キムタク・松本人志など、著名タレント新登場のCMが好感度で突出【2020年9月度・CM総研調べ】

「商品にひかれた」CMでは、日本マクドナルド「月見ファミリー」が好感。

CM総合研究所は、「2020年9月度 業類別CM好感度」No.1銘柄を発表した。CM好感要因15項目の得票数と試用意向度、愛用持続度を総計した「総得点」によってランキングしたもので、首都圏の3,000人が回答している。

著名タレント新登場のCMが好感度で突出、日産とソフトバンク

20業類(ジャンル)を通し、もっともCM好感度(単位:P‰=ポイントパーミル)が高かったのは、自動車「日産『企業』」192.0P‰だった。以下、通信サービス「ソフトバンク『Softbank』」139.3P‰、食品「日清食品『チキンラーメン』」62.0P‰だった。数値を見て分かるとおり、日産とソフトバンクが突出している。

日産は調査時期(2020年8月20日~9月19日)に、これまでの矢沢永吉氏から木村拓哉氏にブランドアンバサダーを交代し、新しいブランドコミュニケーションCMを展開していたため、多くの視聴者の印象に残ったと思われる。

一方ソフトバンクは、これまでと同じく“白戸家”を核にしたCMシリーズに、新しい登場人物として松本人志氏と船越英一郎氏を活用。サービスが始まった5Gにおいては、キャンペーンに嵐を起用している。

 

またCM好感要因「商品にひかれた」における銘柄別トップ10でも、「日産」が首位だったが、2位には秋の風物詩になりつつある人気商品、日本マクドナルド「月見ファミリー」がランクインした。総合より個別商品がやはり上位になるようだ。

 

CM好感度調査は1989年に開始したアンケート調査で、月2回・計3000人(前期・後期各1500人:1都6県在住6歳以上)のモニターで調査を実施している。企業/銘柄(商品・サービス)/作品といった集計軸で、さまざまな期間、カテゴリ・要因で分析を行っている。

2019年度の銘柄別CM好感度トップ20、支持層と好感要因は、以下のとおり。

 
 

調査概要

  • 【調査対象】東京キー5局で放送されたCM(全オンエア数:2,443銘柄)
  • 【調査方法】CM好感要因15項目の得票数と試用意向度、愛用持続度を総計した「総得点」によってランキング
  • 【調査期間】2020年8月20日~9月19日
  • 【有効回答数】関東1都6県3,000人(4日実査:1,500人+19日実査:1,500人)
※記事初出の時点で単位に関する表記が間違っておりました。訂正してお詫びします。(2020-10-16 編集部)
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