レンタルサーバー導入&活用事例

安心できるサポートとマニュアル/フリーセル+プロックスシステムデザインE-server

レンタルサーバー導入&活用事例

株式会社フリーセル+プロックスシステムデザインE-server

野本 幹彦(フリーライター)

技術的な知識を持っていなくても
サポートやマニュアルでやりたいことを実現

株式会社フリーセル 会社概要

株式会社フリーセル
歯科タウンドットコム
  • 社名:株式会社フリーセル
  • URL:http://www.shika-town.com/
  • 設立: 2001年8月
  • 本社所在地: 東京都渋谷区道玄坂1-21-6 南平台東急ビル2F
  • 事業内容: 歯科医院専門情報サイト「歯科タウンドットコム」、美容専門情報サイト「BeautyStyle.tv」、美容外科ガイド「BIYOU BB」の運営、ホームページ制作、販売戦略コンサルティング業務など

レンタルサーバー利用概要

歯科医院専門サイトの
立ち上げで会社を設立

厚生労働省が平成17年1月末に発表した「医療施設動態調査」によると、全国の歯科診療所数は6万6,678か所となっており、全国4万軒と言われるコンビニエンスストアの軒数をはるかに上回る数となっている。自宅の周りによい歯科医がいるかということは多くの人にとって興味深い問題であり、地域別の掲示板などでもよく話題に上がることがある。

フリーセルは、この歯科医院の専門情報サイトを立ち上げるため、2001年8月に設立された。同年10月には、歯科医院専門ポータルサイト「歯科タウンドットコム」を開設し、全国展開のポータルサイトにするべく、業務を拡張し続けている。

インターネットを利用した各種情報提供サービスを業務としている同社にとって、レンタルサーバーの存在は必要不可欠なものと考えられる。しかし、専務取締役の山田浩司氏は、「設立当初は独自ドメインさえ取れればよいといった感じで、サーバーにはそれほどこだわりを持っていませんでした」と語る。以前から知り合いであった個人運営のサーバーを借り、運営から管理までのすべてを請け負ってもらっていたというのだ。

営業畑で手腕を発揮してきた山田氏にとって、信頼できる人とのつながりが仕事をスムーズに進める秘訣だという。「こちらのやりたいことをキチンとやっていただいたので、個人運営ということに特に不便や不安は感じませんでした」と言うように、信頼できる人にサーバーを任せ、営業などの活動に集中することによって業績を上げてきた。

レンタルサーバーにすることで
いろいろな勉強ができた

フリーセルがプロックスシステムデザイン(以下、「プロックス」)のサービスを利用し始めたのは2002年10月のことだ。この乗り換えも、特に以前利用していたサーバーに不満があったわけではなく、以前借りていた個人運営のサーバーがサービスを終了してしまったことに伴っての移転だったという。

では、レンタルサーバーを借りることによって、以前とはどのような点が異なってきたのだろうか。

山田氏が「個人の方にお任せしていたときは、こちらからデータをftpでアップするだけだったので、レンタルサーバーにすることには最初は不安がありました。コントロールパネルの存在も知らない状態でしたから、リモートからコマンドを打ち込んでサーバーを管理しなければならないと思っていたのです」と言うように、一般的な専用サーバーは、技術的なバックグラウンドが必要なプロユースのサービスであるはずだと考えていた。しかし、このような山田氏の不安はすぐに払拭される。

株式会社フリーセル 専務取締役 山田浩司氏
株式会社フリーセル 専務取締役
山田浩司氏

「実際使ってみると、会員用のページに載っているマニュアルに詳細な手順が書かれているため、サーバーの操作に迷うことはほとんどありませんでした。これらのマニュアルをざっと眺めているだけで、こんなこともできるんだ、と新たな発見もでき、サーバーの使い方に広がりが出てきたのも事実です」(山田氏)

また、サポート面での充実も驚きだったという。「何かわからないことがあるとすぐにサポートにメールを出すのがクセになってしまいました」と山田氏が笑うように、質問に対してすぐに詳細なメールを返信してくれるため、次第に山田氏自身もサブドメインを作ったり、セキュリティー面のオプションサービスを利用したりするなど、さまざまなことに挑戦していくようになっていった。メールのやり取りだけでは理解できないときにも、プロックス側から電話がかかってきて、懇切丁寧に教えてくれたようだ。

山田氏にとってレンタルサーバーのサービスとして不可欠なものは何か、という質問に対しては「柔軟性」という言葉がすぐに返ってきた。

「我々のような技術を持っていない人間は、サーバーに対して固定的な考えを持っていません。“この機能を使う”という考え方ではなく、“やりたいことを実現する”という考え方になります。したがって、“やりたいこと”を実現するために利用する機能は何か、ということを伝えてくれたり、新たなサービスを提供してくれたりするという点で、現在のプロックスさんのサービスには非常に満足しています」

プロックスのサービスに切り替えてからは、コスト面でも大きなメリットがあった。「当初は、HDDの容量が40GBの専用サーバープラン“E-server”が開始されたばかりでしたが、こんなに大容量なのに安価でいいのか、という感じでした」と山田氏が言うように、個人運営のサービスに比べてコストを大幅に抑えることができたようだ。また、フリーセルが業績を上げて業務を拡張していくのと足並みを揃えるようにレンタルサーバーの低価格化が加速していったため、ほとんどコストを上げることなくハイスペックなサーバーに切り替えることができ、今では容量80GBの「E-server Advance」を2台借りているという。

「餅は餅屋」という考え
技術的な部分は専門家に任せる

フリーセルは、代表取締役の武吉広大氏と山田氏の2人で立ち上げた会社であるが、この4年間で大幅に業績を伸ばし、現在では33名の社員を抱えている。そのほとんどが営業や制作の担当だ。レンタルサーバーを借りることによってさまざまな技術がわかってきたのなら、システムやネットワークの専門家を雇い入れてシステム部を設立するようなことは考えなかったのだろうか。

「将来的にできるのであれば、レンタルサーバーまで提供できる会社にしたい、という気持ちはあります。しかし、同じ人を入れるなら、今は優秀な営業を入れたいと思っています」

現在フリーセルでは、前出の歯科医院専門情報サイト以外にも矯正歯科専門情報サイト「矯正歯科タウンドットコム」や美容専門情報サイト「BeautyStyle.tv」などの複数のポータルサイトを立ち上げている。これらのポータルサイトを充実させるためにも、技術的な部分はプロックスへ任せて、営業業務を充実させたいというのが本音のようだ。

「仮に技術の専門家を自社に入れたとしても、一定方向にしか目がいかないと思います。その点、プロックスさんのような専門の会社はいろんなところにアンテナを張って、常に新しい技術やサービスを取り入れるように努力してらっしゃるはずです。やはり、自社でできないところは信頼できる専門家にお任せするのが一番だと考えています」

フリーセルが選んだレンタルサーバー

プロックスシステムデザイン E-server
http://www.prox.ne.jp/

プロックスシステムデザイン

プロックスシステムデザインのサイトは、サービスごとのよくある質問とその回答が充実しているだけでなく、ドメイン移行やコンテンツ移行などの解説も充実している。

プロックスシステムデザイン株式会社 問い合わせ先
03-5812-3241(平日10:00~18:00)
info@ixent.ne.jp

※この記事は、『レンタルサーバー完全ガイド vol.1』掲載の記事です。

※社名、所属部署、利用サービス、価格など、この記事内に記載の内容は、取材当時または記事初出当時(2005年5月)のものです。

この記事が役に立ったらシェア!
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

カオスマップ
企業やサービスや製品などについて、カテゴリーや関係性でまとめて図にしたもの。具体 ...→用語集へ

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]