ADKが若年層の情報拡散構造をクラスターごとに分析するツール「ワカナビセブン」開発

若者にどうアプローチすれば情報を受け取ってもらいやすく発信してもらいやすいか解明

広告代理店のアサツー ディ・ケイ(ADK)は、18~29歳の若年層で情報が拡散する構造をクラスター(集団)ごとに分析する新しいツール「ワカナビセブン」を開発した、と5月15日発表した。ADKの若者プロジェクトが運営する大学生による若者マーケッター集団「ワカスタ」と、生活者調査・データ解析会社のアクシバルが共同で手掛けた。マスメディアのほかSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を中心にさまざまな手段で情報を受信・発信している若者にどうアプローチすれば情報を受け取ってもらいやすく、発信してもらいやすいか、の解明を目的にする。

ワカスタの若年層に関する知見を基に、生活者の意識・価値観データと購買・メディア接触データを統合したアクシバルのデータベースと連携。若年層特有の意識・価値観や情報行動を解明するための独自調査を行って分類した。みんな推しミーハー(18~29歳男女の割合18.9%)▽内輪ネタリスト(13.7%)▽無頓着ソロ充(8.0%)▽アクティブリーダー(12.0%)▽セルフプロデューサー(12.0%)▽人情屋リアリスト(17.6%)▽自己完結ガチオタ(10.0%)--の7つで、ワカナビセブンは、クラスターごとに情報が流通しやすい文脈やメディアを明らかにする手法となる。

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