野村総研、「ITロードマップ」でスマート機器が「コンシェルジュ」になると予測

ソーシャルネットワークにつながった生活者のニーズに合ったサービスに誘導

山川 健(Web担 編集部)

2011年11月22日 16:46

野村総合研究所は、2016年度までの「ITロードマップ」をまとめ、11月18日発表した。スマートデバイスとソーシャルメディアの融合による顧客との接点の進化とその影響について予測した。スマートフォンやタブレット端末が普及し、データがソーシャルネットワークで共有・蓄積され、スマートデバイスが生活者のニーズに合ったサービスに誘導する「コンシェルジュ」のような存在として利用されるようになる、と分析した。

2013~2014年度をスマートデバイス活用の発展期、2015~2016年度を活用の普及期と位置付けた。2013~2014年度は、生活者がスマートデバイスで受発信できるデータが増大し、ソーシャルネットワークを通してつながる対象が拡大。2015~2016年度は、1企業が運営するソーシャルネットワークに他の企業が参画し、複数企業によるサービスに進化して多様化する生活者のニーズに対応する、と予想。知的なコンシェルジュサービスが実現される、とみている。

野村総合研究所
http://www.nri.co.jp/

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