マイクロソフトは10月2日、Visio 2003の上で動作し、内部統制の仕組み構築に対応した業務プロセスの文書化を支援する「汎用版 Visio内部統制テンプレート」の無償提供を開始した。同社の
Webサイトからダウンロードできる。
このテンプレートは、Visio対応アプリケーションの開発パートナーであるマイスターの協力をうけて開発したもの。今年6月に公開した「Visio 内部統制テンプレートVer1.1」に、新たにコントロールマトリックスのカスタマイズ機能などが追加されている。加えて、ソースコードが無償で公開されているため、利用者はテンプレートの設定やソースのカスタマイズにより、独自の内部統制の文書化を実現することが可能だ。
「Visio 2003 汎用版内部統制テンプレート」の特長
業務プロセス、リスク、コントロールを可視化する業務フロー図を効率的に作図
業務フロー図からコントロールマトリックス、業務記述書の出力を自動化
業務プロセスデータ、コントロールマトリックスから、業務フロー図の作図を自動化
コントロールマトリックス、業務記述書と業務フロー図の連携、一元管理
業務フロー図、コントロールマトリックスのメンテナンスを効率化
Excelファイルへの変更を業務フロー図に自動反映
専用のインターフェイスによるメンテナンスの効率化
SQL Serverや他のOffice製品群と連携し、文書共有・モニタリングなどに拡張可能
「Visio 2003 汎用版内部統制テンプレート」の新機能
コントロールマトリックスの出力フォーマットをカスタマイズする機能
コントロールマトリックスに出力する項目、名称、並び順などを利用者が設定可能
内部統制専用のシェイプを追加
豊富な表示設定機能や自動配置機能を持つ部門シェイプを追加
開始、終了、アイテムのシェイプを一般的なフローチャート図形に変更
業務フロー図の作成を効率化する機能を追加
プロセス名、アイテム、リスク、コントロールシェイプに加えて、部門シェイプの自動配置機能を追加
業務フロー図上で、アサーションを削除する機能を追加
マイクロソフト
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