「2020年のデジタル広告のトレンド調査」動画広告市場の拡大でFacebookとGoogleが勢力拡大か?!
広告は、時代の流れに合わせて常にそのかたちを変えていきます。古くは新聞やテレビから、現在では、インターネットを軸とした「デジタル」が主要の地位を獲得しつつあります。
いま、消費者や企業の購買担当者は、これまでになく多くのデジタルチャネルからメッセージを受け取っています。広告主は、多くのメッセージの中で、自社のメッセージを消費者に届けるために、消費者一人ひとりの心に響くようなパーソナライズされたメッセージを発信しようと努力していることでしょう。
デジタル広告の最新動向を国際的に調査
そこでSalesforce Researchは、悩める広告主をサポートするため、世界各国の広告のプロを対象にデジタル広告の潮流を調査・考察したホワイトペーパー「2020年のデジタル広告」を制作しました。
北米、欧州、アジア太平洋地域において、広告に関する意思決定権限を持つマネージャー級以上の企業内担当者ら900名へのアンケートの結果をまとめ、各国のマーケターが具体的にどんなビジョンで日々活動しているかをうかがい知ることができます。
例えば、デジタル広告で近年特に重視されているのは「パーソナライズ」です。ユーザー1人ひとりに応じて、それぞれ異なる興味・関心、あるいはWebの利用歴などを元に広告を出し分けることはもはや当たり前となっています。特に未曾有の事態の中では、消費者は受け取る情報に敏感になっているため、より個別のコミュニケーションが求められます。
一方で、パーソナライズのために用いられるデータソースは年々増加しています。広告主がパーソナライズのために使用したデータソースの平均数は5.4個。翌年には6.2個にまで増える見込みです。これは、メールアドレスや電話番号といった顧客管理(CRM)系のデータだけでなく、いわゆる“ファーストパーティデータ”(自社サイトの訪問者から収集した情報)などが重用されていることも意味しています。
また、CRMデータで広告ターゲットの絞り込みを行う際に、取引やカスターマーサービスの実施状況をも反映させるという企業が北米を中心に増えています。
デジタル広告のトレンドを凝縮
デジタル広告を巡っては、GoogleやFacebookがプラットフォームとしての存在感をなお一層高めています。また広告クリエイティブの面ではこれまで中心だったテキストや画像から、「動画広告」にシフトする広告主が着実に増えています。
一方、何をもって広告が成功したと判断すべきか、広告効果をどう判定するのかは広告主にとってなかなかに根深い問題です。
「2020年のデジタル広告」では、こうしたトレンドを統計値ベースで詳細に解説しています。戦略策定のヒントとなるような、興味深い分析や考察も紹介しています。ダウンロードは無料ですので、Web担当者、広告との向き合い方に悩むマーケターにはぜひご一読いただけたらと思います。
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