東急エージェンシーなどが動画視聴時の表情解析ウェブ調査「Emotion Capture」を販売
目・眉・顎の動きから喜び・悲しみ・驚き・怒り・恐怖・嫌悪・軽蔑や肯定・否定を分析
2018/6/27 7:01 UX/CX
東京急行電鉄(東急)グループの広告代理店、東急エージェンシーは、動画視聴時の表情を基に、その動画による感情を分析する表情解析ウェブ調査サービス「Emotion Capture(エモーション・キャプチャー)」を開発し、販売を始めた、と6月26日発表した。感情認識の人工知能(AI)技術を使う。マーケティングプラットフォームのマーケティングアプリケーションズと共同で開発・展開する。
パソコンやスマートフォンのウェブカメラで動画視聴時の表情を撮影し、FACS(顔面動作符号化システム)と呼ぶ理論に基づいて感情の動きを調べる。目、眉、顎などの動きから21の表情を測定して喜び、悲しみ、驚き、怒り、恐怖、嫌悪、軽蔑の感情や、肯定・否定の尺度、表情の豊かさの指標を分析。各スコアの変化を表示する。10分以内の動画視聴時の表情と感情の動きが解析できる。
分析には、顔画像による感情認識プラットフォーム開発の米国Affectivaの利用実績が多いソフトを採用した。パソコン・スマートフォンのウェブカメラを使うため、従来の調査会場や専用機材を使用した表情解析調査と比べて調査設計が短時間ですみ、場所の制限もない。同時にウェブ意識調査を実施することで調査対象者の属性や回答の内容別集計も可能になり、ターゲット別分析もできる。
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