DACがDMP「AudienceOne」で規制強化の3rdパーティCookieに依存しない統合ID技術を確立

利用できなくなった時のターゲティング精度の悪化や広告効果計測の範囲限定を回避

デジタル広告事業のデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)は、同社のDMP(データマネジメントプラットフォーム)「AudienceOne」で、規制が強まる3rdパーティCookie(クッキー)に依存しない統合IDの技術を確立した、と1月14日発表した。3rdパーティCookieが利用できなくなった時のターゲティング精度の悪化や広告効果計測の範囲限定を回避する。

統合IDは、ブラウザや機器など複数の環境を横断して一元的な管理・活用を可能にしたID。DACは今回、ポストCookie時代の取り組み一環として、活用についてユーザーの同意を得たさまざまな形のIDを統合する技術を確立した。オンライン上の生活者データ管理と各種ソリューションでのデータ利活用が両立できる。今後、統合IDソリューション開発を加速させる。

Cookieはウェブサイトがスマートフォンやパソコンに保存する情報で、3rdパーティCookieはユーザーがアクセスしたウェブサイトと異なるドメインが発行したCookie。ブラウザ提供企業は、情報セキュリティやプライバシー保護の観点から段階的な利用制限を予定。3rdパーティCookieを活用するマーケティングソリューションの展開やデータの連携が困難になる。

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