ファーストサーバ、システム管理者権限付き専用レンタルサーバーサービスの提供を開始

レンタルサーバー事業を展開するファーストサーバは1月24日、マイクロソフトの「 Virtual Server 2005 」を標準搭載したシステム管理者権限付き専用レンタルサーバーサービス「FS デベロッパーズ プラットフォーム Virtual Server 4(VS4)」の提供を2月20日に開始すると発表した。

VS4は、仮想化技術とファーストサーバが提供する管理ツールにより、専用サーバとして提供されるサーバーを、さらに複数の仮想サーバに分割して利用することが可能なサービス。仮想化されたサーバー空間を個別に提供する従来のサービスと異なり、VS4は仮想空間を管理するための専用ツールを提供することにより、ユーザーが任意の用途・目的に合わせて管理者権限付きの複数の仮想サーバー空間を自由に利用することが可能になる、国内初のサービス。

また、VS4は事前に仮想サーバー空間で稼動する OS(ゲストOS)として、マイクロソフトの Windows Server 2000、2003など、5つの OSを搭載。さらにユーザー側でLinux、FreeBSDを用意すれば、それらのOSも同一サーバー上で稼動させることができる。

VS4は、ディスク容量の範囲内で自由に仮想サーバーを構築し、グローバルIPアドレスが付与された4つのゲストOS環境をバーチャルネットワークサーバーとして同時稼動させることが可能。メモリー、CPU、ネットワークなどのコンピュータリソースの割当てを設定管理でき、複数の仮想サーバーが同時に稼動する環境下でも、本格的な業務アプリケーションシステムに要求される安定性や信頼性を実現する。

また、実際に利用するゲストOS環境は、同社が準備した管理ツールにより、簡単に構築・利用が可能。同サービスにより、ユーザーは基盤環境の初期構築作業の段階で必要とされてきた技術要員確保や外部委託の多額のコストを大幅に削減・不要化できる。さらに、システム稼動後も、同社が運用を代行することにより、情報システム運用管理の面においても技術的・コスト的課題を大幅に軽減する。

サービスの提供価格は、初期費用15万7500 円、月額6万9300 円(予価)。SQL Server オプションの初期費用2万1000円、月額3万1500円。

サーバスペックは、ハードディスク500G B(RAID1環境)、メモリー6GB、CPUXeon LV 1.66 GHz。

FS デベロッパーズ プラットフォーム Virtual Server 4
http://www.fsdotnet.jp/
ファーストサーバ
http://www.fsv.jp/

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