ぶのが一番

ラピッドサイトのVPSプランのよさはどこにあるのかを尋ねると「バックアップとサポート」という答えが返ってきた。

「保険選びネットなどでアクセスが集中してしまうと、CGIが飛んでしまうこともあります。そのときに怖いのは、データが消失してしまうことです。こちらのコンテンツではなく、ユーザーが書き込んでくれたデータは失ってしまえば取り戻すことができません。
ラピッドサイトでは、標準で3種類のバックアップ方法を提供してくれているので安心です。ただ、データの復旧作業は自分自身で行わなければなりません。どうやって復旧すればよいのかわからないので、サポートに電話したのですが、わかりやすく手順立ててサポートしてくれました。
お陰で、他のサーバー処理に関してはまったくわかりませんが、データ復旧処理に関しては達人級ですよ(笑)。もちろん、すべてお任せでやってくれるサービスもいいですが、自分でできるように教えてもらえるサポートも、勉強できてためになりますよね。
安いサーバーはたくさんあるけれども、VPSのような高機能なサービスを使ってみると、やはり値段相応以上の効果があると思っています。安いことを求めるよりも、安心できることをやはり重視したいです」

今後は、VPSのインフラを背景に、本業のバードレポートのシステムを向上させていくことも考えているのだろうか。

「バードレポートをデジタル化してほしいという要望はいただくのですが、デジタルで配信するつもりはありません。FAXは紙で送られてきて否が応でも手にするし、手に取れば目を通します。しかし、メールマガジンなどは、届いてもメールを開けなければ内容を読んでもらえません。開封していないメールが溜まってしまえば、その人は解約してしまうでしょう。また、メールやPDFはすぐに転送できてしまうのも問題ですね」

保険選びネットをどうしていくのかについても聞いてみた。

「保険選びネットは、大手保険会社のウェブサイトよりも確実に多くの訪問者を獲得していると自負しています。もちろん、収益を考えずに行っているサイトですが、このアクセス数を背景にコミュニティサイト作りなどをやっていくかどうかを今悩んでいるところです。保険選びのプロとユーザーをつなぐことで、人と保険のより幸福な関係を作れる場所を提供していきたいですね」

株式会社バード財産コンサルタンツが選んだレンタルサーバー

ラピッドサイト
http://www.rapidsite.jp/

ラピッドサイトの「VPS RV-30シリーズ」は、インターネット大国である米国のデータセンターを利用しコストを抑えたサービスだ。同一のサーバースペックでも、月額3,150円お得だ。
http://www.rapidsite.jp/product/vps/

※この記事は、『レンタルサーバー完全ガイド vol.5』 掲載の記事です。

※社名、所属部署、利用サービス、価格など、この記事内に記載の内容は、取材当時または記事初出当時(2006年5月)のものです。

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