第5回フィードビジネスカンファレンス「Web2.0時代のビジネス現在形」開催

池田真也(Web担 編集部)

2006年10月26日 22:43

2006年10月26日、東京都千代田区のベルサール九段にて、第5回フィードビジネスカンファレンス「Web2.0時代のビジネス現在形」が開催され、約150人が会場を訪れた。 フィードビジネスカンファレンスは、ブログやRSSリーダーの利用者増加にともない急速に普及しつつあるRSS/Atom Feedに注目し、メール、ウェブに続く新しいメディアとして最先端ビジネスを紹介するカンファレンス。 カンファレンスでは、実際にRSS/Atom Feedを活用したニュースや企業情報の配信、広告配信事業、インターネットモバイル事業の現状をWeb 2.0という視点で捕らえ、最先端で活躍する講師による講演およびパネルディスカッション、プレゼンテーションが行われた。
第5回フィードビジネスカンファレンス
第5回フィードビジネスカンファレンス講演の様子

GMOアドネットワークス 取締役 村井説人氏
GMOアドネットワークス 取締役 村井説人氏
基調講演では、GMOアドネットワークス取締役の村井説人氏が、「FeedBurnerが提供するWeb 2.0的RSS広告について」と題し、米国のRSS市場においてリードするFeedBurnerの事業を例に、日本でのFeedBurnerの展開について講演を行った。村井氏は「フィードとは究極のオプトイン、アプトアドのメディア」とし、「フィードは簡単に購読をやめらますが、定期購読続ける人は価値があると考えています。そういった購読者をいかに増やしていけるかを手伝って行きたい」と語った。
日本経済新聞社 日経メディアラボ 種村貴史氏
日本経済新聞社 日経メディアラボ 種村貴史氏
第2基調講演では、日本経済新聞社日経メディアラボの種村貴史氏が「コックピット型メディア ~フィードが実現するパーソナライズドポータル」と題し、米国新聞社のサイトを例にして、「日本の新聞社はRSSフィードへの立ち入りが薄い、注目しているのは米国の新聞社です」とし、「米国の新聞社は、自社のコンテンツを魅力的にするために、他紙のフィードをコンテンツとしています」と説明した。日本ではまだ考えられないが、米国ではリーダー別の登録ボタンも用意し、自社ブランドでRSSリーダーを用意する新聞社もあるという。また、「メディアがマイページを持つ動きを見せ、新聞社がワンストップで提供できるサイトを作りつつある」とし、コックピット型メディアへ、ユーザー側にコントロールがシフトしつつあると語った。 FBS(Feed Business Syndication) http://www.feedsphere.com/

この記事をシェアしてほしいパン!

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る