13 years ago
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■ 今年はソーシャルというよりモバイルの年だったか
ブログで取り上げるデータの質や量を見ていると、ソーシャル関連はどうもぱっとしないけど、スマートフォンやタブレットなどのモバイル・デバイスの普及は本物だなと感じます。
もちろんソーシャル・メディアの効果測定とかデータで評価するようなネタはそう簡単にでてくるものでもないし、あらゆるビジネスに関係するとも限らないということだからでしょう。
一方モバイル関連はデバイス・メーカー、OS事業者、アプリ開発者、通信キャリア、広告・プロモーション、情報提供者、消費者とあらゆる階層に亘って影響を及ぼすので、冷静に考えても各種データの重みや広がりはかなり違うはずです。
mixiからTwitter、Facebookとツールはどんどん変わってくるという意味でのソーシャル・メディアの変遷は次々と流れが速いですが、どれもそのツールやアプリの中での表層的な話だけで、コミュニケーション・メディアの本質が大きく変わるものではないとも言えます。
アクセス解析でもソーシャルの計測ということで、一時期あるいは今でもですが、新しいジャンルとしての興味は続いているようにも思いますが、継続的な盛り上がりを感じられなくなりました。
こう書いていて気が付いたのですが、ソーシャルとモバイルというのは、音楽と音楽を聴くデバイスとの関係と似ている気がします。ちょっと考えれば分かりますが、そもそも同列で語るべきレベルのものではないです。
下記のようにカテゴリー別に情報整理していると、そもそもこれらのカテゴリー分けがいかに適当かということも思い知らされますが、情報量に合わせた分類をせざるを得ないのでやむを得ません。
まあ我々はどうしても物理的なものつまりデバイスに大きく振り回される存在であるとも言えましょうか。
noreply@blogger.com (hiromi ibukuro)
13 years ago
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13 years ago
まず2012/11/8のIDC Japanのリリースから。
http://www.idcjapan.co.jp/Press/Current/20121108Apr.html
家庭市場とビジネス市場で様相が違っている。家庭市場は出荷台数が158万台、前年同期比18.6%減となった。これはWindows 8発売前に起きた買い控えの影響だけでなく、その他に2つの要因があるとIDCではみている。
1つ目は、大きなイベントもなく、消費者がPC売り場を訪れる機会が少なかったということ。2つ目は、これまでベンダー間で展開されてきた価格競争に息切れが生じ、ベンダーがさらなる値引きの要求に対応が難しくなり、出荷が抑制されたとみている。
個人的にはタブレットとかスマートフォンとかもっと軽いデバイスへの中期的な移行の時期に差し掛かっているのではないかと思う。
一方、ビジネス市場は、買い換え需要が好調に推移し、出荷台数214万台、前年同期比6.4%増となった。需要は大企業だけでなく中小企業にも波及し始めたというIDCの分析だが、個人的な関心はWindows XP搭載機が売れたのかといったOS状況だ。企業は簡単にOSレベルのバージョンアップはしていかないので、Windows 8が出てきたことで企業市場の動向がさらに重要になっていくと思う。
次は2012/11/8のGartnerのリリースから。
http://www.gartner.com/it/page.jsp?id=2230815
西欧の状況はもっと深刻のようだ。こちらは日本とは事情が異なるようで、モバイルPCやデスクトップPC、家庭向けとビジネス向けに関わらず、15%前後のマイナスということらしい。6-7月の在庫調整やWindows 8を迎えての買い控えといった要因のようだ。
いずれにしても世界的に10-12月期の動向がより今後を占う上で重要になっていきそうだ。
最後はおさらいの意味で、2012年上期の状況を2012/11/8のMM総研のリリースから。
http://www.m2ri.jp/newsreleases/main.php?id=010120121108500
出荷台数 747.3万台 前年同期比 0.5%増
出荷金額 4,956億円 前年同期比 14.7%減
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■ ヤフーが第三者配信アドサーバーを採用
先週は日本でアドテック開催、米国ではGoogle Analytics Summit 2012などが開催され、様々な情報が飛び交っていました。
どちらにも言えることは、より効果測定の精度が高くなる動きが進んでいるということでしょう。
例えばアドテックでは、最終日にヤフーが認定第三者配信アドサーバーとしてMediaMindを採用するというニュースが流れましたし、GAサミットの方では、デバイスに関わらずユーザーIDを付与したり、ユーザーでセグメントできたり広告データを統合するような仕組みのアナウンスもあったようです。
結局、訪問ベースではなく人ベースで、広告接触やコンテンツ接触などを経て態度変容というのか、サイトの目標に向かって進んでいくので、それらのデータが統合的にないと総合評価が難しいわけです。
まあビッグデータではありませんけど、データ処理のスピードも速くなってきたので、データ統合して全体最適を求める流れに、仕組みやシステムの方が追いついてきたということでしょう。
かと言って、皆がこれに取り組む必要があるかというと、違うと思います。全体最適化する前に、まだまだ例えばリスティングなどですら、部分最適化もできてないサイトが全体最適ができるとは思えません。
また費用対効果がどの位見込めるかということなしに投資はできませんから、まずは大規模ECサイトなどから、成功例が出てきて欲しいと思います。そこから徐々に投資判断が進んでいくのではないでしょうか。
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ウェブアナリスト 宏美のブログ。WebAnalyticsの3Cデータと関連情報を提供。一つはcompetitor、市場マクロデータや競合データ。一つはcompany、自社のアクセス解析データ。最後はcustomer、ユーザー行動データ。数値の一人歩きをさせたくないので、詳しくは原典と各調査方法を確認のこと。Unknownnoreply@blogger.comBlogger9007125
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