企業のファンコミュニティ、参加者の4割が「限定イベント」「キャンペーン」目的【ネオマーケティング調べ】

実際に参加すると「ブランドへの愛着」「他ファンとの交流」も重要に変化?

ネオマーケティングは、「ファンコミュニティ」に関する調査結果を発表した。参加したファンコミュニティの数、ジャンル、きっかけ、参加して良いと思った点、満足度、今後の継続意向などについて、直近1年以内に企業・商品のファンコミュニティに参加した男女937人が回答している。

年代でコミュニティ参加数やジャンルが変化

まず「これまでに参加したことのあるファンコミュニティの数」を聞くと、「2~3つ」という人が39.8%で最多。次に「1つ」28.7%が続く。年代別で見ると、1つだけという人は高齢ほど多く、若い世代ほど複数コミュニティに参加している。「4~5つ」は20代だと24.3%に達する(全体平均では16.4%)。

「これまでに参加したことがあるファンコミュニティのジャンル」では、やはり若い世代は「ゲーム・漫画・アニメ」「美容・コスメ」が多いが、年齢があがると「食品・飲料・酒類」が多くなり60代では半数近くを占める。なお「音楽・映画・ドラマ」はどの世代でもまんべんなく参加されているようだ。

「ファンコミュニティに参加したきっかけ」では、「インターネット検索」「企業やブランドからのメルマガやチラシ」「ソーシャルメディア」が、約30%のほぼ同率で並んだ。一方で「参加した理由」では、「限定イベントやキャンペーンに参加したいから」40.8%が最多。以下「企業やブランドの最新情報をいち早く知りたいから」29.7%、「企業やブランドから特典を受け取りたいから」29.6%、「限定商品の情報を手に入れたいから」28.9%が続く。ただし年代別では、30代~50代で「他のファンと交流したいから」「同じ趣味や興味を持つ仲間を見つけたいから」などが高くなり、ブランドエンゲージメントより純粋な交流を求めている様子がうかがえる。

こうした参加理由を反映してか「ファンコミュニティに参加して、良いと思った点」では、「限定イベントやキャンペーンに参加できた」36.4%が最多だが、「企業やブランドに関する知識が深まった/愛着が増した」「他のファンの意見を知ることができた」といった声も多かった。

調査概要

  • 【調査対象】全国20歳以上男女のうち、直近1年以内に企業や商品のファンコミュニティに参加した人
  • 【調査方法】ネオマーケティングが運営するアンケートシステムを利用したWebアンケート方式で実施
  • 【調査時期】2024年9月30日~10月2日
  • 【有効回答数】937人
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