アフィリエイト とは 意味/解説/説明 【affiliate】
広告商品の一種。
第三者のブロガーやメディアに商品の宣伝や販促をしてもらい、実際に販売につながった場合に、そのきっかけとなった紹介に対して報酬(コミッション)を支払う仕組み。
だれが商品を紹介したのかを追跡できる特別なリンク用URLを用意しておき、購入や契約が完了した場合に商品ごとに異なる報酬額を計算して加算するなどの仕組みが必要なため、多くの場合は「アフィリエイトサービス事業者(ASP)」と呼ばれる、専門のシステムをもつ事業者を介在させることが多いが、アマゾンのように自社でアフィリエイトの仕組みを構築している事業者も多い。
広告主は「マーチャント」としてASPに登録し、システム利用料を支払って、宣伝したい商材とそれぞれの商材に対応するバナー画像や紹介テキストなどの素材を登録しておく。また、自社のネットショップのシステムに、購入が完了した場合にアフィリエイトを経由した客かどうかを判断するスクリプトなどを追加する。
宣伝に協力するブロガーなどは「アフィリエイター」としてASPに登録し、自分のサイトで宣伝する商材をリストから探す。サイトに適した商品があれば、宣伝用のリンクURLや素材を利用して自分のサイトに広告を配置する。
アフィリエイターのサイトをだれかが訪問し、アフィリエイト用のリンクをクリックしてマーチャントの販売サイトに行き、商品を購入したら、そのアフィリエイターのアカウントに報酬が加算される。
ASPは、月締めなどで、アフィリエイト経由での売り上げがどの商品で何件あったかを計算して広告費としてマーチャントに請求し、マーチャントは請求に応じて広告費をASPに支払い、ASPはアフィリエイターそれぞれに報酬を支払う。
ほとんどの場合は購入に対して費用が発生するCPA形式だが、マーチャントによっては、より多く紹介してもらうためにCPM(表示されるごとに報酬)やCPC(クリックされるごとに報酬)の形式で出稿する場合もある。
アフィリエイトは必ずしもブロガーが趣味で行うものだとは限らず、世の中の価格比較サイトや製品比較サイトのほとんどは、アフィリエイトのために作られたサイトである。そのため、「価格比較」「製品比較」をうたいながらも、掲載されている製品はアフィリエイトに出稿している店舗やサービスだけだという場合が多い。