“Webアプリのデザイン=操作性”-RIAコンソーシアム「Webアプリケーションの利用調査

RIAコンソーシアムは7月14日、日本市場におけるリッチ・インターネット・アプリケーション(Rich Internet Application 以下RIA)に関する第3回目の市場調査の結果を公表した。

調査は、2008年2~3月、10代を除く全国の個人事業主を除き、従業員50名以上の規模の全業種の企業を対象に実施。510名の有効回答が得られた。

その結果、Webアプリケーションの導入状況について、BtoB(企業間)、BtoC(消費者向け)では、全体的に大きな伸びはないものの、前回同様「顧客管理」「販売管理」「プロモーション」の業務で利用されていることが多く、引き続き「販売促進」をテーマにした業務での利用が多いことがわかった。また、イントラネット(企業内)では、BtoB、BtoCと比較して回答数が圧倒的に多く、導入予定に関する設問でも期待感があるように感じられた。

RIAの認知度では、過去2回と比較しても4%の伸びがあり、調査ごとに増加傾向にある。特にシステム関係者に限定すると、約7割の認知度が得られた。

一方、RIAの導入状況RIAの導入状況は、特にシステム関係者に限定すると「導入済み」が20%。「導入予定」「検討中」「関心がある」を合わせた約40%が、RIAの導入に関心を示していることになる。

「業務で使っているWebアプリケーションのデザインに満足しているか?」の設問では、44%が「いいえ」と回答し、前回に比べ10%近く改善が見られるものの、いまだ半数近くがなんらかの不満を抱いている結果が示された。また、「デザインのもっとも重要な要素は何か?」という設問には、前回同様60%以上が「操作性と回答した。

業務アプリケーションのデザインの必要性について、80%以上が「必要」と回答。調査では、この結果を受け、「デザイン(=操作性)の向上こそが一番重要」と提言している。

RIAコンソーシアム
http://www.ria-jp.org/

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