ワーケーションに希望するのは「長期休暇と仕事の両立」、しかし掛けられる自費は1万円以下【ビッグローブ調べ】

ワーケーションしてみたい社会人は約6割、20代・30代ほど採り入れを希望。

ビッグローブ(BIGLOBE)は、「ニューノーマルの働き方に関する調査」に関する調査結果を発表した。全国の20代~50代の男女1,500人(20代~50代の社会人1,200人、20代の学生300人)が回答している。

新型コロナウイルスのパンデミックの影響を受け、新しい生活様式(ニューノーマル)の摸索が進んでいる。そのなかで、観光地などでノンビリ休暇しつつ働く過ごし方「ワーケーション」(Work+Vacationの造語)が注目されており、本調査でも焦点を当てている。

ワーケーション「してみたい」6割、やってみるかどうかは会社次第

まず社会人1,200人に「新しい働き方として政府が提唱するワーケーションをしてみたいと思うか」を聞くと、「そう思う」23.7%、「ややそう思う」35.3%で、過半数(計59.0%)が肯定的だった。年代別では20代・30代のほうが40代・50代よりも肯定派の比率が高い。20代では65.3%、30代では68.4%に達している。

あわせて「どのような条件が整えばワーケーションをしてみたいと思うか」を聞くと、「会社がワーケーションを推奨する(制度が整う)」43.5%、「有給休暇を使わず通常勤務扱いになる」39%、「会社の費用負担がある」39%に意見が集中した。生活様式として採り入れるという以前に、会社側の対応次第、という意識が見てとれる。

長期休暇と仕事の両立を望みつつも、掛けられる自費は1万円以下を希望

具体的なワーケーションのイメージを探るべく、ワーケーションをしてみたいという955人に「ワーケーションをするとしたら、実施したい1回あたりの期間」を聞くと、「2泊」24.7%、「3泊」19.5%が上位ながら、「1週間」14.8%、「4~6泊」11.3%、「1か月以上」7.3%など、“気分転換”というスタンスに加え“長期休暇しつつ仕事と両立したい”という意向も強いようだ。

一方で「ワーケーションをするとしたら、自費で払っても良いと思う金額(1日あたり・1人あたり平均)」を聞くと、「5千円未満」42.1%、「5千円~1万円未満」22.2%と、一泊旅行程度の価格帯がほとんどで、自費でのワーケーションは難しそうだ。

さらに「ワーケーションをする場合、どのような設備・環境のある場所で仕事をしたいと思うか」を聞くと、「のんびりとした空間」38.6%、「おいしい食事」38.6%が同率でトップ。以下「セキュリティ保護されたWi-Fi」36.6%、「長時間座り心地のよい椅子」36.4%、「仕事のための個室」32.9%、「温泉・サウナなど温浴施設」29.9%など、まずは仕事・休暇の両面で「快適な空間」であることが要求されていた。

調査概要

  • 【調査対象】全国の20代~50代の男女
  • 【調査方法】インターネット調査
  • 【調査期間】2020年9月10日~14日
  • 【有効回答数】1,500人(20代~50代の社会人1,200人、20代の学生300人)
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