行動×地域×パーソナル属性広告

※この記事は読者によって投稿されたユーザー投稿です:
  • 編集部の見解や意向と異なる内容の場合があります
  • 編集部は内容について正確性を保証できません
  • 画像が表示されない場合、編集部では対応できません
  • 内容の追加・修正も編集部では対応できません
ヤフー、行動ターゲティング広告に地域・属性を掛け合わせ

ヤフーは6月26日、行動ターゲティング広告サービスを拡充し、属性情報や地域情報と掛け合わせた広告サービスを7月より配信することを発表した。

ヤフーの行動ターゲティング広告とは、Yahoo! JAPANサイト内での閲覧や検索といった行動履歴をCookieデータとして蓄積し、ユーザーの興味・関心があると考えられる広告を配信するというものだ...

行動×地域×パーソナル属性を絞っての広告配信は、どの広告メディアも考えていたでしょうし、行動ターゲティング自体は特に目新しい発想でも技術でもありません。

デモグラフィック行動ターゲティングの設定条件は、約750~800程度の興味・関心別のカテゴリから“行動”を選択し、13歳~65歳以上で年齢幅と性別を選ぶ。エリア行動ターゲティングは上記の行動条件に47都道府県または特定78地域から選んだエリアを組み合わせる。

ポイントはまさにこの部分で、ピンポイントに近い広告を配信することで、それは見る人にとって広告では無くなるということです。思い浮かべてみてください、マンションを探していたところにタイミング良く隣町の新築マンションの一報が織り込みチラシで手に入る。引っ越しが済んで不要品があふれているところに不要品回収のチラシが入る。雨の日に、ふと食事に困っているとピザの宅配の案内が目に入る。

それらは彼らにとって広告では無く、ありがたい情報であり、もしかしたらそれ以上の価値があるかもしれません。その時のタイミングにおいては、いわゆるチラシ(広告)からの成約率は格段にアップすることでしょう。

実際のポスティング広告やダイレクトメールは、もちろんある程度のターゲティングを考えて効率良く配布していることでしょう。これらをさらに絞っていけるところがWEBの最大の利点かと思います。

さて、ではここでどこのメディアも同じ事が可能では? という考えも思い浮かびます。しかしながら、行動×地域×パーソナル属性まで絞り込んだ場合、果たしてどれだけの対象者が残るか・・。その問いにももちろんヤフーは答えています。

月間400億を超えるインプレッション、1億4000万以上のユニークブラウザ数などがヤフーの強みであるとして、その巨大な母数ゆえにターゲットリーチとインプレッションを確保できることをアピールした。
  • 郊外の○○地区に中階層向けマンションができました。○○近隣に住んでいて、20~40代既婚、持ち家無しに配信する。
  • レクサスの試乗キャンペーンを行います。ディーラー近隣に住んでいて、40代以上に配信する。

などなど、あらゆるパターンが思い浮かびます。既にマンションを購入してる人に、(PUSH型の)賃貸アパートの広告は必要ないはずです。情報が必要な人に、適当な情報を当ててあげる。これが当たり前にして最大の効果が発揮できるのではないでしょうか。

またこの仕組みに、例えば実際に「マンションの説明を聞きに行った」「レクサスの試乗をした」場合、それを広告の成果と見なす手法も大いに考えられます。行かなければ完結しないこと、実際にリアルの環境でしか成約に至らないものはこの手法が大いに喜ばれるのではないでしょうか。(実際に行った人にポイント等を付与しても良いです)

広告だけではなく、趣味思考のあったブログや口コミなどの書き込み、その他コンテンツ、自分が返答できそうな誰かの悩みや質問、こういった情報をパーソナルページにどんどん連ねてあげることで、コミュニティの繋がりや厚みが増していくのではないでしょうか。

#という内容の開発を推進しておりましたが、これだけヤフーが大々的に発表してしまいましたのでネタを放出してしまいます。進路変更は仕方ありません。;p
SK

この記事が役に立ったらシェア!
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

MR
「MR」はMixed Realityの略。「複合現実」の意味で、現実世界の風景上 ...→用語集へ

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]