オーバーチュア、スポンサードサーチの最低入札価格を9円から変更。最低入札価格は変動型に
オーバーチュアは、PC版の検索連動型広告「スポンサードサーチ」の最低入札価格を、現状の9円(または35円)から変更することを発表した。入札価格の変更は8月上旬を予定しており、変更後の最低入札価格は、広告品質、入札数、入札価格など複数の要因によって変動する。
今回の変更は、キーワードの最低入札価格を、そのキーワードの価値や関連性に合わせて調整することを目的としている。米国では、2008年2月よりすでに最低入札価格は変動型へと移行しており、変更によって、広告の品質が高ければ高いほど、廉価なクリック料金が提供される可能性が高くなるという。また入札開始価格が動的に設定されることにより、多くの広告主がキーワード入札に参加できるようになるともしている。
広告品質が高くなれば、最低入札価格が9円未満になる可能性もあるが、逆に品質が低いものは従来の最低入札価格より高くなる可能性もあり、今後はより一層、広告クリエイティブや管理の手腕が問われることになるだろう。
最低入札価格の決定方法
- キーワードの価値や重要性
価値や重要性は、そのキーワードに入札している広告主様の数や入札価格によって決定される可能性がある。 - キーワードと広告の品質
品質は広告のクリック率を競合他社と相対的に比較するなど、複数の要因によって決定される。
なお、最低入札価格の決定要素として、コンバージョンデータは考慮されない。
変更後は、システムにより提示された最低入札価格より、設定した入札価格のほうが高いかもしくは同額の場合、キーワードは掲載オンとなり広告掲載も継続されるが、最低入札価格は動的に変更されるため、掲載オフのキーワードが“掲載オン”に、有効だったキーワードが“掲載オフ”になることもある。
なお、今までの価格よりも最低入札価格が上がる場合は管理画面にアラートが表示され、キーワードがオフになる前に入札価格を変更できるよう、数日間の猶予期間が設けられる。入札価格を変更しなかった場合、キーワードは掲載オフとなり、広告掲載も停止となる。システムにより提示された最低入札価格に設定中の入札価格が満たない場合も、キーワードが掲載オフになる。
「最低入札価格の変更」に関する説明ページ
http://ov.yahoo.co.jp/service/srch/minbid.html
オーバーチュア
http://ov.yahoo.co.jp/
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