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未だ~2.0という言葉は世間で注目を集めて(というか、殆どの方は食傷気味であると思っているはずですが、メディアの方からすればまだ残存価値があるという認識なのでしょう)おり、

かくいう私もMobile2.0という本の共同執筆者であり、「2.0」の波に乗った一人でもあります。

今日は、他の方があまり論じないWeb2.0時代のマネジメント方式、「マネジメント2.0」(Googleで検索してもマネジメント2.0に完全一致する検索結果が無いようです)という言葉について考えてみたいと思います。

既存のマネジメントスタイルをマネジメント1.0と定義するならば、その特徴は以下の通りであろう。

マネジメント1.0

組織:定型(ピラミッド型)の組織、プロジェクト型の組織、もしくは前者2種の組み合わせ(2-tag型)

管理方式:ラインマネジメント、ジョブマネジメント、もしくは前者2種の組み合わせ

作業形態:定められたロケーション、もしくはオンサイトでの定形もしくは非定形業務

評価・賃金形態:日本型終身雇用、成果主義(日本型成果主義含む)

とするならば(これについても異論があると思う。成果主義や2-tag型の組織は最近になって提唱された概念であるため)

マネジメント2.0

組織:不定形、もしくは組織そのものが存在しない。(1個人が任意に所属する組織を場によって使い分けるイメージか?)

管理方式:パーソナルマネジメント(個人の能力、スキルを中心に業務を組み立てるマネジメント)、ソーシャルキャピタルマネジメント(自社の社員に限らず、自己のネットワークに存在する資源を活用するマネジメント)

作業形態:ロケーションは定めない、ロケーションに依存しない

評価・賃金形態:???(よい実例があれば教えていただきたい)

マネジメント2.0時代の組織というのは、完全に個人に依存して、組織に対する忠誠心が失われる・・というようなご意見を頂く事は自明の理です。

その意見に対する一つの反論として、マネジメント2.0時代の組織というのは、社員は自社に属する、という考え方よりは、社員は社会に属する、という考え方であり、このパラダイムシフトがおそらく近く発生する(とは言え、メインストリームにはなり得ないでしょうが)と考えています。

社員が社会で築いているネットワークを企業で活用し、そしてそのネットワークを会社が育てるという考え方。

そうした社員と企業の対等な関係性が、新たなマネジメントの潮流となるのではないかと、注目しています。

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