「グリーンプログラム for Employee」をNTT Comが提供開始、自社に先行導入して活用

日常生活で排出されるCO2量を可視化、環境意識を高めて従業員にエコアクションを促す

NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、日常生活で排出されるCO2量を可視化して「エコアクション(CO2排出の削減につながる行動)」を促すWebアプリ「グリーンプログラム for Employee」の提供と社内導入を11月から始める、と10月17日発表した。脱炭素推進のGX(Green Transformation)ソリューション開発でグループ約2万5000人に3カ月間導入して得た知見を役立て、社会全体のカーボンニュートラル実現に貢献する。

「グリーンプログラム for Employee」画面イメージ

 

グリーンプログラム for Employeeは、一般社団法人のサステナブル経営推進機構(SuMPO)の監修のもとで開発した。導入企業の従業員から環境意識を測るアンケートを定期的に収集し、意識の変化とエコ実力値を定点観測する。日々の食事メニューの選択や環境に良いエコアクションで排出されるCO2量の変動を可視化し、日常生活の記録からCO2排出量の変化を体感できるので、利用者の行動変容を促すことができる。

導入企業の管理者向け機能では、従業員のアプリ利用状況やエコ意識に関するデータを分析して、新たな社員向け環境施策の検討や環境にやさしい製品・サービスの開発に活用できる。CO2排出量の削減が多い組織をランキングで発表し、従業員全体での目標達成状況も公表して行動を続けるモチベーションにつなげる。社内の紙や水の消費量やごみの排出量など環境負荷のデータをまとめ、環境負荷に関する従業員の理解を促進する。

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