歴史に学ぶ、PRキャンペーン5選

成功と失敗の別れ道を振り返った時に、「自分は運が良かった」と評する成功者が多いですが、失敗は決して不運の結果ではありません。
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成功と失敗の別れ道を振り返った時に、「自分は運が良かった」と評する成功者が多いですが、失敗は決して不運の結果ではありません。共通して言えることは、原理原則から外れているということです。PRも同じことが言えます。メディア環境が様変わりし、生活者の情報接触や購買行動もかつてないスピードで変容しても、原理原則は不変です。

原理原則を知るには歴史に学ぶのが手っ取り早い方法です。そこで、PRの歴史的出来事を5つ紹介します。

史上初のプレスリリース

1906年にアイビー・リーが初めて正式なプレスリリースを配信しました。このプレスリリースには、ペンシルヴァニア鉄道がニュージャージー州で発生した列車事故について事細かに書かれてました。ニューヨーク・タイムズは、アイヴィ・リーが制作したプレスリリースを原文のまま掲載しました。

史上初のプレスリリースは企業の危機管理に対応するものでした。今でこそ不祥事の隠蔽や偽装は、企業ブランドを大きく傷つける結果を招くと認知されていますが、当時は隠すのが当たり前だった時代に、風穴を開けた出来事でした。そして、もうひとつ。プレスリリースの始まりが、クライシス・コミュニケーションの誕生にもなりました。

ダイヤモンドを広める

今やダイヤモンドの代名詞として知られるデビアス。その始まりは1938年に遡ります。ダイヤモンド鉱山を所有するデビアスは、企業ブランドを広めるのではなく、ダイヤモンドそのものの価値を広めようとしました。ターゲットは若い女性です。ダイヤモンドは永遠と愛の象徴だとして、ダイヤモンドリングこそ婚約や結婚指輪の理想だと啓蒙しました。

ダイヤモンドの売上は、4年後の1941年には55%も伸びただけにとどまらず、70年以上経った現在では、世界の多くの国々でダイヤモンドリングが婚約や結婚指輪のド定番であり続けています。

医者の意見

1920年代初め、エドワード・バーニーズは、卵の消費量を増やすために、5,000人の医者からアンケートを回収しました。朝食でタンパク質を摂取する重要性を示したアンケート結果を利用して、今や朝食の定番メニューのベーコンと卵を広めました。

何を言ったかより誰が言ったかが重要なんて主張する人がいますが、その通りの結果となりました。今では、1920年頃と比較すると卵の生産量は4倍に増えているそうです。

フリー

真珠湾の爆撃後の1941年、コカ・コーラはアメリカの戦争本部にコーラを必需品だと売り込みました。「軍服を着た人はどこにいようと何をしてようと、コカコーラを5セントで買える。」と発表しました。ビンを小売店に持ってくと、5セントキャッシュバックされるので、要するに無料ということです。

無料は最強です。大戦期間中に、コーラは50億本も消費されました。

サンプリング

1984年に2000万個以上の販売を記録したボードゲーム、トリビアル・パスート。1800個のゲームをレストラン、バー、公園など人が集まる場所へ無料で配って、生活者がこのゲームを知り、欲しくなる機会を作りました。

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