本当の効果みえてますか?ソーシャルメディアの分析に使えるツール5選
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いきなりですが、ソーシャルメディアの効果測定はできていますでしょうか?Facebookページの「インサイト」だけを見て効果測定した気になっていないでしょうか?
先日、私が行ってきた「ソーシャルメディアサミット2012」でもソーシャルメディアの効果測定の話はあがっていました。まだまだ大企業でも試行錯誤が続いているようです。
そんなソーシャルメディアを分析できるツールを集めてみました。今年に入ってから続々と新しいツールが登場していますので、目的にあったツールがあれば導入を検討してもいいかもしれません。
ソーシャルメディアの分析に使えるツール5選
5つのツールについてご紹介します。5つの違いについては最後にまとめています。
1.Social Insight(株式会社ユーザーローカル)
今年の1月にリリースされたツールで、TechCrunchの記事でも紹介されていました。もともと、アクセス解析ツールの「ユーザーインサイト」を提供している会社のツールのため、グラフの表示がわかりやすいです。一部の機能は無料で利用することができます。
twitterの「傾聴」ではこのようなグラフが表示され、ツイートしている人の性別・年齢・twitter登録時期を可視化することができます。また、テキストマイニングによるツイートのネガポジ分析も可能にしています。
Facebookページの分析では、自社ページに「いいね!」をしているユーザーの男女比や他にどんなページを「いいね!」しているかを見ることができます。
他にも、有料版ではソーシャルメディアの予約投稿などができる「コミュニケーション管理」の機能も備えています。
2.user chart(アジャイルメディア・ネットワーク株式会社)
先日3/9に開催された「ソーシャルメディアサミット2012」で発表されたばかりのツールです。現在は事前登録のみ行うことができ、サービスの提供開始は3月末を予定しています。
まだ、ツールの詳しいことはわかりませんが、「Klout」という、ソーシャルメィア・アカウントのネット上での影響力を定量化するツールをもとに考えられたと予想できます。
各ソーシャルメディア毎のスコアを見ることができるので、口コミをしてくれる影響力のあるユーザーをメディア別に見つけることができます。
こちらも以前にMarkeZineで紹介されていました。チームラボの子会社で、「フェイスブック上でのメディア価値を算出する新サービス」を提供するそうです。
実際に使ってみたわけではないので、記事の内容と会社HPから気になったところをピックアップしていきます。
- PMV:個人のソーシャルメディア上での影響力・メディア価値を数値化
→上記でも紹介したKloutのような機能だと予想できます
- CMV:企業Facebookページの、ソーシャルメディア上での影響力・メディア価値を数値化
→PMVのFacebookページ版だと考えてよさそうです
- マーケティング活動の影響をCMVを使って定量的に測定する
詳細はまだわかりませんが、PMVで影響力のある人でかつ自社のコアファンにより良いサービスを提供したり、企業のキャンペーンの新しい効果測定の手段として使われるのではないでしょうか。
このツールもCNET Japanで紹介されていました。こちらも、CNET Japanの記事から気になったところをピックアップしてみます。
- ユーザーの許諾取得やキャンペーン応募、アンケートや投票などの機能を提供
- Facebookページのファンがどんな興味関心を持つグループにかクラスタリング分析ができる
- ファン同士のつながりを見える化するソーシャル・グラフ分析ができる
CNETの記事に載っていた画像をみると、アプリ認証が必須のようです。アプリ認証で得られたデータを分析することになるので、ある程度の知識がある企業でないと導入は難しいかもしれません。「Facebookページのファンが誰なのか?」をより詳しくみることができるので、ウォール投稿内容やキャンペーン企画で活用できそうです。
以前からブログの解析を行ってきた口コミ分析で有名なツールで、70億記事以上の口コミデータをリアルタイムに分析できるそうです。また、Facebookページだけではなく、Facebookの個人のウォール投稿も分析できる業界初のツールでもあります。
さらに、昨年の12月からはAPIをサードパーティーに提供することも開始しています。
まとめ
今回ご紹介したツールの特徴は大きく分けて3つの特徴に分類できます。
- 口コミ分析:「ユーザーが何を言っているか」を分析
- ユーザーの影響度分析:「ユーザーの誰に影響力があるか」を分析
- ユーザーのクラスタ分析:「どんなユーザーがいるか」を分析
この3つのうち、どの項目を分析したいのかを決めてから検討すれば、目的にあったツールを選ぶことができます。また、まだ提供を開始していないツールもありますので、機能が拡充する可能性もあるのでご注意ください。
※画像付きのもとの記事はこちらからご覧ください
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