Webサイト制作の外注、「約束された納期に成果物が完成しなかった」ことが最大の不満点【アーチャレス調べ】

満足度があがるコツは「事前準備」、重視されているのは「クオリティの高いデザイン」。

アーチャレスは、「Webサイト制作の外注」に関する調査結果を発表した。Webサイト制作を外注した経験のある全国の企業100社が回答している。

最終的な制作費用、「50万円以下」が最多

まず「Webサイト制作の外注先をどのように見つけたか?」を聞くと、「検索エンジンで検索」32人が最多で、「知人の紹介」24人、「過去に依頼したことがある業者」16人が続いた。

「Webサイト制作の外注先を最終的に決定した理由」では、「見積が予算内」50人が圧倒的に多く、「保守・アフターサポートの充実」29人、「スケジュールが希望通り」28人などを大きく上回っている。サポートやスケジュールより予算が重視されていることがわかる。

そこで「Webサイト制作時の最終的な費用」を聞くと、「50万円以下」27人が最多。以下「201万~300万円」18人、「51万円~100万円」16人が続くが、かなりの少額でサイトが作られているケースが多いことがわかる。ただし「1001万円以上」も12人存在する。

納品物に対しては「満足している」46人、「ある程度満足している」39人でおおよその会社が満足している。その理由については「クオリティの高いデザイン」55人が最多で、「スムーズな進行で納期が守られた」40人、「明瞭な請求と契約」37人が続いた。

逆に不満を感じた企業からは「約束された納期に成果物が完成しなかった」33人が最多で、「デザインが希望と異なる、クオリティが低い」27人を上回った。デザインの精度もさることながら、まずはスケジュール順守が重要のようだ。

アーチャレスでは、Web制作会社へ的確な意思疎通を行う手段として「RFP(Request for Proposal:提案依頼書)」が重要であるとしてテンプレートを無料配布している。

調査概要

  • 【調査対象】全国のWebサイト制作の外注経験者
  • 【調査方法】Webアンケート
  • 【調査時期】2024年9月19日
  • 【有効回答数】100人
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